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2022年6月 5日 (日)

アメリカ軍人には人権はないのか? 鹿屋基地への米軍配備

昨日の夕方、地元鹿児島のニュースを見ていると、鹿屋航空自衛隊の基地にアメリカ軍の無人偵察機配備についての地元説明会が行われていたことが報じられていました。

住民の声として「沖縄在日米軍は夜に犯罪を行っている。アメリカ人の夜間の外出は規制すべきではないか」という意見が紹介されていました。

これを聞いて私は耳を疑いました。いつの間にか、アメリカ軍人は犯罪者集団となっていたみたいです。日本では犯罪を犯して有罪が確定すれば、刑務所に入ってその罪を償わなくてはいけません。刑事裁判で有罪が確定しない限り、裁判中は一定の制約はありますが被告人の基本的な人権は保証されます。

ところが、この住民は、「地元住民の安全を守る」ためなら、「アメリカ軍人の行動の自由は制限してもいい」というのです。いうまでもなく移動の自由は基本的人権そのものです。日本国憲法の条文を探さなくてもわかるぐらいの常識です。外国人の権利がすべて憲法で保証されているかは学説がさまざまですが、行動の自由については日本人と同じく保証されていると思って間違いないはず。

ところがアメリカ軍人にはこの自由は保証されていないと考えているようです。この人は。アメリカ人の人権など制約していいのだと。

確かに日米地域協定があり、アメリカ軍人を日本の刑法でさばくことに制限があります。これは安全保障上・国際関係上、クリアしていかなければならない課題であることは当然のことです。私も異論はありません。

私が言いたいのは、犯罪を犯していないアメリカ人も、軍人というだけで犯罪者扱いするすさまじいまでの偏見です。先日鹿屋市で殺人事件が発生しました。鹿児島県内ではこの10年で殺人事件はほかにも数件起きています。在日アメリカ軍人が犯した殺人事件の件数よりも多いのではないですか。では、安全のために鹿児島県民の外出を制限しろといったら、あなたはどう思いますか。

関東大震災のときに、朝鮮人虐殺という痛ましい事件がありました。朝鮮人を殺した人々はみんながみんな極悪非道な人ではなかったと思います。それどころか住民思いの人たちだったのではないでしょうか。そしてすべての朝鮮人が犯罪者と断定した。確たる証拠もないのに。

私は常々思い知らされます。歴史は繰り返すってこういうことなんだろうなって。

かんちがいされていませんかとぼくに言う血まみれのミッキーマウス(加藤治郎)