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2020年4月19日 (日)

開花から1週間でもう葉桜に 長い1日が続いても確実に時は過ぎている

我が家の庭の桜は花びらが散り始めました。すでに葉が吹きだしています。先週ようやく桜が満開になったかと思いきや、もう葉桜の時期に移るようです。

ここ最近は1日1日が長い。勤務時間が長いのももちろんですが、その内容が激動に満ちています。苦情の電話で時間をとられて不愉快な気分になったり、社長の理不尽な指示に激怒したり、私の指示に従わない部下であったり、仕事を抱えるばかりで処理が滞っていたり。非常にストレスフルな毎日が続きます。

私の超過勤務時間が毎月100時間を超えているのですが、部下も同様。以前は担当と班長だけが仕事をしていたのですが、当然回らない。そこで私がチーム全員に業務を割り振った過去があります。先日は土日出勤した時には平日に休みをとるようにチームで調整するようにとその班長に話をしたのですが、まったく動こうとしません。逆にその班長が土日に出勤して対応するからと言い出す始末。

すでに戦場のような修羅場が3か月続いています。毎日、担当チームは全員が24時まで残業しています。新型コロナウイルスの終息の兆しが見えない今、こんな臨戦態勢が長続きするはずがありません。

班長はお人よしで部下に命令ができないタイプです。おそらく、思考停止状態に陥っているのでしょう。そのチームだけでは対応できないため、他の部署から多数応援をもらっている状態であるのに。おそらく、自分が頑張ることが彼の精神安定剤なのでしょう。私からすればいい迷惑です。

日本人の美徳として、率先垂範(そっせんすいはん)があります。まずはリーダーがお手本となるべきということです。私もそれに異論は唱えません。しかし、長時間労働の率先垂範は大きな勘違いです。

精神力(ストレス耐性)、体力は個人差があります。そして社会人であれば当然ながら家庭を持ち、妻子がいます。さまざまな事情を抱えた部下がいるにも関わらず、上司が長時間労働のお手本を見せつけられたら、その部下たちは「もっと残業しろ」というメッセージしか受け取りません。精神力、体力に劣る部下や、家庭をもつ部下にとっては悲劇です。

上司の最大の役割はマネジメントです。上司が数時間の残業で部下の成果の不足分を補えるのであれば、それは美徳として周囲は受け止めるでしょう。しかし、数十人分の成果が不足しているのに、それを一人の長時間労働で補おうなんて、私に言わせればポーズ(自己満足)であり、無責任としか思えません。きっと班長は申し訳ないという気持ちをもっているから働き続けるのかもしれませんが、反省は自分の心の中でとどめてもらいたい。

どうやら指揮権を私が奪わなければならない段階に近づいているようです。越権行為と批判されるでしょうが、部下がバタバタと倒れる姿を見たくはありません。

事故死を出した会社というは静かにて電話の音が時おりひびく(松村正直)

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