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2018年11月15日 (木)

奄美の唄者は今どこに

昨日、今日と一泊二日で奄美大島に出張でした。初日は瀬戸内町古仁屋。古仁屋港にある海の駅で「お母さん定食」(1000円)を注文。豚と野菜の塩ゆで、地のものの刺身と奄美色の濃い料理がおいしい。午後に仕事を済ませると、夕方には奄美市名瀬に到着。

名瀬では取引先が「居酒屋若大将」で一席を用意していたのでそちらに参加。先日の台風24号の被害の話や、うっかり女性の話題に口をすべらせセクハラだと指摘されて困ったという悩み、お昼の弁当を配達してくれる「うちだや」の娘がかわいくて職場の男性社員が11時ぐらいから仕事が手につかないなど、男ばかりの飲み会は盛り上がりました。

私もまだ20代半ばの頃、始めて奄美市(当時は名瀬市)に来たとき、島唄を生で聞かせてくれる居酒屋に行ったことがありました。そのとき唄声が素晴らしいのはもちろん、唄者の女性が非常に若くて美しい。まさに、聞き惚れ、見とれてしまったことがありました。

男ばかりの飲み会が終わった後、この居酒屋「かずみ」に約20年ぶりに入ってみました。ウナギの寝床のようなお店で、左側に通路、右側に座敷があり、座敷には4人用のテーブルが3つ、狭い間隔で並んでいます。あのころのままでした。お客は私一人。食材の入ったビニール袋や携帯電話、裸銭が無造作に置かれたカウンター席に座り、料理の準備をしていた女主人と少々話をしてみました。

今でも唄者がきて島唄を披露してくれるらしいのですが、今夜も来るのかと尋ねると曖昧なことを言ってははっきりしません。20年前に来たときの女性唄者の話をすると「いろいろ来てるからな。誰やったかな。今、大河ドラマの『西郷どん』で歌っている里アンナもここで歌っていたけどな」と数人の女性の名前を挙げましたが、残念ながら名前を知らないので話は平行線になってしまい、結局、奄美出身力士の大奄美や里山の話で落ち着いてしまいました。(どうして相撲に落ち着くんだ!)

たった一度の出会いですが、大島紬を着て美しく島唄を歌い上げる、繊細な顔立ちの彼女の記憶が未だに残っています。今は家庭をもって、いいお母さんになっているのかしら。

島らっきょのお通しを肴に黒糖焼酎をロックで1杯。15分程度で話を切り上げ、千円札を1枚置いて店を出ました。20代の私は、女性に対して非常に内気でしたね。あのとき勇気を出して本人なり、お店の人に彼女の名前を尋ねておけば、こんなもやもやした気持ちにはならなかったでしょうに。

君を待つことなくなりて快晴の土曜も雨の火曜も同じ(俵万智)

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