大学ラグビー決勝 フォワード対決に興奮
大学ラグビー決勝、明治-天理をテレビ観戦しました。
開始早々天理がラインアウトからトライを決めると、明治も立て続けに2本トライを決めて逆転、前半はあっという間に過ぎていきました。
予想どおり、フォワードの激しい戦い。スクラムの体重は明治が上回っているのに天理は押しが強い。ほぼ互角の展開でしたが、ラックになると明治が強すぎる。カウンターラックでターンオーバーという場面が随所に。これほど強いフォワードは見たことがありません。
両校ともラックサイドを力で突破していく攻撃を繰り返し、迫力満点でした。特に天理はフッカーの島根選手がすごかった。2つのトライを決め、3つめのトライも彼が強引に突進したのが起点になりました。
勝敗を分けたのはラインアウトの攻防。ここで天理はマイボールを次々と失い、前半は試合の主導権をつかめませんでした。前半終了間際からいい流れになりましたが、後半はキックの応酬が次につながらない。キックではなく、準決勝で見せたように自陣からマイボールをつないでいれば違う展開になったかもしれません。蹴り合いをやめたラスト10分は持ち前の突破力が見られただけに非常に残念。
結局明治が1トライ差で勝利。ノーサイドの笛が鳴るまで目を離せない好試合でした。力と力のぶつかり合いに興奮した2時間でした。
ところでNHKニュースのスポーツコーナーでは試合の見どころとして、フォワード(スクラム)とウィング対決をあげていました。ウィング? 試合でも注目していましたが、素人の私には何が見どころかよくわかりませんでした。少なくとも興奮するプレーはお目にかかれませんでした。玄人は見方が違うんでしょうが、今度はわかるように教えてください。
何の泣く寂しい声よふりむけば湯気立てはじめたる電気釜(俵万智)
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