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2019年4月

2019年4月28日 (日)

平成最後の運転免許証更新 交通安全協会費を支払う私を馬鹿にした上司

運転免許証の更新のため谷山の交通安全センターに行きました。我が家には自家用車は1台しかありませんが普段は妻しか運転しないので、私はペーパードライバー状態。というわけで無事故無違反のゴールドカード。今朝もセンターまで妻の運転で送ってもらいました。

最初の窓口で「交通安全協会の会費はどうしますか?」と訊かれました。私は了承して、更新手数料とは別に5年分の会費3千円を支払い、封筒に入った資料をもらいました。

もう20年ほど昔のこと。加世田市にある観光関係の会社で働いていた頃のことです。当時の上司が交通安全協会費を払う奴は馬鹿だといい、免許更新の時は一度も会費は払っていない、と豪語していました。まだ若かった私は上司を信用して、加世田警察署で免許更新の手続きをするときに会費の支払いを拒否しました。

すると、窓口の女性は態度を変えて「免許更新に必要な写真はここでは撮影しません。持参してください」と高圧的に。今さら会費を払いますというのも癪(しゃく)なので、それから近くの写真屋に行って証明写真を撮り、再度窓口に戻って更新手続きを行いました。

人は自分に都合のいいことしか言わないものですね。この上司は証明写真が別に必要だということを教えてくれませんでした。そして、さも会費がまったく別のこと(警察関係者の飲食など)に無駄遣いされているといわんばかり。私を騙したのか、交通安全協会に嫌いな人がいたのか、真実は不明ですが嫌な思いをしたものです。

それ以来、交通安全協会費はきちんと支払っています。そしてこの上司の言うことは聞き流すようになりました。当時から共働きだった私は、子どもの関係で休みをとったり、育児関係の給付金を申請したりすることがありましたが、この上司は何かにつけて嫌みを言ってきました。が、「こいつ馬鹿だからな」と上から目線でやり過ごしました。

帰宅してNHKのお昼のニュースを見ると「平成最後の免許更新」に訪れた人々が取材されていました。その様子を見ながら、交通安全センターでもらった封筒をそのままゴミ箱へ捨てました。私が会費を納めるのは、こんな資料をもらうためじゃありませんよ。

百獣の矜恃(きょうじ)に似たる怒気ありて侮(あなど)る者を追い詰めんとす(尾崎左永子)