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2021年9月20日 (月)

鹿児島県内のストリートピアノ演奏旅行(大隅半島)

この3連休はお天気がよくて気持ちがいい。

土曜日は2回めのコロナワクチン接種。日曜日は副反応が心配でしたが筋肉痛で接種した方の腕があがらないものの発熱等はなし。杞憂に終わりました。

日曜日の午後は暇を持て余したので、妻の運転で大隅半島へドライブにでかけました。目的は志布志市と鹿屋市にあるストリートピアノの演奏です。

最初に向かったのは志布志市。志布志駅の近くにある島津楽器のビルに設置されているとの情報を頼りに探しました。国道220号沿いにある集合ビルにヤマハ音楽教室の看板があるのに気づき、中に入ってみると「ビンゴ!」でした。

このビルには楽器店の他に、イタリアンやカレー屋などのテナントが入っていて、奥にはFM志布志の放送スタジオ(お休み)までありました。ビル1階の中央付近は共有スペースがあり、ピアノが展示されています。そのなかにストリートピアノがありました。黒地に白い字で「HELLO」と書いてあるが目立ちます。

鍵盤に触れると音が大きい。さすがに楽器店の前に設置してるだけのことはあります。手入れもしているのでしょう。周囲には誰もおらず、テナントの従業員がそれぞれいるぐらいの寂しいビルでしたが、さっそく演奏開始!

音響が大きいので、つい緊張してしまい、指先がふるえます。その緊張感がピアノの音に現れて、どうにもまずい。「戦場のメリークリスマス」を弾き終えたときにはどっと疲れがでました。緊張すると心臓がばくばくしてカロリーを通常の倍以上消費するのでしょうね。

次に向かったのは「リナシティかのや」。

1階のエスカレータの横にストリートピアノが設置されています。外見はぼろぼろで志布志のピアノを見た後だけに相当見劣りします。では演奏開始!

「戦場のメリークリスマス」のイントロ部分の右手のパートで音がでないキーがあります。「ありゃりゃ、これは困った」と思いつつも主旋律になると、今度は左手のパートに音がでないキーがあります。一番盛り上がるパートになるとまたもや音がでないキーがあって、スカスカの演奏になっている!

音が小さくて音色が悪いのはストリートピアノなのでやむを得ないとは思います。が、音がでないキーがこれだけあると、聴いている人はがっかりしちゃうでしょうね。

次に練習中のケツメイシの「さくら」を弾きましたが、これもまた左手パートで音がでないキーがあり、肝心のベース部分に空白が何度も生じました。あまりの酷さに途中でピアノを弾くのをやめました。

「リナシティかのや」は行政がお金をかけて建設したのでしょう。とても豪華な建物です。しかし、あたりは閑散としていました。そばを流れる肝属川の向かいではおじいさんたちがギターを演奏していました。こちらは5人ほどの聴衆が聴き入っていました。彼らは私のピアノに無関心だったようです。

帰りに「竹亭」でとんかつ定食を食べました。「竹亭」はすごい繁盛ぶり。まだ宵の入りだったのですが行列ができていました。テイクアウトのお客さんも多く、厨房やレジでは店員があわただしく動き回っています。

ピアノと「竹亭」のギャップに驚いてしました。さすが「まん延防止措置期間」だけのことはあります。一般大衆は正直ですね。

ちなみに竹亭のとんかつ定食はとてもおいしかった。キャベツの千切りがとてもとんかつにマッチしていてドレッシングなしでも十分いけます。久しぶりにおなかいっぱいになりました。竹亭がリナシティかのやのテナントになればにぎわいもできるでしょうに。この世の矛盾を実感します。

音楽を降らしめよ夥(おびただ)しき蝶に(藤田湘子)

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