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2019年1月16日 (水)

不動産業は今日もつらいよ

現在は不動産関係の仕事をしています。

先日、顧客から賃貸のビルから撤退したい(賃貸借契約を打ち切りたい)との申し出がありました。経営が苦しいということだったので賃料を大幅に引き下げていたのですが、それでも赤字続きで今回の話になったとか。

賃貸ビルも老朽化する一方でに維持補修にお金がかかります。他にもアパート経営をしているのですが、ここ3年ぐらいで空き家が急増。そして分譲の動きも鈍い。どうなってるの?

他の工務店の話でも最近の建築・契約は激減とか。消費税増税前ですが過去のような駆け込み需要もないみたいです。すでに出尽くしたのかも。

消費税増税は以前から度々話題になっていましたよね。私が家を建てた8年前にも工務店の営業者から「来年は消費税が上がるかもしれません」みたいなセールストークが出てました。「来年こそは増税かも・・」の殺し文句をハウスメーカーが8年言い続けてきたと思うと、オオカミ少年どころではありません。ついに増税確実となりましたが、それを本気で考えていた人たちはすでに家を建ててしまい、最初は本気だったけどもうどうでもいいよ、という気持ちになった人はモチベーションが上がらないんでしょうね。

分譲はともかく、安定的な収入が見込める賃貸収入が悪化するのは避けたい。しかし、どういう手法で改善すべきかが見えません。サブリース、リフォーム、再開発などなど上司から検討するよう指示が飛んできますがどうもしっくりきません。ユニクロの経営が典型的ですが、最近の成長企業は不動産を所有せず、土地や建物は賃貸ですませて、保有資産の価値よりも出店・撤退が容易な機動性を重視します。そう考えると賃貸需要はもっとありそうなんだけどなあ。鹿児島の不動産相場は高すぎるのかなあ。やっぱり、うちの物件にはお客をわくわくさせるものが足りないのかな。

子どもらが十円の夢買いに来る駄菓子屋さんのラムネのみどり(俵万智)

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