家族 Feed

2022年10月10日 (月)

友達以上恋人未満 どころか 知り合い以上友達未満

私は小学校まではクラスの仲間と友達となり、一緒に遊んでいましたが、中学校になると数が次第に少なくなりました。高校になると一緒に勉強をするという意味での仲間はいましたが、「遊ぶ」ということがなくなりました。

大学生になってからも、同じサークルの連中と飲んだり、議論したり、マージャンをしたり、ということもありましたが、交友関係は非常に狭くなりました。

社会人になってから、複数の会社を経験しましたが、同僚らと「一緒に飲みに行く」ことはあっても、趣味などの時間を一緒に過ごすことは数えるほど。就職して数年で結婚して子どもが生まれたということももちろん関係はありますが、私自身、積極的にそういった交友関係をつくろうとしてこなかったのは確かです。

子どもたちが大学に進学して自活を始めたこともあり、私はしばしば会社の若手を誘って飲みに行くようになりました。部下だから誘いやすいというのもありますが、若手連中がほとんど飲みに行かないという話を聞いて、「これでいいんだろうか」と疑問に思ったことが根底にあります。

私は職場で冗談を言うことはほとんどなく、人を褒めることもめったにありません。どちらかといえば、機械的に、能率的に仕事を処理していって、部下の相談にも端的かつ簡潔に答えるタイプです。

ちまたでは「雑談力」がもてはやされていますが、私は苦手です。私は小さい頃から戦記物を読んでいた影響なのか、日頃から弁(べん)を弄(ろう)するよりも直言実行を旨とするようになり、「言は簡を尊ぶ」が性格になってしまったみたいです。

昨夜は職場関係の飲み会でした。同じアパートの若い女性など、私以外は全員初対面という設定だったので盛り上げようとしたのですが、私の話は上滑り。逆に、相手の話に合わせようにもうまく返せず。こんな感じで一次会は終了。

2次会は別のメンバーの行きつけの店にいったのですが、こちらでは合流してきた別のグループの人達の愚痴を聞く羽目になり、肝心の若い女性とは話をしないまま。

そうしているうちに、一緒に来たメンバーが眠そうにしていたので、場を切り上げることにしました。アパートに向かう帰り道では私と彼女の二人だけで歩きながら話をしたのですが、中身が深まることはなく終わってしまいました。これでは二人の仲が進展することはなさそう。まあ仕方がないですね。20歳の年齢差ですから。

似たるこそ友としよけれ交はらば我にます人おとなしき人(日新公いろは歌)