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2020年11月 7日 (土)

アメリカに分断をもたらしたのはトランプなのか?

アメリカ大統領選挙の開票が予想されたとおり混乱してます。即日開票が当たり前の日本では考えられない事態ですが,これぞアメリカンデモクラシーなんでしょう。

さて,トランプ大統領の4年間について,マスコミ各社はアメリカに分断をもたらした元凶と非難しています。

マスコミに対して「フェイクニュース」と罵っては批判を受け,メキシコとの国境に壁をつくり,その費用はメキシコに請求するといっては人権保護派から批判を受け,二酸化炭素排出削減のパリ協定から脱退しては環境保護派から批判を受け,WTOから脱退するといってはグローバル経済推進派だけではなく,便乗した評論家(TPPは日本を滅ぼすためのアメリカの罠だ,と主張した中野氏など)の面目を失わせてきました。

これらの一連の騒動がアメリカ国民に深刻な分断をもたらしたトランプ大統領。しかし,大接戦を繰り広げている選挙開票状況をみてわかるとおり,国民の半数近くがトランプを根強く支持している現実が「フェイク」ではないことを証明しています。

私は,トランプがアメリカに深刻な分断をもたらしたとするマスコミの主張にはどうしても賛同できません。そもそもトランプは,既に「分断されていたアメリカの現実」を顕在化させただけではないのでしょうか。

トランプが登場するまで,反グローバル化を心に抱いていた国民は実際にそこにいたのに,マスコミは取り上げなかった,あるいは無視し続けていたのだと思います。それにしても,日本のマスコミは毎日長時間,大統領選挙開票をニュースにし続けています。よほど日本ではニュースがない(あるいは,マスコミが何かを隠そうとしている)のでしょうね。

全然関係ありませんが,どうしてアメリカ大統領選挙の選挙速報は得票数ではなく,得票率なんでしょうか。得票数だったら,あと何票で逆転というイメージが湧きますが,得票率(例えば48.3%と47.1%で争っています)だと,どの程度の差があるのか見当もつきません。ましてや,双方の割合を合計しても100%にならないということはどういうことなのか,意味不明です。残りは無効票ということなんでしょうか?

ちなみにネットニュースでは,バイデン候補の全米の得票数が過去最高であることを報じています。

変ですね。どうして開票が終了していないのに,アメリカ全土の得票数が過去最高と断言できるのか。全米の得票数がわかるなら,各州の得票数を表示してもいいはずでは,と思うのが普通ではないでしょうか。謎です。これこそ,フェイクニュースでは?

あなたは勝つものとおもつてゐましたかと老いたる妻のさびしげにいふ(土岐善麿)

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