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2021年11月21日 (日)

日本シリーズでパ・リーグが勝つのはDH制が原因?

11月20日の日本シリーズ第1戦はバファローズがスワローズにサヨナラ勝ち。これで日本シリーズではパ・リーグのチームがセ・リーグに対して13連勝と連勝記録を更新しました。

日本シリーズはただでさえ、パ・リーグチームが8連覇中。この10年でセ・リーグが優勝したのは1回しかありません。パ・リーグの豪快な野球がみみっちいセ・リーグ野球を木っ端微塵に打ち砕いたと思っていたのですが、朝日新聞のスポーツ欄では別の見方をしていました。

11月20日の記事に「日本シリーズでセ球団はパの本拠地で19連敗中なのだ。DH制ありの試合で総じてパワー負けしている。その『呪縛』を解けるか」とあったのです。

確かにDH制により、パ・リーグは力と力のぶつかり合いです。これがパ・リーグのピッチャーの能力を向上させ、それに対抗するバッターも思いっきりバットを振り抜くという選手のレベルアップに貢献したことは間違いありません。

でも試合に関して言えば必ずしもDH制度があるからセ・リーグが負けるというのは飛躍しているのではないでしょうか?

パ・リーグはDH制なので投手はシーズン中にバッティングをすることはありませんし、そもそも練習をすることもないでしょう。とすれば、セ・リーグの投手は日頃からバッティングをしているわけで、セ球団の本拠地ならばもっとセ球団の勝率が上がるのが当然ではないでしょうか。

DH制度ということで投手の代わりに代打専門の選手も出場機会が増えます。そう考えると日本シリーズではDH制でパ・リーグだけが有利になるというのは、疑問です。

もし、朝日新聞の記事が正しいならば、セ球団の投手は全然打撃練習をしてないので、セ球団の本拠地での試合も有利にならないということになる。ということは、通常のペナントレースでも、まったくヒットを期待できない場面を繰り返していることになります。

なるほど、これじゃあセ・リーグは弱体化するはずですね。あっ、そういえば二刀流の大谷選手はパ・リーグの日本ハムにいましたね。すごい皮肉だ。

さて、このブログを書いている時は第2戦の真っ最中。6回まで0−0と膠着状態が続いています。どちらのチームも昨年の最下位からのリーグ優勝。日本シリーズで圧倒的な強さを誇ってきたソフトバンクホークスがいない以上、どちらが日本シリーズを制してもおかしくありません。結果はいかに?

球場に作り出される真昼間を近景として我ら華やぐ(俵万智)

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