« 春秋戦国時代をドラマ化した女の残酷物語とテレビ欄の記事との差 | メイン | いつもの日曜日 家事をしているうちにもう夕方 母の日でも関係なし »

2019年5月11日 (土)

自然農法の理解者(?)現る やりたいことより土の状態の方が大事 

今日の夕方は市民農園へ行きました。畑にばらまいていた麦わらを畑の4分の1(通路側)にまとめ、クローバーを鎌で刈っていきます。土の表土が見えたらハッピーヒル(お米)の種をばらまきます。最後にその上から麦わらをばらまいて今日の畑仕事は1時間で完了しました。

私の5m×6mの畑は、最も外側の幅50センチは土だけの状態。その内側の幅50センチほどが刈り取ったクローバーを積み上げた状態。そしてそのさらに内側の3m×4mが麦わら(その下にはばらまいた籾)をふりかけた状態の3層配置です。

クローバーを刈り取っているとき、近くの男性が話しかけてきました。「麦をつくったんですか?自分でつくるとおいしいですよね」「そうですね」「収穫した麦はどこで脱穀したんですか?」「ゴム手袋でこすって脱穀しました」「えっ!」「私が収穫した麦の量はこのバケツ1杯分しかありません。穂先でもバケツ4杯分ですからね。全部1人でやりました」

それを聞いた男性は何も言わず、私から去って行きました。

しばらくして別の男性が話しかけてきました。「麦わらを作っていたんですね?」「ええ」「私はどこで麦わらをもらおうかと考えていたんですよ。だから麦をつくっているのを見てすごいなあって思っていたんです」「まあ、基本どおりにやってるだけなんですが」「去年はみんなサツマイモをつくっていたから病気が発生したんですよ。こういうときにはイネ科の作物をつくるといいらしいですね」「そんなことがあったとは知りませんでした。ありがとうございます」

私の畑が草だらけで管理していないと苦情を言う人もいれば、麦を植えて感心だという人もいる。おもしろいですね。

しかし、今日は私の畑の異変に気づきました。場所によってはクローバーの根が土の表面に広がっているだけ。根がまったく土をつかんでいない! だから簡単に根こそぎとれる。つまり、コンクリートのように堅い土があると言うことです。麦も簡単に根が抜けましたが、まさかクローバーもこういう状態だとは想定外。この畑の土は相当に病んでいますよ。

これじゃあ病気が発生するのも無理はない。それでもみんな普通に野菜を作っている。しかもタマネギ、ジャガイモと話し合って決めたかのように全員が同じ野菜を。彼らは自分がつくりたいものをつくって何が悪いというでしょうが、私にとっては土や植物をちゃんと見ているのか疑問です。

不耕起、無肥料、無農薬、無除草を実践しているといいながら、なぜ今日はクローバーを刈り取ったかと逆に私の行為を疑問に思う人もいるでしょう。私はこの半年、いろいろな野菜の種を播きましたが、発芽したのはクローバーがないときだけ。クローバーの勢いが旺盛なときは何を播いてもムダ。しかし、野菜や麦が発芽した後はクローバーがどんなに生い茂っても大丈夫。ということを学びました。今回はその学びを実践しただけです。自然農法を何でも盲信しているわけはありません。

今日播いたハッピーヒル(2400粒)が無事に芽を出し、すくすくと生長していけるのか、根気強く見守っていたいです。

青春という字を書いて横線の多いことのみなぜか気になる(俵万智)

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/716622/34178582

自然農法の理解者(?)現る やりたいことより土の状態の方が大事 を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿