静かな観客席 鹿児島ユナイテッドの市民無料招待 もっと見せ場を!
今日は鹿児島ユナイテッド対町田ゼルビアを観戦しました。
今日の試合は鹿児島市民3000人の無料招待試合。私が白波スタジアムに到着したのは試合開始の20分前だったこともあり、いつも陣取るホームスタンドのセンターライン付近は満員。仕方なく空席がちらほら見えるビジター側の席に座りました。このときはまだ私の前後左右は空席があったのですが、キックオフの時にはほぼ埋まりました。今日は快晴で風も穏やかに大隅方面向き。絶好の観戦日和(かんせんびより)です。期待が高まります。
しかし、試合展開は疑問符だらけ。まずFWは韓ではなく薗田のワントップ。当然ながらこれまで見られたポストプレーがありません。その結果、相手ゴールを上に見立てるとU字型にボールをつなぐ展開になります。さらに不思議なのは両ウイングの位置までボールを運んでもすぐにボールをセンタリングしないこと。もたついているうちにライン際に追い込まれて何度もボールを奪われます。
対戦相手のゼルビアはフィールドの6分の1のエリアにキーパーを除く全員が密集する超コンパクトサッカー。ユナイテッドのショートパスはどんどんコースを封じられていました。シュードどころではありません。わずかなチャンスでもシュートを打たない、センタリングをあげない、これでは勝てるはずがない!
ユナイテッドのフォーメーションは4-5-1。しかし、攻撃のときは両サイドハーフ(あるいはDF藤澤)がウイングの位置まで上がるので事実上の4-2-4。しかし、スルーパスはほとんど見られず、バックスからのロングボールもなし。その結果前線の4人はほとんど遊んでいました。
提案が2つあります。一つはもっとロングボール、スルーパスの多用。両サイドバックの砂森、藤澤はチームきってのキッカー。2人から前線へのロングパスはきっと攻撃のバリエーションを広げます。もう一つは両サイドの攻撃の変化。縦パスだけではなく、インサイドハーフとの三角形をつくってパスコースを複数確保しては。これはインサイドハーフのポジショニングが大事です。それができないならもっと中盤の人数を増やすべきではないでしょうか?
一方、ディフェンスはしっかり守っていました。前半終了間際にPKで1点奪われましたが、それ以外は安心してみていられました。何度かバックスとアンカーのパス回しでヒヤリとしたシーンがありましたが、シュートに結びつかないようしっかりカバーしていました。
試合結果は0-1。残念です。さらに残念なのは7000人を越える観客がいたのに、私の周りは非常に静かだったこと。私のメガホンをたたく音が寂しさを増します。終了10分前あたりからようやく手拍子が出始めましたが遅すぎる。まあ私がうるさいだけかもしれません。ハーフタイムのときに、私の前の女子高生2人組と左にいたカップルはいなくなっていました。あー、寂しいなあ。
最後に一言。帰りのシャトルバス。今度はちゃんと利用しましたよ。整理員がいて助かりました。ありがとうございました。
「おまえオレに言いたいことがあるだろう」決めつけられてそんな気もする(俵万智)
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