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2022年5月10日 (火)

甑島への日帰り旅行 島内一周に挑戦してみた

今年の5月の大型連休中は、妻と甑島にでかけました。鹿児島県内最長の橋である甑大橋をみたことがないことと、下甑島にはでかけたことがないので、早く見てみたいというのが理由です。

川内港を午前8時50分発の高速船に乗船。舳先(へさき)の座席に座ったのですが、波が1メートルほどあったことで上下に揺れました。どうやら舳先ほどよく揺れるようで常連客は争って後方に座っていました。知らない私は空(す)いていた舳先に座ったのですが、まあしょうがない。周囲の幼い子どもたちは気分が悪くなったようで、あちこちでゲロってました。私と妻は船内の甑島観光のビデオを見て過ごすことができましたからいいんですんけど。

さて、午前9時40分に上甑島の里港に到着。レンタカーの手続きをしてから、下甑島の最南端の集落である手打に向かいます。途中、中島、中甑島を経由。甑大明神の隣にある甑大明神橋、アーチが連続する鹿の子大橋、そしてお目当ての甑大橋を渡ります。甑大橋はそれぞれの島のトンネルと直結。甑島が断崖絶壁の島であることの証明ですね。トンネル、橋、トンネルが連続しているなんて、めったに体験できませんよね。

午前11時に手打に到着。手打漁港脇にある「てうちん浜や」で昼食をとることにしました。外見はきれいな建物なのですが、物販はなし。メニューもカレー、ちゃんぽん、唐揚げ定食など、甑島らしさがまったくない。

かろうじて刺身定食(1700円)がありました。紙に汚い手書きで刺し身が石鯛、赤イカなど5種類ほど。私はこれを注文しました。

刺身定食はほどで出てきましたが、紙に書いてある刺し身とはまったく別の魚。盛り付けも汚い。そして妻が注文したカキフライ定食は私より15分ほど遅れて出されました。カキフライは高温で長く揚げたのでしょう。衣はかたく、中はぱさついていました。

厨房はおっちゃんがひとりだけのようで、ホール担当も高齢のおばちゃんがひとり。私がいたときのお客さんの数は10人ほど。ふだんはお客がいないからこういう体制なんでしょうか? 「仏作って魂入れず」というか、立派な建物を作っても、そのなかで働く人がいいかげんだと「もう一度いってみたい」という気持ちになりませんね。残念ですが。

正午になって手打の武家屋敷をクルマで通過。その後は北上して青瀬にある滝、島の西側にある瀬々野の展望台からナポレオン岩を望み、長浜にもどってからはあちこちの展望所によって北上。

午後2時に中甑港に到着しました。「観光船かのこ」の出港時間にぎりぎり間に合いました。この日は波があったようで東海岸のクルーズ。うみねこへの餌やり体験など、普段はできないことができて満足できました。

午後3時に帰港。港にある「コシキテラス」は建物をきれいで「コシキバーガー」などのオリジナルメニュー、しゃれたお土産品も陳列されていて、店員も若くて元気がありました。お昼を食べるならこちらがよかったなあ。

このあとは上甑島を北上して長目の浜をまわり、里トンボロ(島と島を結ぶ砂州のこと、天橋立のようなもので、函館が有名ですね)の展望できる道路をまわってから午後4時半にレンタカーの会社に戻りました。

里港の出港は午後5時10分。午後6時に川内港に到着。帰りはほとんど揺れず、快適でした。

JR川内駅から川内港にはシャトルバスがあり、甑島島内には船の到着時刻に合わせて観光バスも運行しています。行政は本当によくやっていますね。あとは地元の観光関係者がどれだけがんばれるか。残酷なようですが、公共交通機関や道路、施設などの環境が整えば整うほど、能力がない人やホスピタリティ(おもてなしの心)がない人は言い訳ができなくなりますね。

箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄る見ゆ(源実朝)