2018年12月 7日 (金)

社会人になるための見えないハードル

数日前、会社のパート採用の面接試験で面接官を担当しました。

応募するのはたいていは子育てを終え、あるいは大きくなって手を離しても大丈夫になった女性。こういう人たちはかつて正社員として研修や実務を経験しているので、しばらく一緒に働けばすぐに職場環境に慣れてきます。即戦力として重宝しています。

報じられているように、ここ数年は人不足が深刻で、我が社でも1人パートを採用するのも四苦八苦。3人募集しているのに1人も応募がなくて、知り合いに声をかけて回ったこともありました。今やほとんどが1人応募。この2年あまり、面接は形ばかりの即採用決定でした。

ところが今回、2人の枠に3人の応募がありました。うち2人は過去に当社で経験のある40代の女性。二人とも人柄がよくて仕事でも頼りになりそうでした。

そして残る1人は二十歳の女性。面接室に黒いスーツで現れた彼女は、緊張した面持ちで席に座り、ひとつひとつこちらからの質問に答えていきました。誠実であろうとしているのでしょうが、答えぶりがとてもたどたどしくて不安げな表情。客観的に評価をすれば、この女性の評価はダントツで最下位です。

必要な質問を終えたあと、当社の仕事の内容を知っているのか、本人ではなくても知り合いに当社の仕事のことを知っている人はいないのか尋ねました。また、面接の経験や面接のハウトゥー本などを読んだことの有無も。彼女の答えはすべてノー。

社会経験が乏しいのは若い人には当たり前。しかし必要な情報を全く持たないまま挑戦するのは無謀であるということですら、彼女は知らなかったのでしょう。20代の私がそうだったように。

最後に「とにかくチャレンジし続けてください。経験を重ねることがあなたの力になります。これから何度も当社はパート採用をしていきます。頑張ってください」と声をかけました。おそらく、今回応募が普段のように1人だったら私は彼女を採用していたでしょう。彼女も職場も苦労するかもしれませんが、この経験が彼女にとって次のステップにつながると思うから。そういう意味で彼女には運が味方しなかったのかもしれません。面接終了時、彼女は泣きそうな顔をしていました。

採否の結果は翌日伝えました。私も若いとき、不採用の結果を聞いたときのショックは相当。でも、今はここで仕事をしています。彼女が立ち上がり、挑戦し続けることを期待しています。

十七歳八ヶ月の履歴書は三度まちがえられ完成す(俵万智)

2018年12月 6日 (木)

馴染みのバーとの別れ

今週は月曜日から連日連夜の残業。今日になってようやく山場を越え、やっと定時で退社できました。こんな日に限って家族はそれぞれ用事があるため今夜は私一人。久しぶりに20年来通っている小料理屋に顔を出しました。

お店の戸を開けるといきなり椅子が通路を塞いでいます。「今日は何事ですか?」と尋ねると70歳過ぎの女将が「ダスキンからルンバをお試しでレンタルしてるのよ」とのこと。若いなあ。この年になっても新しいものにチャレンジするなんて。

お通し(生姜と胡桃の佃煮、ホウレンソウのおひたし、枝豆入りのさつま揚げ、にんじんのナムル、豚肉と大根の酢漬け)とトンコツを肴に焼酎のお湯割りを3杯。1時間ほどでほろ酔い加減のいい気持ちになり店を出ました。

店を出るときに女将から梅干し入りのさつま揚げを1パックいただきました。結構な量があるので家路につく途中、ここ5~6年通っているバーに寄りました。このバーは職場と自宅の中間にあるのでよく立ち寄ります。通算で200回以上飲んでいるかも。

ワインを注文する際に、もらったばかりのさつま揚げを「みなさんで食べて」と差し入れをし、カウンターのいつもの席に座り、しばらくの間、ちびりちびりと飲みました。

20歳のアルバイトの女性に話しかけようとするのですが、伝票に書き込みをしたり、グラスの出し入れをしたりして、こちらを見ようとはしません。話しかけても「何が言いたいんですか」とけんかを売るような態度をとるので私も不愉快に。彼女がここに勤めて2年近くなります。知らない仲ではないのに。

帰り際、嗜(たしな)めるように「ずいぶん不躾(ぶしつけ)な態度をとるんだな。私が気に入らないのかい?」「すみません」いかにも口先だけですと言わんばかりの彼女の態度にカチンときて「気に入らないならもう来ないよ」と静かに捨て台詞を吐いて店を出ました。

人との別れ、馴染みのバーとの別れとは突然で、あっけないものですね。彼女には私を嫌うだけの理由があるのでしょう。だから彼女を恨む気持ちはありません。しかし、仕事が一段落をし、いい気持ちで一杯飲もうとした私にとっては、せっかくの寛(くつろ)ぎ気分が台無しになってしまった時間でした。

「彼女とは相性が悪かった」そう思って諦めるしかないのでしょうね。バーとは縁を切ることにしました。これだけ通ったんだから、お互いにとっていい頃合いでしょう。

もうそこにサヨナラという語があって一問一答式の夕暮れ(俵万智)

2018年12月 4日 (火)

東京ローカル線に 高輪ゲートウェイ駅 

帰宅してテレビをつけると、「山手線に新駅誕生 駅名は?」というニュースが流れていました。

東京都民の関心は高いんでしょうね。鹿児島市民の私にはそれがどういう意味をもつのかわかりません。多分、私がすぐに忘るようなことなんでしょうね。

小池知事が当選したとき、築地市場の移転が大きな話題になっていました。基準値を超える有害物質が検出されたとか、石原元知事や元副知事が登場したりとか、連日のようにマスコミを賑わせていました。

そして何が変わったのでしょうか? 既定路線だった豊洲への移転が1年以上遅れただけのようです。こんなしょうもないことを延々と賑わせて報道していたマスコミはすごいですね。移転遅延の経済的損失や小池知事の判断の誤りは問わなくていいのでしょうか?豊洲に移転後、この問題をマスコミは放置したままで総括らしいものを見たことがありません。まあ、鹿児島市民の私には一切合切関係なく、ほとんど無視していたのでよくわかりませんけど。

全国ニュースとは全国民に関心の高い最大公約数の大きいものから取り上げられていくのかと思いきや、東京オンリーのローカルな話題が全国ニュースで長時間独占するのは異常だと思います。それを疑わずにやっているとしか思えないマスコミってすごですね。庶民に娯楽を提供するという大事な使命があるからなんでしょうね。東京都民の関心事が、さも全国民の関心事のごとく劇化され、地方には話題性のあるニュースと自作自演して提供する。これがマスコミにとっての経済合理性に基づく行動なんでしょう。

こういう報道を見るたびに、私はローマ帝国時代のパンとサーカスを思い起こします。ローマ帝国の場合は皇帝(政府)が主導して庶民に娯楽を提供していたわけですが、現代日本では、政府がやらなくてもマスコミが失政を覆い隠してくれるようです。

船室の窓から見える島々に名前あること不意に不可思議(俵万智)

2018年12月 2日 (日)

チャレンジ自然農法(6)

日没間際、畑に行ってみました。すごいなあ、今日もぺんぺん草が満開。クローバーが青々と生い茂るその上に小さな白い花が咲き誇っていて、とても畑とは思えない光景。そんな畑に分け入ると長靴にはぺんぺん草の無数の小さな花びらがくっつきます。

密植して小さい上に虫に食われて放置されていたチンゲンサイを5株、カブを7株をいつものように収穫したほか、スティックブロッコリーを7本ポキリと摘みました。カブとブロッコリーは他の畑と比べても遜色ないできばえです。

周囲の所有者の迷惑にならないよう、境界付近の雑草は毎回そぎ取っているのですが、同行していた妻がそれでは我慢できなくなったようです。「境界付近の雑草をあと30センチは取り除け」と怒り出しました。

それにしてもぺんぺん草がなぜここまで生い茂るのか不思議に思えてきました。ネットで調べてみると正式名称は「なずな」、春の七草の一つ。当然食べることができます。栄養価もかなり高いようでホウレンソウの数倍とか。しかし食べる部分がどこかを調べると記載がない。どこのページも不親切ですね。

気になったのは春の七草なのに、なぜ秋に花が咲くのかということ。花が咲いたら植物は種をつけて枯れていくのが通常。そうなると春は枯れて食べる部分がなくなるじゃないの?

いろいろ調べてみると、本来は2月頃に新芽がでて花が咲くようです。それまでは葉が地表を覆うように広がる「ロゼッタ」状態で冬を越すのが本来の姿とか。そうなると今の状態は一種の狂い咲きのようです。暖かい気候が原因なのかもしれません。

とりあえず食べられることがわかり、期待していたホウレンソウの収穫見込みがないので、来週はホウレンソウの代わりに「ナズナ」を収穫して食べることにしています。

ハンカチを忘れてしまった一日のような二人のコーヒータイム(俵万智)

2018年11月30日 (金)

どんなシチュエーションでも笑顔が一番

仕事帰りに通夜に行きました。職場の上司などから香典を預かってきたので受付の女性にそのことを説明したのですが、なかなか要領を得ない。そこで先に祭壇に進んでお線香をあげ、遺影に手を合わせてから再び受付に戻りました。

受付の女性は黒い喪服姿、年齢は30ぐらいですが小柄でとてもかわいらしい。そんな華奢(きゃしゃ)な彼女から香典返しを8人分いただいたのですが、これが非常にかさばる。大きな紙袋を片手に4つずつ握ると姿勢が不自然なので腕がぱんぱん。思わず「これじゃあバーゲンセールに来たみたいだな」とこぼすと、この受付嬢が白い歯を見せて笑い出しました。

周囲の弔問客からすると不謹慎な奴だと怒られるかもしれません。でもこの日亡くなったのは80過ぎで、病院暮らしの長かった年寄り。故人と面識のない私は最初から淡々としたもの。帰り際にかわいらしい彼女の笑顔を見て、不思議と明るい気持ちで斎場を出ました。

その後いつものバーに寄り、いつものようにグラスワインとお通しのサラダを注文しました。バイトの女性が「今日はボージョレを準備してます。いかがですか」と珍しく、本当に珍しく勧めたのでそれを頼みました。

「仕入れはいつものグラスワインの3.5倍するんですが、同じ価格で提供してますからすごくお得ですよ」 ボージョレも珍しいけど、いつも無愛想なバイトの女性がセールストークをするなんてすごく珍しい。

しかも今日は金髪に染めた髪を鳥の巣風にアレンジ。前回来たときはボーイッシュで黒いアイシャドーだったのに。毎回こんなに化粧や髪型が変わるなんて。彼女に言わせると「私は化粧品や髪型とかに興味はないんですけど、友達がメイクするのが好きだから任せてるんで」とのこと。

私がお酒やスポーツ観戦が好きなのでその話をすると、「お酒は飲めませんよ。スポーツは見るよりやる方。でも引きこもりが一番。カーテン締めてゲームやパソコンをしてますから」とにべもない返事。

「私も彼女の友達になって、関心のないことでも任せてもらえるようになりたいなあ」ぼやきつつもなんだかご機嫌な夜でした。そんな上機嫌の私の顔を見て、無愛想なバイトの彼女も珍しく饒舌(じょうぜつ)だったのかも。

死というは日用品の中にありコンビニで買う香典袋(俵万智)

2018年11月29日 (木)

「誕プレ」がすぐに変換できるとは!

この間は高校生の娘の誕生日でした。帰宅してびっくり。先に帰っていた娘が友達からもらった誕生日プレゼントを机に広げていました。

そのプレゼントがすごい。セーター、ANNASUIのネイル、リュックサック、スナック菓子、ケーキ屋の焼き菓子などなど。高額なプレゼントは友達数人がお金を出し合って買ったそうですが、よくまあここまでできるなあと感心します。

娘がプレゼントするときはスーパーで売っているようなお菓子だったようですが、これじゃあお返しが大変だよなと心配になります。なにしろ私は娘にお小遣いを渡していませんから。

家庭によってお小遣いのルールがあるでしょうが、我が家ではお小遣いというものがありません。娘が小さいときは掃除やお手伝いをしたときに10円あげてましたが、最近は生意気で手伝いをしなくなり、その結果お小遣いをあげることもなくなりました。もっとも、じいちゃん、ばあちゃんがときどきお小遣いをあげるので、どうやらそれをこつこつ貯めているようです。

私が子供の頃はお誕生会はありましたが、プレゼントとなるとほとんど記憶がありません。唯一覚えているのは中学生の頃。友達の誕生会に出席したとき、私のプレゼントは中国みやげの土人形だったこと。まわりは一世風靡セピアのレコードなどかっこいいものばかり。とても恥ずかしくて、あのときは穴があったら入りたい心境でした。

高校生のときは寮生活。誕生日にスナック菓子を持参するのが恒例でした。これはこれでいい思い出です。みんなお小遣いがない生活でしたから、これで十分楽しかったですね。

ところで「誕プレ」。娘が最初「たんぷれ」と言ったときは何のことだか理解できませんでした。それが今ではワープロ変換一発で出てくるんですね。こんなに普及しているとは! 時代遅れのおじさんにはついていけないことが多すぎます。

恋をした’85年が暮れてゆく部屋には我とデヘンバギアと (俵万智)

2018年11月28日 (水)

「戦術リストランテⅤ」を読む

鹿児島ユナイテッドの試合を見て不思議に思うことがあります。ゴールキックのとき、フィールド全体の6分の1ぐらいの面積にほとんどの選手が集中し、ボールを奪い合う。なんで攻撃側なのにフィールドを広く使わないのだろうということです。また、攻撃でDFでボールを回すのはいいのですが、FWが上がりすぎて中盤が空き、ロングパスも出さないので手詰まりになることも不満でした。

最近のサッカー戦術に疎(うと)いので、「戦術リストランテⅤ(ファイブ)」(西部謙司・フットボリスタ編集部)を読んでみました。

ポジショナルプレー、5レーン、ハーフポジションなど、こんなサッカー用語が定着しつつあることを初めて知りました。サッカープレーの言語化といえば、ハンス・オフト監督の「アイコンタクト」「トライアングル」しか知らなかった私にとってはまさに未知の世界。

ヨーロッパのリーグで活躍するチームを取り上げて、代表的な選手の動きを例に戦術を解説するのですが、印象に残ったのはセビージャの「ロンド」とリバプールの「デュエル」、そしてライプツィッヒの「密集隊形」です。

ロンドとは鳥かごのこと。セビージャは中央にMF2人、その周りに8人の選出が円形に取り巻き、中心のMFとパスをしながら相手ゴールに迫る戦術。一方、リバプールはイングランドらしく、ロングボールなどを敵陣に放り込み高速ウィングがもぎ取る、1対1の強さで勝負する作戦。これはこれでパスサッカー、縦パス一本のパワープレーという従来の思考で理解できます。

しかし、ライプツィッヒは従来の概念を打ち破ります。狭く守るのは敵の攻撃陣が入り込むスペースを消すためということで理解できます。驚いたのは攻撃。通常、攻めるときは普通はウィングが開いて守備陣の間隔を広げ、その空いたスペースにセンタリングをあげてシュート、となります。ところがライプツィッヒは攻めるときも狭い。狭く攻める利点としては、攻守の切り替えが早いこと。そして狭い攻撃に慣れている分、敵よりも相対的に有利という発想。こんな戦術があるとは。

サッカー界も進化しているんですね。久しぶりに知的興奮を感じる本でした。来シーズンの鹿児島ユナイテッドの試合も、こういう観点で見るとまた面白いかもしれません。

くもりのち時々晴れの日常にシンビジウムの鉢植え届く(俵万智)

2018年11月27日 (火)

「シクラメンのかほり」が思い起こさせるもの

先週妻に連れられて、さつま町のちくりん館近くにある東花園(ひがしかえん)に行ってきました。この3連休から「シクラメン祭」を開催しています。

シクラメンと言えば小椋佳の「シクラメンのかほり」が昔大ヒットしました。いまでもそのメロディをときどき口ずさんでいます。「真綿色したシクラメンほど清(すが)しいものはない~」。私が子供の頃、シクラメンと言えば純白のイメージが定着していました。

しかし、今ではずいぶん違います。「シクラメン祭」の会場のハウスに入ると、6千を超える鉢が給水用のレールの上にずらりと敷き詰めていて圧巻です。品種も多様で、赤、ピンク、白、など多彩、そしてそのグラデーション、花弁のちぢれなどバリエーションが豊富で本当に華やか。

私は両親のために、ゲンペイカズラのように花弁が白、赤にくっきりした色合い(商品名が「クラシカルドレス」)のものと、濃いピンク色のシクラメンを選びました。どちらも花芽が密に上がっていて素晴らしいできばえです。

妻は白にグリーンの混じった花弁のシクラメンと、純白のシクラメンを選んでいました。4つ合わせて4千数百円。安い。前後には一度に8鉢買うなど大人買いする夫婦も。これだけ種類が多くて立派に育っていると欲しくなりますよね。

両親の家にこのシクラメンを届けたとき、花好きの母は大変喜んでくれました。そして家の窓際にはまだ花芽のないシクラメンが元気よく多くの葉を広げていました。このシクラメンも昨年、この東花園で購入したもの。ここのシクラメンは花が次々と咲くので長期間楽しめ、しかも夏越しまでできるから人気があって当然。この東花園は売上げのほとんどがハウス直売とか。納得です。

ところでシクラメンの匂い、知ってます? 私にはよくわかりませんが、歌のように清々しいとは思えないんですよね。やっぱり恋人との思い出と重なるかどうかが問題でしょうか。

思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみ(俵万智)

2018年11月26日 (月)

店員が客席にいる違和感と爽快感

仕事の帰り、バスに乗り遅れたため、いつものバーに顔を出しました。

店の中に入るとアルバイトの女性がカウンター席に。「おいおい、なんでここにいるんだよ」「今日はバイト休みなんですけど、ご飯食べたり勉強があったりで」なるほど、カウンターテーブルにはノートや手帳が開きっぱなし。

出会ってから1年以上の知ってる仲ですが、手帳などのプライベート情報がそういう状態だったので、カウンターの端に座っていた彼女とは間を空けて、私はもう片方のカウンターの端に座り、ハイボールを注文しました。

「まだ雨降ってました?」と彼女が話しかけてきたので、それからしばらくは先週ばったり道ばたで彼女と出会ったときに本人と気づかなかったこと、霜が降りていた市民農園、同窓会の幹事役が大変だったことなど、どうでもいいことをあれこれ。普段は接客で忙しい彼女とこんなにおしゃべりするのは久しぶり。カウンターの両端同士で話し続けるのも変なので「隣に座っていい?」と尋ねると「もう帰ります。いろいろ寄るところがあるんで」とのつれない返事。残念だなあ。こういうところが難しいんだよな。

彼女が帰った後はカウンター越しにマスターと別のアルベイトの女性と、昨日の鹿児島ユナイテッドの話を。このアルバイトの女性は初対面ですが、彼女の知り合いにユナイテッドの熱烈なファンがいるらしく今日は終始ご機嫌だったことを話してくれました。ただそれだけのことなんですが、見ず知らずなのになんだか共感できて楽しく飲めました。

このバーにはせいぜい月1回程度しか寄りませんが、こういう雰囲気だと何度を足を運びたくなります。やっぱり若い女性が笑顔で話に付き合ってくれると楽しいですよね。ああ、男っていくつになっても単純だな。

にわか雨を避けて屋台のコップ酒 人(ひと)生きていることの楽しさ (俵万智)

2018年11月25日 (日)

J2昇格おめでとう ユナイテッド

今日は鹿児島ユナイテッドのホーム最終戦。引き分け以上で2位が確定し、J2昇格が決定します。昨日シナプスブログに記事が出ていたので見ていると「前売り券完売」との情報。もしかしたら白波スタジアムが満員かも!!

びっくりですね。私もファンクラブ会員として今シーズンは10回ほど観戦しましたが、最大5千人。ほとんどの試合の入場者数は3千人でしたから。やっぱり昇格がかかった試合となると関心が高いのか。

私は午前11時に入場し試合を待ちました。いつもは両サイドの席に荷物をおいてゆったりしているのですが、今日は両隣におじさん、おばさん、前後には子供達が埋まってびっしり。結局この日の入場者数は1万900人あまり。スタジアム全体で見ても隅っこの沼津サポーターの狭いエリアに若干空席が目立つ程度。鹿児島市民がこんなに期待しているとは。

相手はアスルクラロ沼津。試合開始前にデモ映像がスタジアムで放映されるのですが、ここで「沼津と3戦して鹿児島は白星なし」の紹介があると会場にざわめきが。これだけお客がいるのに負けるなよ!

ゲームは一進一退。後半中央を抜けた味方のクロスに中原が合わせて先制ゴール。そのまま逃げ切って鹿児島ユナイテッドの勝利。私が応援するサイドバック藤澤選手のいる左サイドからの攻めは見られず、ほとんど右サイドからの攻め。ゴールシーンは数的劣勢ながら中央を二人で抜いて、最後にフリーの中原にアシストという展開でした。藤澤の調子が悪かったのか、それとも沼津の攻めを警戒してなのか、そこはよくわかりませんでした。

しかし、ユナイテッドのディフェンスは堅い。今日の試合では沼津のシュートは数えるほど。中盤の早めのアタックでシュートまでの体制をつくらせないという姿勢が今日の勝利の要因でしょう。

老若男女(ろうにゃくなんにょ)が大勢いた今日の観客席。毎試合とはいかないまでも、できるだけホームスタジアムに足を運んでユナイテッドを後押ししてほしいですね。

試合後のセレモニーに三反園知事があいさつ。同じくあいさつをした森市長はこれまで何度か見ましたが、まさか知事が来るとは。なぜ? 選挙公約のドーム球場の話を最近聞かなくなりましたがどうなってるんでしょうか? サッカー場の建設を優先するんでしょうか? それとも自分の選挙が優先で、その一環でご来場でしょうか? そんな話はしないまま、消えていきました。

こんやくを煮ながらくつくつ考える選挙の後のだるまの行方(俵万智)