2019年5月14日 (火)

老子とリバタニアリズム デジャブをみたのか 根源は同じなのか

NHKの「100分で名著」老子・孫子を読みました。

この「100分で名著」は毎回テーマとなった古典をコンパクトに、わかりやすく解説してくれる非常にいいシリーズです。これまでも君主論や論語、夜と霧などを読んできました。これらの本は従来の解説だけではなく、新たな発見があり、知的興奮をもって読んできました。

私は学生時代に論語を買って空いた時間に手に取ってきました。しかし、同様に買った老子は非常に難解。「無為自然」や「上善は水のごとし」など人口に膾炙された金言は知っていますが、論語ほど読もうという気になりませんでした。

しかし、老子がいうところの水の性質、常に汚いところ、人が忌み嫌うところに身を置くという考えは、私の行動する上での規範(基準)となってきました。行動やものの考え方には大きな影響を与えたと言っていいでしょう。しかし、老子が社会に与えた影響となるとよくわからない。有名なのは老子の影響を受けたトルストイ、そしてその影響を受けたガンジーの非暴力主義。というところでしょうか。

話は違いますが、従来の政治思想は保守とリベラル、資本主義と共産主義という二大対立ばかり。日本はこれ以外の対立軸が見当たりません。

しかし、世界的にはリベラルの考えが世界中に浸透しています。そして橘玲の書籍を読むと世界的には3つの流れがあるようです。まず自由に価値を置くことは当然として、それに平等の視点を追加しているのが、いわゆるリベラル(日本共産党みないな考え)。共同体としての視点を追加しているのが共同体主義(自民党かな?)。そして自由がとにかく最高なんだという価値観が自由至上主義。いわゆるリバタリアニズムです(日本には政党は存在しません。アメリカのティーパーティーか?)。

なぜリバタリアニズムは日本に存在しないのか。簡単にいうと、この考えは、税金を払わない、自分のことはじぶんでやるという、一種の無政府主義に近い。これではお上意識の強い日本では、政党活動は難しいのでしょう。早い話が、真面目にこの活動すれば、国を捨て、隠遁生活を送ることになります。年金を当てにしたり、補助金を当てにしたりする輩が増えている日本では思いもつかない発想でしょう。

老子の思想は小国寡民、争わない、そんな考えですから、リバタニアリズムと非常に近い。不思議ですよね。最新の政治思想と中国古代の社会思想におなじ傾向が見られるというのは。

道は常に無為にして しかも為さざるなし(老子)

2019年5月13日 (月)

筋肉痛は筋トレでなおる 昭和の部活動も意外と本質を突いている

土曜日の農作業(といっても1時間ほどの草刈りですが)がけっこう過酷だったようで、今日は朝から太ももの裏側が筋肉痛です。

筋肉が固くなっているのがはっきりと自覚できる、それぐらい前屈しても指先が足先に届きません。中腰になって前屈みで作業をしたことが悪かったようです。

土曜日の朝、ミューエフエムの「さたすぽ」を聞いていたときに、バレーボールの選手が「筋肉痛のときには有酸素運動をすることで早く回復する」とコメント。このコメントを聞いて、中学生時代のサッカー部の活動を思い出しました。

中学校時代は3年間サッカーをやっていました。ボールコントロールが下手でリフティングも30回がせいぜい。それでも走ること、持久力には自信がありました。何しろ毎日50mダッシュを10本のほか、腕立て伏せやバービーを何セットもやっていたわけですから。

当時はよく筋肉痛になりました。というか毎日筋肉痛でした。だから毎日エアサロンパスの匂いがしている状態。筋肉痛を理由に練習で手を抜くと、サッカー部の顧問が「筋肉痛は筋トレをすればなおる!」と怒鳴る。昭和50年代、根性論が全盛でしたねえ。

でも顧問の怒鳴り声も半分は当たっていたわけです。ハードトレーニングは逆効果ですが、有酸素運動は血流をよくするので筋肉痛は回復していくとか。入浴でも血行をよくすると回復が早まります。これと同じ効果が期待できるってことですね。

結婚直後ぐらいの頃、妻と2人で開聞岳に登ったことがありました。2時間半かけてだらだらと登っていくのですが、これがなかなか意外とハード。当時から運動不足でしたから。下山した頃には下半身がいうことを聞かなくなります。

そこで近くの鰻池温泉に行きました。ここのお湯は熱い。そして地元の温泉なので安い(150円程度だったと思います)。ゆっくり湯船に浸かると自分でも血の巡りがよくなるのがわかります。そして翌日は筋肉痛はまったくない! 不思議なぐらいの回復力でした。 以来、登山に行った帰りは必ず熱いお湯の温泉に浸かるようにしています。でも私にとっては鰻池温泉が回復力ナンバーワンですね。

今回は農作業の後、温泉には行きませんでした。遠いし、めんどくさいし、疲れているし。でも、自宅のしょぼいお風呂じゃ、やっぱり効果は期待できないですね。

湯を出でて満山の涼我にあり(高浜虚子)

2019年5月12日 (日)

いつもの日曜日 家事をしているうちにもう夕方 母の日でも関係なし

6時に起き、朝食を済ませた後は裸麦の瓶詰め作業。高いところから麦を落とします。扇風機の風を当てて籾殻やゴミを飛ばします。容積4リットルの果実酒用の保存瓶では足らず、さらに1リットル用の半分まで入りました。すごいなあ、100ミリリットルだった種が4500ミリリットルと45倍に増えたことになります。

金曜日に小料理屋のおばちゃんからもらった生キクラゲをざるに広げてベランダに干し、妻の実家からもらったグリンピース(スーパーの特大袋いっぱい)をさやから出し、こさんだけは皮をむいて5分間茹でざるに上げました。

布団を干してから妻とスーパーに買い物に行き、帰ってからは食材を冷蔵庫に詰めました。

これらが終わるとちょうどお昼。冷蔵庫の残り物で味噌汁を2人分作り、さきほど買った惣菜(おにしめ、春巻き3本)を妻と分けて食べ、ようやくゆっくりと休憩。ところが火山灰が降っているのか家の中がほこりっぽい。布団を取り入れて窓や戸を閉めます。

午後1時から家の中に掃除機をかけ、妻は日曜大工用品を買いに町へ。1人になってから海外(インドネシア、中国、フィンランド、ドイツ、オランダ、アイスランド)へ送るハガキを書き、3時からはサンウルブズの試合を見ながらアイロンがけ。ハンカチもワイシャツもそれぞれ10枚あるから大変。

午後4時には妻が帰宅。家中締め切っているので室温が30度。今年初めてクーラーを使用。クーラーが入るとアイロンがけも好調に。

午後5時に学校で勉強していた娘も帰宅。カラカラ、カチカチになったキクラゲを家の中に入れ、みんなでアイスクリームを食べて二度目の休憩。

共働きの我が家では、週末の過ごし方はほとんど決まっています。半分が家事。半分が趣味。ゆっくりする暇なんてありません。今週末にした私の趣味は、市民農園(家で脱穀も)、読書、海外文通、テレビでスポーツ観戦。妻は園芸、日曜大工。そんなこんなで時間は過ぎていきます。

あ、もう夕飯の支度をしないと。

「母さん」と庭に呼ばれぬ青葉濃き頃はわたしも呼びたきものを(佐伯祐子)

2019年5月11日 (土)

自然農法の理解者(?)現る やりたいことより土の状態の方が大事 

今日の夕方は市民農園へ行きました。畑にばらまいていた麦わらを畑の4分の1(通路側)にまとめ、クローバーを鎌で刈っていきます。土の表土が見えたらハッピーヒル(お米)の種をばらまきます。最後にその上から麦わらをばらまいて今日の畑仕事は1時間で完了しました。

私の5m×6mの畑は、最も外側の幅50センチは土だけの状態。その内側の幅50センチほどが刈り取ったクローバーを積み上げた状態。そしてそのさらに内側の3m×4mが麦わら(その下にはばらまいた籾)をふりかけた状態の3層配置です。

クローバーを刈り取っているとき、近くの男性が話しかけてきました。「麦をつくったんですか?自分でつくるとおいしいですよね」「そうですね」「収穫した麦はどこで脱穀したんですか?」「ゴム手袋でこすって脱穀しました」「えっ!」「私が収穫した麦の量はこのバケツ1杯分しかありません。穂先でもバケツ4杯分ですからね。全部1人でやりました」

それを聞いた男性は何も言わず、私から去って行きました。

しばらくして別の男性が話しかけてきました。「麦わらを作っていたんですね?」「ええ」「私はどこで麦わらをもらおうかと考えていたんですよ。だから麦をつくっているのを見てすごいなあって思っていたんです」「まあ、基本どおりにやってるだけなんですが」「去年はみんなサツマイモをつくっていたから病気が発生したんですよ。こういうときにはイネ科の作物をつくるといいらしいですね」「そんなことがあったとは知りませんでした。ありがとうございます」

私の畑が草だらけで管理していないと苦情を言う人もいれば、麦を植えて感心だという人もいる。おもしろいですね。

しかし、今日は私の畑の異変に気づきました。場所によってはクローバーの根が土の表面に広がっているだけ。根がまったく土をつかんでいない! だから簡単に根こそぎとれる。つまり、コンクリートのように堅い土があると言うことです。麦も簡単に根が抜けましたが、まさかクローバーもこういう状態だとは想定外。この畑の土は相当に病んでいますよ。

これじゃあ病気が発生するのも無理はない。それでもみんな普通に野菜を作っている。しかもタマネギ、ジャガイモと話し合って決めたかのように全員が同じ野菜を。彼らは自分がつくりたいものをつくって何が悪いというでしょうが、私にとっては土や植物をちゃんと見ているのか疑問です。

不耕起、無肥料、無農薬、無除草を実践しているといいながら、なぜ今日はクローバーを刈り取ったかと逆に私の行為を疑問に思う人もいるでしょう。私はこの半年、いろいろな野菜の種を播きましたが、発芽したのはクローバーがないときだけ。クローバーの勢いが旺盛なときは何を播いてもムダ。しかし、野菜や麦が発芽した後はクローバーがどんなに生い茂っても大丈夫。ということを学びました。今回はその学びを実践しただけです。自然農法を何でも盲信しているわけはありません。

今日播いたハッピーヒル(2400粒)が無事に芽を出し、すくすくと生長していけるのか、根気強く見守っていたいです。

青春という字を書いて横線の多いことのみなぜか気になる(俵万智)

2019年5月10日 (金)

春秋戦国時代をドラマ化した女の残酷物語とテレビ欄の記事との差

苦労を積み重ねた後の成功物語は見る者を引きつけます。たいていはその主人公は幸福な身の上であることがスタートです。一度どん底に落ちて、そこからはい上がっていくストーリーが多くの人の共感を呼ぶのでしょうね。

中国ドラマを欠かさず見ている妻が、最近は「ミーユエ」を見始めました。時代は春秋戦国時代。楚の国に生まれたミーユエが、さまざまな苦難を乗り越えて秦の王妃となるストーリーです。

今日の話は、楚の懐王に献上された魏美人が、懐王の妃の妬みを買い、策略に陥って鼻を削がれ、処刑される話だったと妻が教えてくれました。このドラマの第1回放送では、大の字になって手足をそれぞれ牛につながれた罪人の四肢が引き裂かれるシーンがありました。さすがに削いだり、引き裂かれたりする映像はありませんが、中国ドラマ(というか中国の刑罰)は残酷ですね。

ドラマを見ていた妻が「楚の懐王ってどんな人?」と訊くので、久しぶりに「史記列伝」(司馬遷:しばせん)を開き、屈原の章を読んで聞かせました。懐王は秦に騙されて幽閉され、隙をみて趙に逃げたものの亡命を拒否され、最終的に秦で最後を遂げます。暗君の代表的存在です。ちなみに屈原は懐王の有能な忠臣。周囲の讒言(ざんげん)によって解任され、最後は河に身を投げた人物です。

「史記列伝」を書き残した司馬遷も讒言にあって宮刑(男性器を切除する刑罰)に処せられ、その後は宮廷を去って執筆活動に専念した人物。それだけに、同じ境遇にあった屈原に対する入れ込み方は半端ではありません。身を投げるところの描写は、切々としたもの悲しさがあります。

今朝の新聞のテレビ欄、夜7時30分からNHK総合では「プロ野球 ソフトバンク×ロッテ」が放送予定とありました。その副題が「若鷹軍団の快進撃が止まらない!▽日替わりで活躍中の若鷹軍団!今宵のヒーローは果たして誰に?」だから笑わせます。

おととい、昨日とサヨナラ負けだったのに。まあ、それはともかくと思い直してテレビをつけると、試合は4回裏でロッテが8-0とリード。すでに勝負ありだったので5秒で消しました。

新聞の原稿は前日の夜が締め切りなので仕方がないとも言えますが、あまりにも現実との差が大きすぎる。この脳天気な副題を書いた記者は、よほど狂信的なホークスファンか、プロ野球に全く関心がなく、ただ九州地区の視聴率を引き上げることしか考えていない人としか思えない。

司馬遷と比較するのもおこがましいですが、現実と乖離している記事は滑稽です。

有名な歌人、石川啄木も心の叫びをいくつもの短歌に託しています。これって絶対に教科書には掲載されないでしょう。でも、カラ元気の振りして上滑りするよりずっといいと思います。

どんよりとくもれる空を見ていしに人を殺したくなりにけるかな(石川啄木)

2019年5月 9日 (木)

ホークス2試合連続のサヨナラ負け 勝負と運の流れの存在

ホークス対イーグルスの試合をテレビで見ていました。

試合は3対2でホークスがリード。ホークスの先発投手大竹が左腕から投じる変化球に、楽天のバッターは対応できておらず点差は1点でも勝てる試合でした。

ところが8回裏はモイネロに交代。いきなり代打渡辺に同点ホームランを浴びます。9回表、ツーアウト1,2塁のチャンスにバッター甲斐は1球目の変化球、2球目の直球を見逃していきなり追い込まれます。おいおい一体何のボールを待っているんだよ。最後は低めのボールになる変化球を空振りして三振。完全に流れに見放されました。

9回裏は昨日中継ぎに失敗した甲斐野がリベンジ登板。しかしながら今日もイーグルスはノーアウト1,2塁のチャンスをつくります。バッター銀次の送りバントの構えに対してホークスは極端なバントシフト。銀次はヒッティングに切り替え、ボテボテのゴロが無人の二遊間を抜けて外野まで転がり、ホークスは2試合連続のサヨナラ負け。

「試合の流れ」と言いますが、好投の大竹が降板したことでホークスにあった流れがイーグルスへと傾きました。そして甲斐の三振。これが決定的でしたね。残念ながら甲斐野にはそれを引き戻す力がありませんでした。

阿佐田哲也の本に「Aクラス麻雀」があります。私が20歳のとき、マージャンにはまっていたので何度も読んでいました。印象に残るアドバイスが「満貫に振り込んだ後はベタ降りすべし」でした。当時はどんな配牌でも役をつくってあがろうとしていましたが、最初からそれを放棄する打ち方があるなんて、まさに目から鱗でした。

阿佐田は勝負には流れがあるということを認識していたんでしょうね。数学的にはマージャンも「大数の法則」としてそのようなものは存在しない、すべては確率の世界だと言いますが、ギャンブラーは流れを大切にします。阿佐田哲也はもちろんのこと、勝負師であるプロ野球選手もきっとそうでしょう。サッカーでもプロレベルの強いチームの試合では必ずどちらのチームにも我慢の時間が訪れます。そこを全員でしのげるか、流れ(勝ち運)を引きつける強力な(強引な)選手がいるかどうかが勝負を決めるポイントだと、私は信じています。

生命線ひそかに変えむためにわが抽出(ひきだし)にある 一本の釘(寺山修司)

2019年5月 8日 (水)

スマホから注文できる居酒屋鳥将軍 ITの導入はここまで進んでいる

仕事帰りに久しぶりに独りで飲みました。

寄った居酒屋は都通電停前の鳥将軍。昨年12月にオープンしたのは気づいていたのですが、このころは1人飲みを止めていたので行かないまま半年が過ぎました。今日はたまたまバスを待つ時間が30分あったので思い切ってお店に入ってみました。

午後6時をまわったばかりということもあって、店内にはお客は誰もいない状態。店員もお姉さん(といっても歳は私と同じぐらい)が1人だけ。独り占め状態でした。

さっそく生ビール(小)と鳥刺しを注文。お通しは枝豆とキャベツ。結構ボリュームがあって十分満足できました。これで税込み1440円。オー、リーズナブル。

文庫本「ロングテール」(クリス・アンダーソン)を読みながら飲んでいると、店員さんが話しかけてきました。気さくな人です。そのとき持ってきたのがQRコード。このQRコードをスマホで読み込むと店内のメニューがスマホでオーダーできるとか。というわけで店内には呼び鈴がありません。「このシステムは九州初なんですよ」と自慢げに紹介していました。支払いが終わるとアプリ(?)も消去されるということで後でメールやイタズラなどの心配もないとのこと。

残念ながら私はガラケー(らくらくフォン)。話を合わせて聞いていましたが実践は無理。スマホを持った友人と来たときに、ということで勘弁してもらいました。

アマゾン商法、多様なアプリ、スマホ決済など、流通や消費、金融のあり方は年々変化していきます。もちろんすべての技術が残るわけではなく、どんどん現れては次々と消えてゆきます。デジタル呆けのおじさんはとてもついていけません。傍観者として世間の慌ただしい動きを眺めているだけです。これらのシステムが確実に定着したときになって、ようやく私もやろうかなって気持ちになるかも(たぶん無理ですけど)。なにしろ私は常に流行に背を向け続けている天邪鬼(あまのじゃく)ですからね。

人はみな馴れぬ歳を生きているユリカモメ飛ぶまるき曇天(永田紅)

2019年5月 7日 (火)

赤い彗星シャアのリーダーシップ ビジネス本もここまで来たか

「シャアに学ぶ”逆境”に克つ仕事術」(鈴木博毅)を読みました。

機動戦士Z(ゼータ)ガンダムの主人公、シャア・アズナブルのセリフや行動から、ビジネスマン(上司)としての振る舞いや部下の育成方法・組織のマネジメントを学ぶスタイルです。

以前、機動戦士ガンダムに学ぶリーダーシップという本(正式な書名は忘れました)が、登場人物ごとに成功例、失敗例などと教材にした面白いスタイルだったので、おそらくこの続編(?)だろうと図書館で借りてきたのです。

機動戦士ガンダムがテレビで放送されていたのは私が小学生の時。これは毎回テレビで見ていました。しかし、次のZガンダムからはまったく内容を知りません。今回のビジネス書を読んで、初めてZガンダムがシャアの物語であることを知りました。

そして今回読んだ本でも、ビジネス書としての教材は、シャアの言葉や行動に焦点を絞っていました。アムロやブライトなど懐かしい登場人物にも光を当てているのですがそれはごくわずか。シャアの魅力って凄いんだと今更ながら(30年以上経って)認識しました。

もう20年ぐらい前のこと。手帳に凝った時期がありました。そのとき興味深かったのが手帳に自分のお気に入りの言葉(座右の銘みたいなもの)や人生の目標を書き込むスタイル。手帳のガイドブックで紹介された事例に「シャアの演説集」があってびっくり。根強いガンダムファンがいることはいろいろ見聞きしますが、ビジネス手帳に演説集を貼り付けるぐらい凄いのかと驚きました。

私が小学生の頃のビジネス書として、月刊「プレジデント」がありましたが、ここで取り上げられた人物は経営者、戦国武将、プロ野球の監督、軍人などでした。作戦好き、戦史好きだったわたしは熱心に読んだものです。当時のビジネスのお手本はすべて実在の人物だったのに、それが今ではアニメのキャラクター、ガンダムのストーリーがビジネス書の教材になっているのですから、時代は変わりますよね。

次の令和の時代のビジネスの教材は何でしょうか? いまどきの子どものヒーローはビジネス書には馴染まないだろうな。いや逆に、ビジネスのあり方自体が大きく変化しているかもな。

人生の黄金律を今と呼ぶ(関口比良男)

2019年5月 6日 (月)

麦の脱穀作業に1日がかり 妻曰く「それって人生のムダじゃないの?」

昨日の午前中、市民農園で刈り残していた麦穂をすべて摘み取りました。その後はしばらくクローバーで覆われた地表の様子を観察しました。

この4日間晴天続きだったにもかかわらず、クローバーをかき分けてみると地面はじっとりと濡れています。そしてクローバーの根元には白い綿状のものや赤い小さな粒が多数みつかりました。何かは不明ですが昆虫の卵かカビの類(たぐい)でしょう。他にも多様な甲虫、バッタ、そして大きな地蜘蛛がみられました。畑に植えているのは裸麦とクローバーだけですが、ここに住み着く昆虫類はずいぶん種類が増えました。

しらばく観察をしてから除草作業開始。まずは穂がなくなった麦を引き抜きます。根が浅いためスポスポと容易に抜けます。抜いた後を手で触ると冷たい。そして固い。私の期待とは違いました。抜いた麦の根の土をほどき、麦わらをバラバラにして畑全面にまきました。

次に境界から30センチの幅にある緩衝帯(除草を徹底していて土が露出)からさらに10~20センチほどにあるクローバーを土ごとスコップで切り取り、私の畑の中に投げ込みます。つまり除草徹底の緩衝帯の幅を50センチに広げたわけです。これでまた苦情がくれば怒りますよ!!!

今日は麦穂の脱穀作業です。1~2日、自宅のベランダで干していた麦をレジャーシートの上に広げます。まずは棒でたたいてバラバラにしようとしたのですが、全然効果なし。そこでシートにくるんで足で踏みつけたのですが、これまた効果なし。午前の2時間は試行錯誤の連続でした。

お昼ごはんを食べてから作業再開。妻がゴム手袋を提供。これをはめて穂先の方から指で逆なですると面白いように種がとれます。でも麦のとげがちくちくして指先が痛い。

3時の休憩でおやつにケーキを食べた後は、ゴム手袋を二重にはめました。両手ですりあわせるように麦穂をこすります。痛みもなくて作業効率がアップ。午後5時頃にようやく終わりました。

その後は園芸用の篩(ふる)いをつかって種の選別作業。風が強いので上から篩うと籾殻が遠くへ飛び散り、種は下に持ちます。30分ほどでこの作業も終了。やれやれ。

この大型連休中、農作業に4日、時間にして10時間費やしました。裸麦の種の収穫量は確実に一升を越えています。脱穀作業がこんなに大変だとは思いませんでした。

作業を終えた私に妻は「それって人生のムダじゃないの?」とぼそり。「じゃあこの時間に何しろっていうの?」「例えば何か学ぶとか」「それなら日頃から本を読んでるよ。人生は学びだけではなく、こうして何も考えずにひたすらを脱穀作業をすることも、わたしにとっては大事だよ」。そう答えると妻は何も反論しませんでした。勝ち気な妻にしてはめずらしいこともあるものです。

猿山のサル見ておればカッコよき君のセリフを忘れてしまう(俵万智)

2019年5月 5日 (日)

レブナイズ最終戦 今日もやっぱり負けちゃった

レブナイズの今シーズン最終戦を観戦しました。相手は岩手ビッグブルズ。

前半はボイキンのシュートがじゃんじゃん決まり、ベインがリバウンドをばんばんキャッチ。第2クオーターの途中では9点差までリードを広げました。

この間、私の前の席には女子高生らしい3人組が座っていたのですが、彼女たちはまったく無反応。プレイが止まる隙を見てはスマホをいじっていました。MC岡田が「前半もあとわずか、さあ、点差を広げていきましょう」とアナウンスしてから岩手が追い上げ始めます。後半からはレブナイズのシュートの精度が落ち始め、逆転を許します。

第4クオーターが始まったときには、岩手のリードが10点差まで広がります。MC岡田が「まだまだ逆転できる」とアナウンスをしたあたりは一進一退。残り3分を切ったあたりからボイキンの3Pシュートなどが決まり、4点差まで追い上げます。さらにベインが2本のフリースローを得ました。

このとき、私の後ろの客席から「どうせ外すよ」をぼそり。確かに2本ともフリースローは外れました。この後はレブナイズは無理なディフェンスや遠距離からのシュートを繰り返し、点差は広がる一方。再び10点差がついたところでゲームセットとなりました。

今日のレブナイズは、永山はけがでベンチ。福田は出場したけどオフェンスではボールを触る機会がほとんどなし。川上も不調。全体としてゲーム中盤でスチールされる機会が多すぎる。これでは勝利は遠い。オールラウンドプレイヤーのボイキンとセンターのベインは圧倒的な戦力です。しかし彼らだけでは勝てません。

ところで、今日は高校生以下は無料招待の日。そしてユナイテッド観戦者(昨日の柏レイソル戦)は入場料が半額、ということで1000人近い観客を集めました。1階自由席のチケットを買ったのですが、席はすべて埋まっていたのでやむなく2階席で応援。1階席を占拠したMBCの関係者がアイドルおっかけのような手製の応援うちわを持参するなど、応援も盛り上がっていましたからそれは我慢できます。

しかし、なぜここに来ているのかと疑問に思うような観客が私のまわりにいたのも確か。いちいち不愉快な思いがして、試合展開とは逆に、私は全然盛り上がりませんでした。

まあ、いかにもレブナイズらしい、といえばそのとおり。今シーズンのレブナイズを象徴する最終戦でした。最後に「ボイキン、1000得点おめでとう。YOU ARE GREAT!」

金魚手向(たむ)けん肉屋の鉤(かぎ)に彼奴(きゃつ)を吊り(中村草田男)