食べ慣れたカレーがいちばんおいしい
「カレーの経営学」(井上岳久)を読みました。ハウスバーモントカレーや会社の歴史、レトルトなどの商品開発や多様化、カレーショップの話までカレーの蘊蓄(うんちく)がいっぱい。
私は子供の頃からカレーライスが大好きで、夕食がカレーの時は小学生のときでも父の倍は食べていました。高校生の時は寮生活だったのですが、ここでも寮生の一番人気はカレーライス。カレーの日はみんなダッシュで寮に帰り、食べていました。大学生の一人暮らしのときも調理が簡単なカレーは定番。就職して職員寮にいた頃も、毎週日曜日の夜はカレーライス。
結婚して子供が生まれてからもカレーライスが定番。娘が小学生になる頃から毎週金曜日がカレーの日。最近は毎週木曜日に妻が中国語講座に行くため、その日がカレーの日。いずれにせよ、週1回はカレーライスという食生活を10年以上続けてきました。
「カレーの経営学」によれば、おいしいカレーとは子供の時から食べ慣れたカレーだとか。確かに私も妻も子供の時からハウスバーモントカレー。結婚当初はいろいろ試してみましたが最終的に同じバーモントカレーに落ち着きました。ただし、妻はドライカレーの方が好きですが。
日本マクドナルドの社長、藤田田(ふじた・でん)氏は「人は10歳までに食べたものを一生食べ続ける」と言って子供にハンバーガーを食べさせる戦略をとったのは有名な話。ハウス食品もおなじ戦略だったんですね。私は小学生の時に藤田田のインタビューを聞いて「恐ろしい人だ」と思ったものです。しかし、まさかカレーもそうだったとは。まんまとはまってしまいました。
ところでハンバーガー。私が生まれ育った町にはマクドナルドの店がなくて、初めて食べたのは寮生活をしていた高校生の時。おかげで(?)私の昼食の選択肢にマクドナルドはありません。藤田のいうとおりでしたね。
知っとるか、たこやきだけやあれへんでナウいヤングはドライカレーじゃ(俵万智)
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