灼熱地獄の市民農園 キュウリが実ったのにコオロギが消えた
この週末は市民農園に行きました。毎日暑い日が続きます。日中は35度。一日の最低気温が28度なんですから異常な暑さです。エルニーニョ現象で冷夏の予報だったのに、エルニーニョが消えたと発表された途端にこれですからね。天気予報も当たってないといえなくもない。
私は畑にまったく水をまきません。その影響なのか、一部のクローバーは枯れていました。1月前に花が咲き誇っていましたらね。盛りをすぎてしまったのも一因かも。
しかし、カボチャとキュウリをそれぞれ2本しかありませんが、20平方メートルの私の畑を這い回っていました。旺盛ですね。かぼちゃは実がついていましたがどれも小さい。一方キュウリは長さ30センチ弱、太さが5センチ程度の実が2つなっていました。でも非常に薄い緑色。スーパーで売られているのはあんなに深い緑(というか黒に近い)のにどうしてなんでしょう。
私のキュウリは地面に這わせています。職場の同僚に言わせれば「地面に実がつくとそこから腐れますよ」とのこと。私は無視してネットなどを立てませんでした。そのかわりに地表には麦わらをまき、クローバーを茂らせています。これでどういう結果になるかが私にとっての関心事なのです。
結論から言うと地面に接している側には虫に喰われていました。しかし、上を向いた側はきれいにしていて腐れているようには見えません。自宅に持ち帰ってから虫に食われた側の表面を包丁でむきましたが、中はじゅうぶん食べられます。そのまま刻んでごま油で炒め、オイスターソースと七味唐辛子で味付けをして当分のおかずにしました。みずみずしくて結構いけてましたよ。
畑で不思議だったのが、先週まで大発生していたコオロギの姿が見えなくなっていたこと。あんなにたくさんいたのにどこに消えたのか? 妻が迎えに来るまで時間があったので周囲の畑を見て回りました。どの畑にも虫の姿は見えません。謎です。
この市民農園には100近い区画があるのですが、そのうち10区画ほどは雑草がぼうぼうと茂っています。夏の草取りは大変ですからね。とても追いつかないんでしょう。けど、市役所から苦情の電話がきてないのかしら。私は自分でまいたクローバーですら管理不十分だと電話がきたのに。この惨状では毎日電話がきてもおかしくないレベルですよ。
そしてある畑の近くによると、突然数十羽の雀が畑から一斉に飛び立ちました。何を食べていたのかわかりませんが驚くほどの密度。私の直まきした米籾も雀のエサになったのかも。
実家に帰ると農家出身の母が助言「キュウリは地面におくとコオロギが食べられてしまうよ」 なるほど、確かにコオロギや鈴虫を家で飼ったときはナスビやキュウリをきってエサにしていました。でも、私の畑からコオロギは消えたんだよなあ。それにキュウリの上に乗って食べるならともかく、地面に接するところに体を潜らせて食べるかな。母の経験談にはちょっと納得できませんでした。自然現象には簡単に理解できない仕組みがあるんでしょうね。
一山で百円也のトマトたちつまらなそうに並ぶ店先(俵万智)
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