2019年5月25日 (土)

草がぼうぼう生えて大変ですね ・・・雑草ではなく緑肥なんですけど

今朝、市民農園に行ってきました。

先週末は大雨。今週は一転して爽やかな好天が続きました。今朝も快晴。早朝にもかかわらず、数人のおじさんたちが畑仕事に勤(いそ)しんでいました。

とりあえずと畑の境界付近の草を剥ぎ取っていると、隣の借主が話しかけてきました。「畑を借りたんですか?」「はい、そうです」「草がぼうぼう生えているから大変でしょう」「まあ、ぼちぼち草刈りをやっていきます」「前の人はよく肥料を入れていましたよ」「そうでしたか、ありがとうございます」

私がこの畑を借りたのは10ヶ月前。普段から人目につかない時間帯に来ているので私の顔が知られていないも無理ありません。麦をつくっていたことも気づかなかったんでしょうね。今の私の畑は、4分の1にはクローバーが生い茂り、のこりの4分の3には麦わらが敷き詰められています。当初は黄金色だったのですが、半月ほど経過して亜麻色になっています。その麦わらの隙間からクローバーがちょろちょろ生えている。そんな感じです。

クローバーは緑肥として使用されるのですが、周りの人からは雑草にしか見えないのだと改めて思い知らされました。前の人が肥料を入れていたとのことですが、どんな肥料だったのでしょう。裸麦の収量からいっても、カブやチンゲンサイの出来をみても、それなりに地力があったのは間違いなさそうです。

今の私の畑には薹(とう)が立って食べられなくなったセロリが一本、すくっと立っています。がそれ以外は野菜らしきものはありません。麦わらをよけて、地表をみても2週間前に播いた種籾はまったく発芽せず、そのままの状態。もうしばらくは周囲から雑音が聞こえてきそうです。

翌朝、クローバーの部分にかぼちゃの苗を3本植え付けました。自宅のプランターで発芽したものです。ようやく本葉がでてきたので移植しても大丈夫でしょう。移植する場所、30センチ四方のクローバーを刈り取り、真ん中に植え付け。これを2カ所。もう一つは麦わらとクローバーの境目あたりに直(じか)に植えました。

地表には地蜘蛛の巣がいっぱいでした。5百円玉ぐらいの大きさが白い網が朝露に濡れていくつも光っています。刈り取ったクローバーが枯れていたので持ち上げてみると、エンマコオロギがじっとしていました。そしてお尻が白い地蜘蛛がぴょんぴょんはねて逃げていきました。

家に帰ると大きなトノサマバッタが2階にある網戸とガラス窓の間に閉じ込められていました。そういえば昨夜、窓にゴンゴンぶつかる音が聞こえていたのですが、まさかトノサマバッタだったとはね。虫の様子を見る限り、鹿児島はすでに秋ですね。異常気象とはいいませんが。どうも気になります。

鈴蘭(すずらん)のりりりりりりと風にあり (日野草城)

2019年5月24日 (金)

トランプ大統領とアメリカ議会の仲 日本の政治と同一視してない?

トランプ大統領が日本にやってきます。大相撲の観戦をするなど世間を賑わせそうです。

今は中国との貿易戦争がテレビで取り上げられます。先日はこの影響でかつてのトランプの支持者がどんどん離れているとの報道がありました。ふーん、ひねくれ者の私には眉唾物(まゆつばもの)です。

確かに貿易は、得する人がいれば損をする人もいます。価値を交換することが互いの富を増やすというのは合理的に考えれば間違いありません。でも日本はどうですか? TPPの交渉のとき、日本政府が貿易推進の立場であるのに農家はこぞって反対。政府・自民党の最大の支持者である農業経営者が反対しているのに安倍政権は強固。言いたいことがわかりますよね。

「中間選挙後のトランプ政権の行方」(中林美恵子)を読みました。半年前の講演記録です。この講演では鋭い指摘が多々あります。

トランプ大統領の支持率は就任当初は44%。さらに減るなどの変動はありますが今でも同じぐらいです。一方不支持率は55%前後で、一貫して不支持が上回っています。ではなぜ大統領選挙、そして中間選挙(上院)で共和党が勝利したのか。それはトランプの不支持の有権者層は、投票所に足を運ばないからです。

次に中間選挙の解説も面白かった。共和党は上院を制し、下院では民主党が勝利しました。しかしかつて私が指摘したとおり、大統領側の政党は下院の議席を減らすのが普通です。そして何よりアメリカ議会は国民に不人気で、議会の支持率は20%を下回り、不支持率は70%を超えています。知ってましたか? 議員内閣制の日本の構造と大統領制は全く違うのです。

そして宗教の分析も面白かった。アメリカでは全投票者の半数がプロテスタント。そのうちの過半数が共和党に投票しています。ユダヤ教徒は全投票者の2%で、その8割は民主党に投票しています。

おかしいとは思いませんか? トランプ大統領の反イラン政策やエルサレムへの首都移転計画について、ユダヤ人を支持層としているかのような報道があるのに。実は、これらの施策はユダヤ教徒のためではなく、プロテスタントの中の福音派のためなのです。アメリカでは「有権者の4人に1人は福音派」と言われているそうです。福音派の75%は共和党に投票しているというから驚きです。

そして最も驚くべきことが。各社の世論調査をまとめると、トランプ大統領になってからよい方向に向かっていると答える人が徐々に増え、悪い方向に向かっていると答える人が減っている事実。オバマ政権が放置してきた中国問題に対してトランプ大統領がはっきり非難し、対策をとっていることが評価されているからです。

私たちはどの国の政治も同じ構造だと、知らず知らずのうちに思い込んでいるようです。自分だけの色眼鏡を通してアメリカの政治をわかったつもりになっているようです。

違う色の眼鏡、あるいは違う角度からの景色を眺めることがとても大事ですよね。

「泣くなよ」と言われて気づく今我が泣いているのは「わたし」のためと(俵万智)

2019年5月23日 (木)

「私残業(失敗)しないので」「私定時に帰ります」時代を変えるのは?

昨日、私の上司が「定時で帰ります」を録画しているので帰宅して見るという話をしていました。残業が多い私の会社。上司もそれを気にしていて早く帰れるようにと口をすっぱくしています。

何かヒントを得たいのでしょうね。このときは「向井理が爆弾発言をしていた」とコメントしていました。このドラマを一度も見たことがない私はちんぷんかんぷん。適当に話をあわせておきました。

数年前はドラマ「ドクターX」の米倉涼子にはまっていました。男優位の医者の世界に飛び込み、天才外科医として腕一本で切り抜けていく爽快感がたまりませんでした。男は能力がないだけに権力に阿(おもね)る、そして権力争いとは無縁の女性が問題を解決(困難な手術を成功)していく。

「私定時で帰ります」は見たことはありませんが、やはりこちらも女性が主人公。いまどきの孤独な人たちが残業にすがって生きている会社では異質な存在なのかも知れませんが、そんな女性達が会社(組織)を変革するのを示唆しているようでなかなか面白い。

かつては、給湯室やトイレでおしゃべりの花を咲かせ、会社の男性社員と不倫をしたり、入社して数年後には結婚退職、というのがステレオタイプなOL(今では死語?)でした。

私の偏見かも知れませんが、今や私の会社では、個人差はもちろんあるものの、総じて女性社員の方が優秀です。コミュニケーション能力が高く、パソコンのスキルも男性より上。そしてまじめです。意識がずいぶん違ってきました。

男性社員の方が上だなと思う能力は「上司への貢献(媚(こ)び諂(へつら)い)」と「仕事熱心さのアピール(効率よく働くより長時間労働)」。と言えば言い過ぎでしょうか?

これまでは女性社員は若いうちに(寿)退社していくので女性は常に少数派。結果的に多数派の男性が力関係では上のように見えました。しかし、数年後、我が社の男女の力関係はどうなっているのか。とても気になります。

ハンカチを取り出す君の綿シャツのチェックに夏の蝶が来ている(俵万智)

2019年5月22日 (水)

金田一耕助の推理に必須のアイテム 相続関係図作成の取り柄

先日、上司から仕事を頼まれました。その仕事とは契約の相手方が死亡して履行が2年近く放置された債権。事務が停滞したまま、当時の担当者は他の営業所に転勤。その後は後任者を含め、誰も手に負えないからと先送りされてきた案件でした。

問題となった話の内容を現在の担当者に聞いてみると、契約の相手方の相続人の代表者として名乗りを上げたのが姪。しかし、本当にその人が相続人の資格があるのかわからないと思い悩んでいたと言うことでした。

民法では、配偶者は必ず相続人になります。そして相続人で最も優先するのが子(直系卑属:孫、ひ孫)。子がいないときは親(直系尊属:祖父、曾祖父)。そして子も親も存在しないときが兄弟。兄弟が死亡しているときはその子、つまり甥、姪が相続人になります。それ以上は相続は広がりません。

引き継いだ書類には戸籍謄本がいくつも入っていました。話を聞くと「戸籍謄本の見方がよくわからなくて・・」との弁。確かに昔の戸籍は手書きなので判読が難しく、また戸籍が改製される度に除籍した人は記載されなくなるので切れ目なく戸籍謄本を取り寄せないと何が何だかわからない。

そういう案件が全部で3件ありました。早速その日のうちに、引き継いだ書類や戸籍謄本を紐解(ひもと)き、夕方には3件とも相続関係図が完成。もちろん、すべての戸籍謄本がそろっているわけではないので完璧ではありませんが、この人とこの人の戸籍謄本が不足しているということを明らかにしておきました。

翌朝、上司に報告。今後の対応方針について了承を得て、必要とする戸籍謄本を取り寄せる手続きを行ったところで、とりあえず一段落。後は戸籍がそろった時点で相続人を確定し、正式に契約履行の手続きをとることになります。2年近く停滞していた案件が、わずか1日で動き出したわけです。

なぜこんなに手際がいいかって? 私は昔、土地登記(相続登記)の仕事をしていました。明治時代の読みにくい筆書きの文字、戸主制度(家督相続)、改性、結婚・離婚、養子縁組、相続放棄などの複雑な問題。そういう戸籍を読み解く経験を積み重ねてきました。

私は行政書士や司法書士ではないので、これを生業(なりわい)にすることはできませんが、金田一耕助のように相続関係図を作成して、謎を解明していく作業をしているときはわくわくします。たぶん私の性格に合っているんでしょうね。

オルゴール芯のいがいが手触りを思いつつ古き旋律(メロディ)聴けり(大塚寅彦)

2019年5月21日 (火)

ロングテールが指し示す将来の苦情処理 攻めているよなあ

「ロングテール」(クリス・アンダーソン)の「デル地獄」のエピソードは面白かった。

ノートパソコンを製造しているデルコンピュータは世界的なメーカーです。グーグル・トレンドで「デルはひどい」を検索すると検索回数のピークが3つあることがわかる。そして「デルはひどい」を検索している場所の1位がテキサス州オースティン。ここはデルの本拠地。そう、デル社が最も「デルはひどい」を検索している。

そして同書は指摘します。「これが本来あるべき姿なのだ」

デル社は消費者の声に耳を傾けている証拠。デル製品に問題があるときに、その問題をブログに書いてみる。するとデルの誰かが解決のために1週間以内に接触してくるはず。デルにはブログ圏を見守っていて批判が見つかるとすぐ処理する専門チームがあると。

私も会社勤めをしていて批判や苦情を見聞きするのは日常茶飯事。嫌で嫌でしかたがありませんでした。一度は苦情電話が1時間。私も逆ギレして最後は怒鳴り合いに。相手の捨てゼリフが「このやりとりは録音している。2チャンネルに投稿するからな!」

ネットは相手をやっつける手段として最適なのでしょう。何しろ匿名。そして一方通行なので言いたい放題。10年前のことですが、炎上目的の愉快犯も多かったでしょう。私の会社に苦情電話や批判メールが殺到したときは、妻が心配して私の名前で検索してくれました。「あんたの名前で検索しても脅迫とか嫌がらせなんてなかったよ。よかったね」

それがデルの場合、会社防衛のために批判記事を収集している。そして批判したブログに接触を図り、ブロガーの抱える問題を解決していく。これはできそうでなかなかできない。素晴らしいですね。

私は普段、このブログで朝日新聞などのマスコミを批判していますが、批判先からの接触はまったくありません。少なくとも朝日新聞は、そのような戦略はとっていないようです。一般の声を聞くといいながら聞きっぱなしなんでしょうか。それとも新聞記事でその声を反映していると言いたいのでしょうか。

まさか批判が多すぎて諦めている? ではないですよね。デルのような世界規模の会社ですらできることが、日本という小さい市場でしか存在しない会社にできないはずはない。ですよね。まあ、嫌みはともかく、デル社の試みは私も見習わないと。

「口惜しくないか」などと子を責める妻の鋭(と)き声われにも至る(小高賢)

2019年5月19日 (日)

雨の市民農園 農作業に精を出す人たち 私も私なりのやり方で 

今日は11時頃、市民農園の様子を見に行きました。

昨日から雨。屋久島では数百人の登山客が取り残されているとの報道も。鹿児島も土砂降りではありませんが、断続的に雨が降り続きます。そして風が強い。

こんな日は誰もいないだろうと高をくくっていると駐車場には車が3台。ある人はカッパ姿、ある人はポロシャツ姿とそれぞれ思い思いの服装で作業をしています。ソラマメを収穫する人、角材を畑に打ち込む人など様々。好きですねえ。それだけ畑に思い入れがあるんでしょうね。

先週の作業で米籾をまいていたのですが、まったく発芽していませんでした。雨を見越して播いたのに、先週は金曜日までほとんど雨が降りませんでしたからね。昨日からの雨は明日まで続き、その後は晴天が続くとの予報なので、来週こそは発芽している様子が確認できるかも。

先週は全面的にクローバーを刈り取ったのですが、根が残っていることもあって、畑一面に播いた麦わらのすきまから、あちこちで葉が開いていました。まだ背が低いのですが、ぐんぐん伸びていきそう。早く稲が育つよう祈ります。しかし、クローバー以外の雑草は見当たりませんでした。麦とクローバーによって他の雑草を制するという私の試みはうまくいっているようです。

畑の周囲には刈り取ったクローバーを山積みしています。もちろん、私の畑の敷地内ですよ。こちらは雨に打たれて変色し、腐っている様子が見て取れます。匂いはありませんでしたが、また見た目が悪いという苦情がくるかもしれないと思うと憂鬱です。肥料を入れない代わりにこういう方法をとっているのですけどね。まあ、そんな私の考えを理解する人なんていないでしょうねえ。

5分ほど畑の様子をみて切り上げました。この農園で傘を差しているのは私だけ。それだけでも浮いているのですが、私の畑もずいぶん浮いています。緑色の野菜が盛んな様子で葉を広げているなかで、私の畑だけが麦わらの黄金色。いいね!!!!

蜘蛛(くも)は網張る私は私を肯定する(種田山頭火)

朝日新聞の批判の作法 憎き百田尚樹をやっつけるの巻

5月18日(土)の朝日新聞に、「幻冬舎社長、異例のツイート」という特集記事が掲載されていました。そのポイントを簡単に紹介すると

○ 幻冬舎の新刊の出版が取りやめになった経緯を、幻冬舎社長がツイートに投稿した。

○ そのツイートで、この作者の作品の発行部数と実売部数を明かした。

○ 実売部数は内密データ。ツイートはこの業界の慣例を破っている。

○ このことについて、ある大手出版社のベテラン編集員、ある編集者、高橋源一郎、井上荒野、永江朗、植村八潮が幻冬舎社長を批判している。

そして、そもそも問題の発端は、新刊の作者が百田尚樹の「日本国紀」を批判したことが幻冬舎の編集者とトラブルになっていたことだといいます。

さらに朝日新聞は「日本国紀」を巡る問題について、「『ネット上』には『史実の誤りがある』、『他の出版物やウィキペディアの記述と似通った文章があるが出典元の明記がない』という批判がある。批判を受けた一部については、同書の増刷時に告知なく修正されている」との解説記事まで掲載しています。

わたしがこの記事を変だなと思うのは以下の点です。

1 新刊の作家が「日本国紀」をどのように批判しているのかわからない。(『ネット上』の批判と同様の批判であるかのように錯覚しそうです)

2 実売部数の公表が慣例破りという意味がわからない。慣例ってそんなに大事なの?

3 出版取りやめになった作者には理解者がたくさんいる(ように見せかけている?)のに、なぜ幻冬舎以外の出版社から新刊を出さないのか?

偏見あふれる私は次のように勘ぐっています。

朝日新聞は、「1」は、百田尚樹への批判者は他にもいる。だから問題の作家にも非はないと言いたい。「2」は、実売部数を公表するのが一般的になると、朝日新聞も発行部数より実売部数が随分少ないことがばれてしまう。それは困るので「慣例」を絶対視している。「3」は、儲けの出ない本を出版したくない出版社はたくさん存在しているけど「それを言っちゃあ、おしまい」なので、出版社の人間ではなく、建前を述べる識者のコメントだけ掲載している。

「日本国紀」で百田尚樹は、朝日新聞の記事・態度をさんざんこき下ろしています。だったら、その記述に対して反論するのが新聞社の対応ですよね? でも、それができない。だって百田の主張が正しいから。そこで第三者(匿名の「ある編集者は」、「ネット上では」)の見解を引っ張ってきては、別の箇所の揚げ足取りで百田攻撃の雰囲気醸成を図る(あるいは溜飲を下げる)。うーん、すばらしい高等戦術ですね。きっと子ども達にも新聞教育として効果があることでしょう。

結論を言わばあまりに簡明にて長き経緯の甲斐なきごとし(蒔田さくら子)

雨天のサッカー観戦 ユナイテッド惜敗 あなたってクレージーね 

昨日午後3時から鹿児島ユナイテッド対横浜FCが白波スタジアムで開催されました。当日朝から雨模様。妻が「あなたって本当にクレイジーね」とため息をつきながら車で送ってくれました。

鴨池では断続的に雨が降り、風も強い中、約4500人の観客が集まりました。その95%以上は雨合羽(あまがっぱ)やポンチョを着用。熱心なファンがたくさん駆けつけていました。

験(げん)担(かつ)ぎで柏レイソル戦と同じようにチリドッグを買い求め、メインスタンド席で頬張ります。スターティングラインアップの紹介では五領が欠場。韓と萱沼のツートップ。五領の体調が心配ですが、スタメンを見る限り、連勝中の5試合はメンバーがほぼ固定してきました。

試合前半は数少ないチャンスにユナイテッドの酒本がセンタリング。キーパーがキャッチし損ねたボールをニウドがボレーで決めてユナイテッドが先制。しかし、後半に横浜の大型FWのヘディングシュートで同点に追いつかれます。このFWは本当に体がでかい、強い。驚きです。

同点に追いつかれた後は完全にユナイテッドペース。何本もシュートを放ち、何度もコーナーキックのチャンスをつくります。しかし相手キーパーらのディフェンス陣にその都度(つど)阻(はば)まれ、逆に終了間際、カウンター攻撃を受けたときにまさかのPK。これを決められて2-1の逆転負け。大ショックです。

ユナイテッドはコーナーキックからの得点が本当に少ない。今シーズン、ゴールを決めたのはショートコーナーからの1回だけ。ヘディングに強い堤やニウドにボールを合わせてほしい! ユナイテッドのゴールシーンのほとんどはカウンター攻撃。センターラインを越えて10秒以内にゴールを決めています。ところが今日の試合は肝心なところでボールを持つ時間が長すぎる。結果、パスコースを塞がれて決定的なシーンを逃すことがしばしば。

そして私が贔屓(ひいき)の右サイドバックの藤澤。高い位置でボールをもらっても、バックパスでつないでばかり。左サイドバックの砂森が積極的にセンタリングのボールを上げていたのと対照的でした。敵陣深く入り込めなくても、ボールキープばかりではなく、積極的にクロスを上げてほしかった。そういうスタイルをとらないのなら、せめて中央に向かってのドリブルで攻撃のバリエーションを広げてほしかった。

試合終了後、びしょ濡れのファンで満員の市バスに乗り、自宅に帰り着いたのは午後6時半。私もパンツや靴下がびっしょり。玄関を開けると妻がお風呂を用意してくれて、風呂あがりには温かい煮込みうどん。クレイジーと言いながらの心配りに本当に感謝。

ずぶ濡れのラガー奔(はし)るを見おろせり未来にむけるものみな走る(塚本邦雄)

2019年5月18日 (土)

雨の中、西郷銅像の前で写真を撮りあうカップル 二人だけの世界 

今朝は雨。天気予報によると明日までかなりの雨量になるようです。

土曜日は通常学校は休みですが、娘は登校。家では勉強ができないと言って、週末でも学校で勉強するスタイルなので、制服に着替えて学校に通います。

妻は歯医者に行くと言うので、久しぶりに私が車を運転して娘を送り届けました。

車に乗っているときに、娘に話しかけてみました。「昨日の公文では英語のN教材のテストだったんだってね。74点で合格だったとお母さんから聞いたよ」「うん、よかったよ」「もう公文はやめるの?」「先生から5月末まで続けてから辞めるんでしょう、みたいに聞かれて面倒だったから、そうしますって返事した」

1年近く続けてきた公文の英語、毎日10枚のプリントをこなしてきました。娘には相当負担だったようで、受験勉強に時間をとるため、公文を辞めたいと言っていました。私は特に異存はなかったのですが妻がなかなか承諾せず、今になってしまいました。

娘は「公文の英語では勉強にならない」といいますが、私からすれば、毎日相当量の英語を相当のスピードで何度も繰り返し読みこなすので、実力は驚くほどアップしています。本人はそのことに気づいていないようですが、1年間公文に通わせて本当によかったと思います。なにしろこの1年で高校教材、通常は3年かかるところを全部突破したのですからね。普段だらけている娘にとってはすごい頑張りです。

模試の偏差値もこの1年で40前後から60前後にアップ。娘はそれを公文のおかけだとは思っていないのですから、公文の先生には申し訳がないです。

高校の近くで娘を車から降ろし、自宅へと引き返す途中、西郷銅像の前で信号待ちになりました。

弱い雨がしとしとと降る中、ひと組のカップルが仲睦(なかむつ)まじく、西郷銅像をバックにスマホでお互いの写真を撮っていました。前の車道には渋滞の車の列、周囲の歩道には他に誰もいない。こんな状況下で、笑顔をふりまいて二人だけの世界を楽しんでいる様子を見ると、とても微笑ましく思えました。

世界には客観的に存在していても、自分が認識しているものしか存在しない。カップルにとっては渋滞の車のドライバーは存在していない、ただの風景。娘には公文の効果も存在していない、ただのルーチン(毎日の習慣)。でも、確かに存在しているんですよ。間違いなく。

いつ見ても三つ並んで売られおる風呂屋の壁の「耳かきセット」(俵万智)

2019年5月15日 (水)

北方領土を戦争で取り戻すと言う前に あなたは何をしましたか?

ある国会議員が北方領土のビザなし渡航のとき、訪問団長に「北方領土を戦争で取り戻す気はないのか」と絡(から)んだことについて、新聞やテレビは、その国会議員は党から除名されたと報じています。

威勢がいいですね。現地で何を見たんでしょうか。ロシアの軍隊がそこにいないから楽勝だと思ったんでしょうか。

「孫子」では「兵とは国の大事なり。死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり」(戦争とは国家の一大事である。人の死生を決める分岐点であり、国家の存亡を左右する道であるから、これを深く洞察しなければならない)とあります。

この国会議員は日本を滅ぼすつもりは毛頭ないでしょうが、そもそも戦争というのは日本の存亡がかかったときに初めて決断するものであって、軽々しくするものではありません。

北方領土は日本に返還されるべきだと日本人の多くは考えています。しかし、北方領土が日本国の存亡にかかわると考えている国民がどれだけいるでしょうか。武力で北方領土を制圧すれば日本が国際的に孤立するのは目に見えています。孤立すれば貿易立国である日本の国力は大きなダメージを受けるでしょう。北方領土はそのダメージを回復してくれますか? 無理だと思います。

ナショナリズムは否定しがたいものです。私もそのことは理解している方だと思います。しかし、それを正当化して戦争をもちだすのはただの馬鹿。相手がいることを忘れています。ひとりよがりもいいとこ。内弁慶(うちべんけい)も甚だしい。

確かに遅々として進まない領土交渉はストレスがたまるでしょう。しかし、国会議員は問題解決に全力を注ぐべきであって、ストレス発散で暴言を吐き回るのは、その資格がないといっても過言ではありません。そもそもこの人、ロシアと交渉したことがあるんでしょうか。交渉している人々を批判するだけなら朝日新聞の三流記者にも劣りますよ。

同じく孫子に、「上兵は謀を伐ち、その次は交を伐ち、その次は兵を伐ち、その下は城を攻む」(敵の謀略を未然に打ち砕くことが最善、敵の外交関係を分断することが次善、野戦で勝つことが次々善、立て籠もる敵を攻めるのは最悪)とあります。

安部ちゃんは北朝鮮の孤立化、ロシアとの領土交渉を進展させるために、全世界外交を続けています。謀略関係は表面には見えませんがおそらく手を打っていることでしょう。こんな首相は戦後の日本に存在しませんでした。

しかし、朝日新聞は安倍ちゃんの全世界外交をまったく報道しません。朝日新聞にとっては、政権を批判することは国益を保全するよりも大事なんでしょうね。だから安倍総理の外交を見ない(報道しない)のでしょう。あまりの近視眼に笑ってしまいます。グローバル的視点からの論評記事を多く掲載する朝日新聞は、実はそんな思考はなく、ただ海外からのパクリ記事を掲載してそのように見せかけているだけのようです。

戦場を覆う大きな手はなくて君は小さな手で目を覆う(木下龍也)