福岡ソフトバンクホークス10連勝で日本一 哀れなり巨人・中畑
昨夜はホークス対ジャイアンツの試合をテレビで観戦しました。結果はご存じのとおり,4-3で勝利。ジャイアンツに4連勝とまさしく圧倒しました。
私はパリーグの試合しか見ないので,ジャイアンツのゲームを見るのは本当に久しぶりです。解説者は中畑清。なつかしいなあ。80年代のジャイアンツでは非常に人気のある選手でした。「絶好調」が決めセリフ。
現役を引退してからはテレビ中継の解説者として活躍(?)。解説といっても「あいつはここで打ちそうな気がします」「きっとやってくれる」という,ジャイアンツファンのコメントと変わりません。
私が大学生の時,ジャイアンツ戦のテレビ中継で中畑と江川卓が解説をしていたことがありました。ジャイアンツが攻撃でチャンスを迎えたとき,代打が登場したところで中畑は「あいつはここでやってくれそうな気がしますね」とコメントすると,江川がすかさず「この場面でこのバッターだとダブルプレーが怖いですね」。結果は江川の予想どおりダブルプレーでチェンジ。そのままコマーシャルでした。
昨夜の中畑の解説も,ホークスのプレーが失敗する度に「これで流れは変わる」とジャイアンツファンの心情にあわせたような解説(?)を繰り返しました。しかし,流れは変わることなくジャイアンツはホークスに4連敗。まったくいいところがありませんでした。
私が小さいときから大学生(Jリーグが開幕する)まで,テレビのゴールデンタイムには必ずジャイアンツ戦が放送されていました。ところが今や地上波でジャイアンツ戦が放送されることはないんじゃないかな。読売専属のジャイアンツOBはどうやって生計を立てているんだろう,と余計なことを考えてしまいました。
それはともかく,ホークスはクライマックスシリーズの初戦でイーグルスに負けただけでその後は10連勝と圧倒的な強さを発揮しました。特に打線が大爆発。これは本当に驚きました。
シーズン中は柳田など主力が怪我で戦列を離れ打線は振るわず,ピッチャーの頑張りで戦ったのですが,ペナントレースはライオンズの後塵を拝して2位。それがシーズン終盤になって怪我で休んでいた選手達が次々に復帰し,このクライマックスシリーズにおいて打撃陣がピークを迎えたようです。
これでこの20年,日本シリーズはパリーグが14回優勝。ジャイアンツのテレビ中継がなくなったらセリーグは本当に弱くなりましたね。あっ,弱いから中継がないのかな。
球場に作り出される真昼間を近景として我ら華やぐ(俵万智)
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