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2021年11月21日 (日)

ストリートピアノ演奏旅行(宮崎県:JR高鍋駅)

先週の火曜日、宮崎市の会議に出席するために特急きりしまで宮崎市に向かいました。会議まで余裕があったので、宮崎駅からさらに日豊本線を北上して6つ目の駅、高鍋駅まで足を伸ばしました。

目的はもちろんストリートピアノです。なんとグランドピアノが設置されているのです。JRは駅構内のピアノの演奏を禁じているのですが、先月アップされた報道の動画では演奏可能となっているではありませんか?

JR九州がどうして高鍋駅だけを特別待遇しているのかは不明ですが、グランドピアノが演奏できるとなるとこれは行くしかありません。

高鍋駅は駅員がいるものの本当に田舎の駅です。ガランとした駅構内の奥にピアノ専用の区画があり、漆黒のグランドピアノが置かれていました。

駅構内には20歳前後の女性がひとり、ぽつんと壁にもたれて立っているだけでベンチには誰一人座っていません。ピアノを演奏できることを確認し、蓋を開けられないか確認し(結局蓋を上げることはできませんでした)、いざ演奏しようと思ったとき、この女性に話しかけたくなりました。

「お願いがあるんですがいいですか?」声をかけるとキョトンとした顔をしています。「これからピアノを弾くんですがこのスマホで撮影してくれませんか?」 えっと驚いた顔をしていましたが、私がスマホを差し出すと素直に受け取り、ピアノ室まで一緒に来てくれました。

彼女が私を撮影しているのを見届けてから、「戦場のメリークリスマス」を弾きました。サビのところなどで数回とちってしまいましたが最後まで弾き終えることができました。撮影を終えた彼女は小さく拍手をしてくれました。

スマホを受け取りお礼を言うと、続けてケツメイシの「さくら」を演奏しました。さきほどの「戦メリ」もそうなんですが、音がとても大きくて共鳴するんですよね。ペダルを適切に踏み直さないとたくさんの音が重なり過ぎて逆に不快になります。この部屋の影響もあるのかもしれません。でもうれしいですね。こんなに音を反響させるピアノが弾けるなんて。

「さくら」を弾いているとき、彼女は自分のスマホで私を撮影していました。演奏が終わってから駅のベンチに腰掛けている彼女に、楽譜が読めないことやピアノの練習などのエピソードを話しかけました

「私は吹奏楽部だったので楽譜は読めます。でも、ピアノを弾けるってすごいですね。ここでピアノを弾く人を始めてみました」マスクをしている上に声が小さいので聞きづらかったのですが、私は彼女の隣に腰掛けてしずかに彼女の声に耳を傾けました。短い会話の後、宮崎駅へ向かう列車が来る時間になったので、またホームに向かいました。

自宅に戻って動画を見ました。うーむ。ミスはしょうがないにしても、リズムが早くなったり、遅くなったりと一定していないことがよくわかりました。自分ではすばらしいっと思っていても、客観的に自分の姿をみるといかに自己中心的かがわかります。そして、どうせ撮影するなら彼女の姿も撮っておけばよかったと後悔しました。

それにしても高鍋駅はいいですね。駅の利用者がうらやましい。

砂利道の上にもみじが散っていてしゃがんできみは撮る それを撮る (阿波野巧也)

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