沈丁花(じんちょうげ)は散り、水仙は咲き乱れ、いよいよ旅立ち
今年は暖かいまま春を迎えました。先日鹿児島でも春一番が吹き、気温も20度を越えました。
今年は沈丁花が2月中に白い小さな花を咲かせました。この花はいい香りがして花も可憐(かれん)。大好きな花木(かぼく)です。近くに植えているトサミズキもようやくつぼみが膨らんできました。こちらはいつもより相当遅い。ガス管の取り替え作業の時に植え替えたため、ひょっとして枯れてしまったのではと心配していたのでほっとしました。
そしてモミジ。若葉を徐々に広げ始めました。モミジは紅葉が素敵だといいますが、私はモミジの新緑が大好きです。新緑が大好きなのはサクラも同じ。花は1週間ほどで散ってしまいますが、その後の新緑はとてもまぶしい。私は5月の葉桜が大好きです。
そしてこの時期になって、水仙が咲き始めました。水仙と言えば2月の寒い時期に咲く花というイメージですが、どうなってるんでしょう。その隣にはチューリップが大きな赤い一輪を咲かせました。季節感があるようなないような。まあ、一斉に花を楽しめるということで細かいことは気にしないであげましょう。
明日はいよいよ娘が進学先へ引っ越します。子供の成長は本当に早い。赤ちゃんの頃は手がかかって大変でした。保育園に通うようになった頃は一緒に遊ぼうとせがまれたり、ずっと抱っこと甘えられたり。こんなときは1人の時間が欲しいと思ったもの。
ところが今になると一緒に過ごせた時間が貴重だったんだなあと今更ながら思います。小さかった娘がいよいよ巣立っていきます。娘は「もうここには帰ってこないよ。夏休みとかはバイトで稼がなきゃ」 我ながらたくましく育てたものです。
行くのかと言わずにいなくなるのかと家を出る日に父が呟(つぶや)く(俵万智)
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