君はダンデライオン いやされる原田知世の歌声
木曜日は残業で翌朝の5時まで。金曜日は通常どおり出勤するも事件が発生して帰宅は午前0時。土曜日の午前は家の中の片付けなどをして,お昼を食べたら会社から緊急出勤の要請。またもや事件発生で帰宅は午前0時を過ぎていました。
そして日曜日の今日も午後から会社に出勤です。新型コロナウイルス騒動に振り回されています。
こんな日が続くと体がもつのか心配です。金曜日は勤務時間の途中,医師の診察を受けました。結果は夜10時以降の就業制限。
確かにここ最近は布団に入っている時間は6時間ほどありますが,仕事の夢を見て目が覚めたり,なかなか寝付けなかったりで,実質の睡眠時間は4~5時間程度。ひどい目眩(めまい)が現れたり,寝ているときに左足のすねの外側の筋肉がつったりと,体にも変調をきたしています。仕事をしていても集中力に欠けるようになってきました。限界が近づいているようです。
日曜日の午前,久しぶりに届いたポストクロッシングのハガキを読み,システムに登録しました。いい息抜きになります。
ドイツのSabinから届いたのは黄色いチューリップの絵はがき。お礼のメールを書いて彼女のサイトを閲覧すると,4月19日は彼女の誕生日でした。こんな偶然もあるもんですね。さっそく誕生日おめでとうのメールを送りました。
もう一通はカナダからの絵はがき。こちらはおいしそうなパンケーキの2段重ねにバターとシロップがたっぷりかけてあり,いちごがひとつ乗っかっています。サイドには,目玉焼きと薄いハンバーグが2枚ずつ。おいしい食卓をみると幸せが伝わってきます。
そして3通目がオランダから届いた花のイラストに英語表記がついたハガキ。チューリップの絵の隣にはtulip,水仙の絵の隣にはnarcisusと表示されています。
思わず目がとまったのがたんぽぽ。dandelionと表示されていました。ダンデライオンってたんぽぽって意味だったんだと初めて知りました。
数週間前にアマゾンミュージックで聞いていた「春うた」プログラムに,原田知世の「ダンデライオン 遅咲きのタンポポ」という曲がありました。聞いたことのある歌詞とメロディ。でも,ちょっと違う。妻に「この曲,誰の曲だったっけ?」と訊ねると「ユーミンの曲じゃない。あなたいつも聞いていたでしょ」
そう,私はこの曲が収められたユーミンのCDを20年ぐらい車の中で聞いていたのに,曲の題名を知らないままできたのです。「君はためらいの・・・」と私には聞こえていたのですが,「ためらいの」は「ダンデライオン」だったんですね。そして「ダンデライオン」て動物のライオンではなくて「たんぽぽ」だったんだ。いや,恥ずかしい。
静かで心にしみるような原田知世の歌はユーミンの歌と違って聞こえてきます。ユーミンだと恋に破れた女性の恨み節「ライオンの叫び」のように聞こえるのですが,原田知世の声だとこの人と一緒に生きていこうという,おおげさではないけど,心に秘めた強い意思と前向きさ「たんぽぽの種が空を飛んで静かに知らない場所に根を下ろす」を感じます。
原田知世主演の「時をかける少女」が上映されたのは私が中学生のときでした。彼女は私より少し年上のはず。だとするともう50歳を過ぎたかどうか。最近はテレビや映画で見かけませんが元気にしているのかしら。
人間が人間として生きているブドウがブドウの木であるように(俵万智)
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