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2021年5月

2021年5月27日 (木)

聖火リレーは今どこに? まったく報じなくなったのはなぜ?

もうすぐ東京オリンピック2020が開催されます。最近のNHKおはよう日本のスポーツコーナーはオリンピック報道を明らかに優先しています。プロ野球やJリーグなんて試合結果すらみることがありません。

こんなに盛り上げようと頑張っているのに、聖火リレーのニュースをまったく見なくなりました。もう終わったんでしょうか?

ネットで調べてみると今日は滋賀県で実施となっていました。オリンピックを盛り上げるために聖火リレーがあるのにどうして報じないのでしょうか。もはや聖火リレーはローカルニュース扱いに墜ちたんでしょうか。哀れですね。

もともとオリンピックでの聖火リレーが始まったのはベルリンオリンピックからです。当時はヒトラー政権時代。ゲルマン民族の優秀性を示すべくプロパガンダ全盛。このときもは採火したギリシアからベルリンまでの陸路をリレーする、正真正銘の聖火リレー。

それに対して今度の聖火リレーは「なんちゃって」ですからね。ぶつ切りもいいところ。ひどいのは鹿児島県本土と離島を一日で「つなぐ」というもの。そんなことはもちろんできっこない。つまり、聖火があちこちに同時に存在しているということなんですよね。あっ、みんな知ってましたね。

だったら聖火リレーは全国一斉に同時にやればいいじゃないの? 各県を2〜3日づつかけて少しずつ走ることがオリンピックを盛り上げるという目的があるとしたら、すでに失っていますよね。だって、他県の聖火リレーは報じないんだから。

聖火リレーのホームページを見たら、コロナの感染が拡大している福岡県、広島県、岡山県、兵庫県などは点火セレモニーだけで、公道を走るようなことはしていないんですね。なるほど、だから全国ニュースにならないのか。点火だけじゃ絵はどこも同じ。ニュースで放送すればするほど盛り下がりますからね。

聖火リレーはいつまで続くのでしょうか。国民の大半が知らないままにしばらく続いていくのでしょう。ところであなた、オリンピックを見ます? 私はわざわざ見ようなんて気はありません。おそらくオリンピック特番が始まれば、テレビのチャンネルを変えるでしょうね。関心ないから。

ああ今日も終わるねなんて言いながらスポーツニュースを見ており父と(俵万智)