鹿児島県内のストリートピアノ演奏旅行(鹿児島本線、肥薩おれんじ鉄道)
今日は鹿児島中央駅から鹿児島本線に乗り、川内駅で肥薩おれんじ鉄道に乗り換え、阿久根駅までいきました。目的はもちろんストリートピアノです。
阿久根駅の待合室の奥に、黒いアップライトピアノが上品に置かれています。
その前に構内にある食堂「阿久根屋」でおすすめの「さば飯」をいただきました。ごはんの上に角切りのサバと細切りきざみ海苔がたっぷりかかっている丼飯(どんぶりめし)です。半分ほど食べたところで出汁(だし)をかけてお茶漬けのようにさらさらといただき、さらに残り半分となったところで「お好みで」とついていた練からしを溶かしていただきます。3度楽しめるおいしい昼食でした。
さて、腹を満たしたところで演奏開始。はじめに鍵盤を数カ所押したところどれも音が大きくてびっくり。やさしく押しても駅全体に音が響き渡るのでちょっとびびりました。
いつものように「戦場のメリークリスマス」を弾くのですが何度もミスってしまう情けなさ。しばらくしてから再チャレンジしましたが、またしてもボロボロの状態。演奏を終えると胃にキリキリと痛みが。どうやらピアノの素晴らしさに緊張しすぎたようです。
1時間弱阿久根駅に滞在し、再び川内駅へ。ここにもストリートピアノがあるのです。見つけたのは新幹線改札口の中。しかし、ピアノの前には「コロナ対策のため演奏不可」の注意書きがありました。ここでもダメかJR。
次は隣の隈之城駅で下車し、歩いて10分程の距離にあるプラッセだいわ川内店へ。ここのストリートピアノは建物の中央にある2階まで吹抜の空間にありました。しかし、肝心のピアノは壁際に押しやられ、鍵盤は壁側に。貼り付けられた紙には「コロナ対策のため演奏不可」。ここもダメか。
駅やスーパーのベンチやジュースの自動販売機は多くの人に触れられるので感染の可能性がよっぽど高そうですが、こちらは従来どおり使用できます。それに比べ、演奏する人は数えるほどのピアノだけが接触禁止だなんて。
どうやら目的は感染防止ではないですね。利用者の少ないピアノが「生贄」に選ばれたのでしょう。管理者が感染防止に取り組んでいる姿勢を見せるためには、最もコスト(悪い評判)が小さいから。国も国なら、一般人の考えているのもこの程度。ばかばかしい。
熊を使い人を殺してゆくゲーム三分で我は八人殺す(俵万智)
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