統計実績対因果関係とブログのアクセス件数と私の農園
今朝は市民農園へ。大雨が続いたので心配していましたが、さほど雑草は生えておらず、草取りは10分程度で完了。かぼちゃの苗3本は元気よく伸びて大きな葉をたくさんつけていました。キュウリ2本も葉と花をつけていました。こちらは葉も花もかぼちゃとそっくり。ただし、大きさはかぼちゃの3分の1程度ですが。
それ以外のエリア(畑の6割)にはクローバーの花が咲き終わり、葉だけが生い茂っています。地表近くを見るとコオロギとクモがたくさん飛び跳ねていました。畑にコオロギとはね。驚きです。多種多様な生態系の畑にしようと思って手入れをしてきたのですが、意外な展開が続いていて毎週新たな発見があります。ちいさなカオス状態です。しかし、陸稲やゴマがまったく姿がないのが残念ですけど。
閑話休題。今日はブログのアクセス状況について記録しておきたいと思います。
このシナプスブログは最新24時間のアクセス記録を見ることができます。時刻とアクセスしたページが表示されます。ただし、ページは必ずしもタイトルが表示されるわけではなく、アドレスで表示されることもあります。アドレスだと何のページかわかりませんが、これはシナプスの問題なのでしょうがないですね。
表示されたページでは明らかに偏りがあります。例えばいつもランキングのトップにある「えっ山田安斗夢が・・・」は2月に書いたブログですが、7月になってもアクセスの記録があります。特に6月にはアクセス件数が急増した時期がありました。バスケットボールの鹿児島レブナイズをテーマにしたブログはほかにもいっぱい書いているのですが、アクセスがあるのはこのページだけです。不思議です。ちなみに、このブログは「レブナイズ 弱い」で検索すると上位に表示されることがわかりました。面白いですね。
「奇妙な孤島の物語」もたまにアクセス記録があります。これは書評です。超マイナーな本なのですが、なぜか思い出したように一日に数件アクセスがあることがあります。これも不思議です。どういう検索をすれば私のブログに行き着くのか? いまだに不明です。
「紅麹焼酎」「上野のイラン人、農場のベトナム人」も半年ぐらい前のブログですが、数ヶ月に1回はアクセスがあります。これらも検索方法不明。見当がつきません。
普通、仮説を立ててデータを収集し、実証するのがいわゆる学術的な研究です。しかし、いわゆるビッグデータは違います。とにかく大量のデータを収集し、相関関係を導きます。原因や理由はまったくわからないけれど効果があるかないかがわかります。例えばネットの広告がそうですね。とりあえすホームページに載せて因果関係は不明でも、アクセスが多いという事実関係が認められればオーケーなんですから。
ハンガリー出身の医師イグナッツ・ゼンメルワイスは統計調査の結果、手を洗うと病気が防げることを発見しました。しかし、当時の医師達は科学的な根拠がないとゼンメルワイスの提案を拒否したばかりか彼を解雇します。その後、彼は神経衰弱を病み、精神病院で47歳の生涯を閉じます。これは19世紀半ばの出来事。コッホが細菌(炭疽菌)を発見する前のことでした。
統計的には正しくても、因果関係がはっきりしないとその提案を却下する。私の会社でもよくあることです。それがいまでは因果関係がわからなくてもビッグデータ(AI)が正解を導くことが世間に知れ渡るようになりました。その思考過程はブラックボックスですが正しいのです。だから囲碁・将棋ではAIが人間を圧倒しました。
人間は何にせよ納得しないと行動できない。でも機械は「意識」がないから統計的に処理できる。そういうことなんでしょうね。でもこれって、「しきたり」や「伝統」と通じるものがあると思いませんか。原因はわからないけど、昔からそうやっているから私もそうしている。そういう伝統を破壊してきた「科学的思考」って、実は「あさはか」や「一知半解」と同じかもしれません。
愛してる愛していない花びらの数だけ愛があればいいのに(俵万智)
コメント