2019年2月25日 (月)

ブサイク顔の娘とアホ面の私 過ぎゆく時間を感じる

私の高校生の娘は外出するとなると髪の毛を整えたり、ドレスアップをしたりで30分以上鏡の前に居座ります。この間の週末もそんな感じでなかなか場所を空けてもらえません。

それでちょっと聞いてみました「あんた自分の顔どう思ってる?」 娘はちょっと顔をしかめて「いつもブサイクだなって思う」「だよね。お父さんもブサイクだと思うよ」「それ、何の嫌がらせ!」 近くにいた私の妻が「あなたは自分の娘をなんだと思ってるの」と怒鳴り散らかし始めたので、早々に退散しました。

その日の夜、家族で団らんしているときに、周辺に不審者が現れるという話になりました。娘が「お父さん、職務質問される前提条件ってなんだか知ってる?」「さあ、帽子にマスクにサングラスかな。お父さんみたいだな」「お父さんは当てはまりすぎ。前提条件だからもうちょっと緩いんだよ。正解は男の一人歩き。男って言うだけで警察官に呼び止められるんだよ」「それは怖いな」「でしょ。でもお父さんは大丈夫だよ。いつもアホづらだから。ゆるゆるって感じ」

私が職務質問を受けたのは学生時代。そのときは夜、一人で歩いていました。それから20年以上そういう経験はないわけですからアホづらもいいかも。

「でもね、お父さんの顔が険(けわ)しくなるときがあるんだ」「へえ、それっていつ?」「お風呂に入っているときと本を読んでいるとき。いつも怖い顔しているよ」

確かに考え事をしているときは怖い顔をしていると私の母から言われてました。このときは「殺人犯みたいだよ」と注意されたものです。ちょうど学生の頃。ってどんな顔してたんだ! 彼女ができないのも当然ですね。

ところで娘のファッション誌の熟読や、お化粧好きは度を増す一方。先日のいとこの結婚式では思いっきりおしゃれをしたこともあり、周囲のおじさん達からは大人として扱われていました。いつまでも子供と思っていたのに、知らない間に成長してるんですね。

私も昔は精悍な顔をしていたのに、この20年でほんわかしてきたらしいです。いつまでも若いと思っていたのに、知らない間に老けてるんですね。

青春のすぎにしこころ苺喰う(水原秋桜子)

2019年2月24日 (日)

ユナイテッドJ2開幕戦 「うてーっ、ふじさわーーっ」

鹿児島ユナイテッド対徳島ヴォルティスを観戦しました。

試合は前半はヴォルティスのボール支配率が6~7割。ユナイテッドはマイボールになっても中盤で奪われるもどかしい展開。しかし、ヴォルティスの攻撃も両ウイングまでボールが渡ってもセンタリングができず、ボールキーパーまで組み立て直す。結局0-0で前半は終了しました。

後半にゲームが動き始めます。ユナイテッドが2-0とリードすると、ヴォルティスは2トップを4トップにして攻撃重視の布陣に。間もなくミドルシュートと低い弾道のニアサイドへのコーナーキックからシュートが決まり同点に。スタジアム全体がざわつきます。

その後も1点ずつを取り合いゲームは白熱します。最後は後半45分。中原秀人がこの日2本目のゴールを決めて4-3。ユナイテッドはロスタイム5分を無失点で乗り切り、J2開幕戦を勝利で飾りました。

小雨が降る中、ガタガタ震えながらの観戦。レインコートにゴム長靴姿でしたが、それでも手やズボンは濡(ぬれ)て冷えます。持参した水筒のホットコーヒーを飲み、屋台のチリドッグを頬張って暖をとりながらの応援。が、後半の激しい点の取り合いにしびれました。

試合を振り返ると、今日のユナイテッドのシステムは4-3-2-1。1トップの韓をポストにして中原秀人、中原優生、野嶽らが絡む中央突破の攻撃は迫力がありました。そして新加入のウイリアン、酒本、砂森の活躍も光りました。期待できそうです。しかし両サイドの縦の突破がないのが残念。特に左ハーフの藤澤(昨年は左サイドバック)、右サイドバックの赤尾(昨年はインサイドハーフ)はエンドラインまで進む意思が見られませんでした。まだ新ポジションに慣れていないんでしょうか? 

ところでこの試合、私にとってのハイライトはユナイテッドの3点目のゴールです。残り10分、藤澤が相手陣内のペナルティエリア前を左サイドから中央に向かってドリブル。この試合で初めて藤澤がフリーでボールを持ちました。私が「撃てーっ、ふじさわーーっ」と大声で叫ぶと、この声が届いたのか藤澤がミドルシュートを放ちます。ボールはゴールキーパーの指先のわずか上を越えてゴール右上隅へ。スタジアムは大興奮。私も思わずガッツポーズ。私の願いと選手のプレーが一致する快感を、スタジアムの観客席で味わうと最高ですね。

映画ならフラッシュバックで映される君と我とのシーンいくつか(俵万智)

2019年2月23日 (土)

漂着くじらの対策・救出費用 ふるさと納税を財源にしたらダメなんですか?

昨日のNHKのニュースで、南さつま市の小湊海岸に2頭のくじらが乗り上げ、その撤去費用に1頭あたり400万円かかったと報道されていました。この費用は県と市が負担するとか。大変なことですね。

もう20年近く前のこと。私も小湊海岸の近くに住んでいました。当時、11頭ぐらいのくじらの群れが海岸に漂着し、大変な騒ぎになったことがありました。私も海岸に駆けつけると、近所の小学生や保育園児が30人ほど堤防沿いに並んで「がんばれー」と無邪気に声をかけていました。寒くて季節風が強く吹き付け、紺色の制服を着ていた女の子たちのスカートが一様にまくれ上がっていた記憶があるので、ちょうど今ぐらいの時期だったかもしれません。

隣にいた上司に「完全に陸(おか)に乗り上げていますから、もうダメかもしれませんね」ともらすと、近くにいた老人が凄い剣幕で怒鳴りつけてきました。「まだ死んでません!」

数日後、季節風に乗って、我が家にもすさまじい死臭が漂いました。結局、1頭は標本を採るために砂浜に埋められ、残りは海洋投棄されました。現在、その標本は大浦のふるさと館に展示されています。

この地域には度々くじらが漂着し、その度に費用がかかると自治体も大変でしょう。私からすれば「くじらを投棄するために費用をかけるぐらいなら、食肉業者に引き取らせて食べてしまえばいいのに」と思いますが、私を怒鳴りつけた老人を始め、自然を愛するくじら愛好家の方々はそんなことは許さないので、行政としてはできない相談でしょう。

であれば提案です。ふるさと納税を活用してはどうでしょうか。「くじら基金」として積み立てます。漂着したくじらの救出や死骸の撤去費用だけに限定して支出します。そして他の「ふるさと納税」とは扱いを別にしてポイントの対象外とします。南さつま市では寄付額に応じてポイントを加算し、ポイントに応じて返礼品(特産品)を送っていますが、「くじら基金」はこの対象外とするのです。

そうすれば、純粋にくじらを愛する人たちが、純粋な気持ちで寄付をしてくれます。間違ってもポイントをつけてはいけません。見知らぬ人を怒鳴りつけるぐらい、熱い気持ちをもっている人々ですから、返礼品が目当てではないのは当然のことですし、かえって失礼です。彼らの善意を汚すことになります。ただし、くじらを救助できたときは、善意に対するお礼と報告をします。それが最も望むことだと思います。

南さつま市職員のみなさん、是非ご検討ください。

なんにでもミネラルウォーター使うことまた非難されまた反論す(俵万智)

2019年2月22日 (金)

靴を履くだけでも自分のスタイルを貫くのは難しい

私は普段,職場では黒革のローファーを履いているのですが,かかとのあたりが色落ちしているのが最近気になり始めました。勤務時間以外、このローファーはロッカーに入れっぱなし。私は通勤用と会社用で靴を履き分けているのです。

しかし,このままではまずいなと思い,近くの売店でお手入れセットを購入しました。ブラシ,クリーナー,布,ワックスがひと通りそろっています。すべてミニサイズですが,職場で場所をとるのも困りるので許容範囲でしょう。

昼休みに10分程度、ワックスを塗り,靴を磨きました。光沢がでるとうれしいですね。そういえば、新婚時代はよく妻が私の革靴を磨いてくれました。そんな光景は久しく目にしませんがラブラブだったころが懐かしいなあ。

ところで通勤の時は,晴れた日は歩いて帰るのでスニーカー,小雨の時は防水用の黒革靴,雨天時は黒いゴム長靴と決めています。正統派革靴も1足持っていますが,終日外回りのときだけ。というわけで今日は防水用革靴でした。これが私の靴の中では一番かっこいいですね。

会社からの帰り道、私のスニーカー(ゴム長靴)を見て揶揄(やゆ)する同僚がときどき現れます。嫌みを言う社員は通勤では革靴,社内ではサンダル履き。社内ではそのスタイルが一般的、多数派だから、私の姿が異様な格好に見えるんですね。

でもスニーカー通勤とサンダル履きデスクワーク,どっちが見た目にかっこいいと思いますか? 足が蒸れるとか,革靴は窮屈だからとかサンダル派は言い訳します。それをいうならビジネスシーンでは革靴、歩き通勤にはスニーカー(雨の日は長靴)が機能的なのと何が違うんでしょうか?

今日は雨のため、バスに乗って帰りました。すると昨年朝のバス停で、ハロウィーンの話をした若い女性も一緒でした。バスから降りて二人傘を差し、「仕事帰りはよく歩いて帰宅するんですよ」みたいなことをおしゃべりしながら家路につきました。唯我独尊の私ですが、こんな日は防水用革靴でよかったって思います。

落ちてきた雨を見上げてそのままの形でふいに、唇が欲し(俵万智)

2019年2月21日 (木)

山田とウォーレンの穴埋めはできる でもレディラックの代りはいない!

仕事帰り、鹿児島レブナイズ対東京エクセレンスの試合を見に行きました。平日でも思ったよりお客がいました。500人未満ですが。

アントン・ウォーレンの後任のセンターにはジージオ・ベイン(212センチ)が入り、いつもは控えスタートの永山がスタメンに。試合前練習ではこの2人は対照的です。普段の練習を見る限り、永山はおそらく3ポイントシュートの成功率がチーム最高でしょう。一方、今シーズン初出場のベイン。今日のスタメンの中で、試合前練習のシュート成功率が最低であることは間違いない。両者に注目して試合を観戦しました。

第1クオーターはレブナイズのシュート成功率が高くリードします。特にこの日はボイキンの動きがいい。ゴール下からのシュートや3Pシュートなどを次々に決めます。そして館山はマイペースでフェードシュートを決めていきます。この2人のプレーは本当に安定しています。

そして注目のベイン。動きが悪すぎる。シュートもダメ。ゴール下のリバウンドもとれない。パスの連携も息が合わず、キャッチミスしてボールを奪われる。もうちょっとチーム練習をしてから試合に出場させるべきではないでしょうか?

そしてもう一人注目の永山。序盤はパスカットを果敢に狙うなどディフェンスでは貢献していましたが、オフェンスでは左右90度の位置にいてボールが回ってこない。ところが第3クオーターでは3Pシュートを立て続けに決めました。この時間帯は川上も積極的に3Pを狙うなど、コーチの指示かもしれませんが起用が当たりました。ようやく彼の本領発揮・・・と思いきや活躍はここまで。残念!

一時は12点差開き、今日も負けかと思いきやボイキンの3Pシュートなどでどんどん追い上げ、第4クオーターは1点を争う緊迫した展開に。閑散とした客席も自然と声援が大きくなります。しかし、残り2分。フリースローを得たベインが2本とも外して流れが止まりました。残念!! 今日も負けました。

まずオフェンスについて。この日のエクセレンスは時間帯によってオールコートマンツーマン。積極的なディフェンスでした。こんなときは選手同士がクロスして、マークが追いつかないようにディフェンスを混乱させるべきではないでしょうか。アメフトでいうリバースの動きです。痛いのは、今のレブナイズには山田のようなドリブルの切り込みができる選手がいないこと。今日の試合ではボイキンが外にボールを出しつつ中に切り込み、ゴール下でパスを受けてシュートという、サッカーで言う壁パスシュートの動きがありました。ここにヒントがありそうです。

次に選手起用について。ベインは練習不足です。今は玉田と福田にゴール下を任せてはどうでしょうか。玉田の跳躍力は群を抜いています。そして福田は体が強い。リバウンドを2人がはじいて残る3人が拾う形でいいのでは? 次に永山。これからもどんどん起用してください。そして積極的に3Pシュートを狙わせてください。コメントだけではなく、プレーでも観客を魅了させるはずです。

最後にレディラック。第4クオーターでは君たちとタオルを振り回して、音楽に合わせ「ゴー ゴー レブナイズ!」と叫びたかった。レディラックよ! カムバック!!

ダウンタウンボーイの歌を聴きながらミルク飲む朝 君に会いたし(俵万智)

2019年2月20日 (水)

京都大学総長のオリジナル? 類人猿健康法 

小論「食の進化と共生」(山極壽一)を読みました。同氏はアフリカで長くゴリラの研究をしていたことで有名です。京都大学には伝統のある霊長類研究所がありますからね。

小論の最後に「現代の危機を乗り越えるために」と様々な提言をしています。これが非常に興味深い。簡単にいうと人間は環境に適応して進化してきたが、現代の環境の変化は急激すぎて人間の体はついていけない。だからそのひずみがあちこちに出ているというもの。現代の人工的環境は快適なようですが、体が環境の変化についていけない結果、内臓脂肪が増加し、睡眠不足になり、ストレスが増加し、運動不足になり、視力が低下しているのは間違いありません。

ではそれを解決するにはどうするのか。氏は、大昔(数万年前)の人間の生活スタイルに戻ることを提言しています。

まず1番目は「人とつながり」です。無条件で信頼できる人の数は150が限度だと言い切ります。現代人の脳容量1500ccに匹敵する集団規模は150人。150人が顔と名前が一致する、すなわち信頼できる仲間の最大値だと考えています。現代社会はそれをオーバーしていると。だから減らせとまでは言っていませんが。

そして人のつながり方にも提言があります。効率を重視してルールだけに従う社会になれば、相手の事情を考慮しないため、共感能力が減退し、ひいてはそれを元にした信頼関係も消失すると。この危機を乗り切るためには、身体や五感を使い、集団規模に適した交流を深めることが大事だと。

2番目として、人工的環境から離れ、自然と付き合う時間を増やすことが大事だといいます。

そして3番目は歩くこと。狩猟採集社会の人間は、女性は一日平均9キロ、男性は15キロ歩いていたと推定されています。長距離歩行を心がけたいですね。

4番目は腸内細菌。太古から人間がしてきたように繊維の多い食物をとることです。

人間の進歩によって感染症の脅威は激減し、平均寿命は飛躍的に伸びているので、必ずしも大昔がよかったとは言い切れないでしょうが、人間の体が人間が作り出す環境の変化についていけないという分析はうなづくところがあります。

私の場合、普段話をする相手は家族を含め30人以下。基準内ですね。自然との付き合いは、1日1万歩弱歩くのでそのとき雨風を感じるぐらい。腸内細菌はよくわかりませんが、毎日ヨーグルトを食べ、肉より野菜を好み、体も痩せている方なのでOKとしましょう。あとはライフスタイルをもうちょっとワイルドにしてみようかな。

猿山のサル見ておればかっこよき君のセリフを忘れてしまう(俵万智)

2019年2月19日 (火)

2・26事件と天皇機関説事件 思考停止になっていないか?

小論「2・26事件における一般兵士 大衆軍隊の出現の意味」(三谷太一郎)を読みました。

「天皇機関説」は「統治権は(天皇ではなく)法人たる国家に属し、国家の最高機関である天皇が政府その他の国家機関の輔弼(ほひつ)を受けて行使する」という美濃部達吉の学説です。これは長らく憲法学説の通説で、歴代政権も採用してきました。イギリス王室の「君臨すれども統治せず」みたいなものです。

しかし昭和10年。ある貴族院議員がこの学説を非難すると、当時の岡田内閣打倒を目指す政友会が便乗し、軍部や右翼と結託してこの学説攻撃を全国的に展開しました。政府は事態を収めるために天皇機関説を禁止します。

天皇機関説攻撃を徹底的に行った政友会は総選挙で大敗北を喫します。議席を301から175まで減らし、党の総裁も落選したのです。当時の国民は天皇機関説攻撃に反感を抱いていたと言えます。

そしてこの総選挙の6日後に2・26事件が起きるのです。当時の青年将校達は「奉勅命令(天皇の決裁を経た参謀総長命令)は本当に統帥権の主体たる天皇の命令なのか、統帥権を代行する機関が天皇の名において出しているのではないか」との疑問を呈していました。天皇機関説事件の影響がはっきりと出ています。

私が日本史の勉強をしたときは「軍隊が統帥権独立を唱え、軍部は国会や内閣ではなく天皇に直属していると主張したために政治のコントロールが失われた」と教わりました。天皇機関説事件もこの流れなんですね。天皇機関説が政府によって禁止されたことは、事実上の憲法改正でした。この小論では「天皇機関説事件は合法の無血クーデターだった」というある思想検事の研究報告を引用しています。政党政府がみずから天皇機関説を禁止したために、軍は政党政治に従わなくなったとすれば歴史の皮肉ですね。総選挙の結果を見ても、当時の国民は天皇機関説を支持していたはずなのに。

ついでに歴史の皮肉をもう一つ。昭和天皇は天皇機関説を支持していたようですが、それに反して自ら政治決断をしたことが2度あります。一つは第二次世界大戦における日本の無条件降伏。そしてもう一つが2・26事件の鎮圧でした。いざというときに日本の政治責任者は思考停止状態になるようです。しかし昭和天皇はそんなぎりぎりの状況で自らの責任(使命)を果たした。そんな激動の歴史に思いを馳せると感慨深いです。

国こぞり力(ちから)のもとに靡(なび)くとは過ぎし歴史のことにはあらず(柴生田稔)

2019年2月18日 (月)

論点ずらしと問題のすりかえ どっちもどっち

厚生労働省の統計調査に問題があるとして、野党が安倍内閣を追及しています。週末のNHKニュースでは「給料が上がったように統計調査を意図的に操作し、アベノミクスが順調であるように偽装したのではないか」と野党の国会議員が足並みをそろえて発言していました。

でもちょっと待って。そもそも先月に問題が発覚した時は、1.厚生労働省は全数調査すべきところを抽出調査にしていた。2.抽出(サンプル)が不十分だったために給与統計額が実際より低く算出された。3.給与統計額を基準にして雇用保険が支払われるが、2により支払額が少なくなった。4.そのため、閣議決定後に来年度予算を増額修正する異例の事態となった。と記憶しています。

このとき野党の追及は「消えた年金ならぬ、消えた雇用保険」だったはず。それが今になってなぜ正反対の統計操作をしたとの主張になるの? それとも今問題となっている統計調査は、1月に問題となった統計調査とは別の給与統計調査のことなんでしょうか? 意味がわからん。

残念ながら、こんな私の疑問を解いてくれる明快なニュース解説を目にしません。新聞もテレビも野党の発言を垂れ流して国会が荒れていることを報じ、その影響を解説しているだけです。

結局、統計調査の中身よりも政局(与野党の対決)にニュースの価値があるという判断なんでしょうね。簡単にいうと面白いから。

橋本内閣のとき消費税率が3%から5%に引き上げられました。この結果GNPがわずかながらマイナスとなり、橋本内閣退陣の遠因になりました。その後、この統計は誤りで実はプラスだったと判明(速報値と確報値の違いだったと記憶しています)。当時、宮沢大蔵大臣が「あのとき(GNPマイナスと発表)の議論はなんだったのか」とコメント。しかし、マスコミは問題視しませんでした。野党側にプラスにならない、国会が混乱せず政局にならない問題は価値がないんですよね。

というわけで、遅ればせながら私も統計問題への関心を失いました。安倍首相の答弁は論点をずらしているとマスコミは批判しますが、マスコミも問題の本質をすり替えて報道しているんですよ。世間の人が求めているからという正論まがいを言い訳にするだけに質(たち)が悪いのでは?

まっすぐな棒を一本刺してくれ脳のだるさにねじれる僕に(俵万智)

2019年2月16日 (土)

えっ山田安斗夢が、えっアントン・ウォーレンも げっレディ・ラックまで

先週通勤時に鹿児島レブナイズの選手達がビラ配りをしていました。永山選手が差し出したビラには今シーズンの試合日程と選手達の写真が載っていました。

バスケットボールが大好きな浪人中の娘にそのことを伝え、ビラをスマホで見せたところ「あれっ、山田選手がいないじゃない」。娘のオシメンは山田安斗夢。彼のいとこが娘の同級生だったこともあり、ずっと応援していたのです。山田選手は鹿児島出身でレブナイズの顔。確かに不思議に思い、電話が終わってからレブナイズのホームページを開きました。

選手一覧から彼が消えています。ニュース情報をみると、なんと山田選手は東京サンレーブスに移籍となっているではありませんか! おいおい、サンレーブスと対戦して3日後にその対戦相手のチームに移籍とはひどいんじゃないの! しかも同時にアントン・ウォーレンの退団も発表!

今シーズンのレブナイズは、アントンの加入でリバウンドを制することができるようになり、これまでのような一方的な敗戦がなくなりました。そして山田はレブナイズの中心選手。この2人がシーズン途中にいなくなるなんて!

そしてさらに追い打ちをかけるように、レディ・ラックの活動終了のニュースも!

とにかく弱いレブナイズ。勝利の美酒をめったに得られなくても、彼女たちのチアリーディングが楽しみで毎回会場に足を運んでいたのに。ショックが強烈すぎて言葉になりません。COCOちゃんのバク宙やMADOKAちゃんやYUKIちゃんの笑顔がもう見られない。彼女たちのキレキレダンスももう見られない。彼女たちのダンスに合わせての手拍子やタオルを振り回すこともできない。

おお、これから私はどうすればいいの? 何を楽しみに鹿児島アリーナに行けばいいの?

次の鹿児島アリーナでの試合は、2月21日(木)、22日(金)の平日開催。今のところ22日に観戦に行くつもりです。どんなゲーム展開になるのかすごく気になります。そしてレディラックのアトラクションの代りがあるのかも。当日、さらにアンドリューのエッグタルトの販売までなくなってたら、しばらく立ち直れないかも。

花ことば「さびしい」という青い花一輪胸に咲かせて眠る(俵万智)

 

2019年2月15日 (金)

橘玲が別冊宝島の編集長だったとは! なっとくです。

私が30歳のとき、2番目の娘が生まれた頃はよくビジネス書を読んでいました。そんな時に手にした本が「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」(橘玲)。要は国の支援策をうまく使えばその利得を得られるということ。国の制度の隙間をついていて鋭い分析。以後、彼の本を読み始めました。

「得する生活」「臆病者のための株入門」「貧乏はお金持ち」「日本の国家破産に備える億万長者入門」「幸福の資本論」などなど。これらから学んだことを私の生活でも実践しています。

20年前に鹿児島銀行が投資信託のサービスをはじめたときは、「インデックスファンド225」と外貨預金(米ドル)を小遣いの範囲でスタート。数年前にイデコ(個人型年金)に加入できるようになったときには限度額一杯で「外国株式インデックス」に100%運用。そして、効果最大の投資である人(自分、子供)への投資は惜しまないこと。

もちろん実践していないこともあります。税制や雇用の制度をうまく利用したマイクロ法人などは私の会社ではちょっと無理。不動産投資の戒めもマイホーム建設の誘惑には勝てませんでした。しかし、頭金を厚くすることで負債額を押さえ、無理な長期ローンはしませんでしたから、学んだことを違う形で実践したとは言えるかも。

最近の彼の著書は経済評論から離れ、心理学、進化論から現代社会を論じる内容が増えました。ひとつひとつが最新の研究に基づいていて好感がもてます。

そんなとき彼が「80’s」という本を書いたことを知りました。ネット書評を読むと彼が「別冊宝島」の編集長だった時代の自伝だとか。驚きました。私が学生の頃、愛読していたのが「別冊宝島」だったからです。おたくやオカルト、モンスターペアレント(当時はこの名称はありませんでしたが)、サブカルチャーなどなど、いわゆる良書には書かれていない社会の真実・真相の姿がそこにありました。私の教養はここで身につけたといっても過言ではありません。だから彼の著書は私のフィーリングにぴったりと合っていたんですね。

私が学生時代に強い影響を受けたのは、この「別冊宝島」のルポタージュのほかに評論家の呉智英がいます。彼のことはいずれまた、このブログで取り上げたいと思います。

雁(かりがね)やのこるものみな美しき(石田波郷)