柿も冷凍 大根も冷凍 なんでも冷凍やってみないと
朝から天高く晴れ上がりました。快晴です。今日は妻と一緒に私の実家に行くことにしました。
途中,妻のご先祖様のお墓に。幸い墓前のスプレー菊は生き生きとしていました。おそらく妻の両親が午前中に来ていたのでしょう。妻と一緒に線香をあげて手を合わせました。
お昼がまだだったので近くのコンビニで私はいなり寿司と巻き寿司の詰め合わせを,妻はサンドイッチを買い求め,ドリンクは350mlのお茶を1本。せっかくの好天。阿久根市の西方海岸にある四阿(あずまや)でランチにしました。
波は凪(な)いでいてここは国道沿いなのに車の音が気になりません。海岸沿いということで風の音が二人の耳を覆っているから。開けた包装が飛ばないよう私のポケットに入れて,それぞれのランチを口に運びました。
前方の砂浜には数組の家族連れが波打ち際にいて,それぞれの4,5歳ぐらいの子どもが波にあわせて楽しそうに動き回っています。人形岩にむかって睦(むつ)まじく歩いて行くカップルも。反対方向の港には,光輝く海面を背景に,テトラポットの上で釣り竿を上下に動かすシルエットがまぶしく見えました。
サンドイッチを先に食べ終えた妻が,ものほしそうに私のお寿司を見つめていたので巻き寿司の最後の一切れを差し出しました。二人で一本のペットボトルのお茶で交互に喉を潤し,強いながらも心地よい風に吹かれて車に乗り込みました。もう少しで私の実家に到着します。
実家に到着すると母が柿を出してくれました。庭の柿の木が今年は鈴なりだとか。あんまりたくさんとれるので冷凍しているとのこと。スライスした柿は半分凍ったまま食べましたが結構おいしい。柿の塊は母が電子レンジで暖めて出してくれました。こちらは熱い。やけどしそうなくらい。母は笑いながら「すまん,すまん」。こちらも斬新でしたがおつな味。
両親は私が持参した大根を見て,旺盛な大根葉の姿に驚いていました。母が言うには,食べきれない大根はスライスして冷凍するとか。聞いたことがないので大丈夫かと尋ねると「なんでも冷凍をやってみないと」とのこと。しゃきしゃきした歯ごたえが残ってこれはこれで食べられるって本当なのかしら? 年老いてもなお好奇心が衰えることはないようです。
帰途,私の実家の墓に寄り,線香をあげて手を合わせました。こちらも花粉がついたピンク色のユリが大輪を咲かせていました。このころには日が傾き,陽光が黄色を帯びていました。カーラジオからはNHKーFMの「今日は一日小田和正三昧」。小田和正のハイトーンの歌が流れる中,妻と二人で2時間弱のドライブを楽しみました。いい一日でした。
濃紺の車すべらせ逢いにくる海より蒼い時間を連れて(俵万智)
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