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2021年8月17日 (火)

コロナ感染爆発の今こそプレニアムフライデーだ

数年前にプレニアムフライデーという,意味のよくわからない官製イベント(?)がありました。毎月最終金曜日ははやく退社しようという社会運動(?)みたいなものです。

ウィキペディアによると提唱者は国(経済産業省)と経済界。目的は個人消費喚起です。

2017年2月24日からスタート。その年の6月にプレニアムフライデー推進協議会が発表した意識調査の結果では,「普段の週末にはできない過ごし方ができた」と4割が回答し,認知率は9割,賛成は5割弱となっていました。

ところが、コロナの影響で2020年からはPRをやめているようです。最近耳にしなくなったのもうなずけます。

さて、ウィキペディアにはプレミアムフライデーの成功例として「串カツ田中」が紹介されていました。毎月最終金曜日は串カツ全品を108円で提供していると。へーっ、それは知らなかった。

鹿児島中央駅前のライカ1920には「串カツ田中」がテナントに入っています。鹿児島もまん延防止措置の指定を受けたのでアルコールの提供はないとしても,きっと串カツは提供していることでしょう。楽しみですね。

ところで昨日発表された日本の4~6月のGDPの伸び率はプラスになったものの,「ワクチン接種が進んでいる国々がコロナ感染拡大前の水準に戻っているのに日本は遅れている。個人消費が伸びないからだ」とNHKは報じていました。

こうなったら経済産業省がもう一度、大々的なプレニアムフライデーキャンペーンを開始するしかないですね。飽きやすい日本人のほとんどはプレミアムフライデーを「古くさい」といって相手にしないでしょう。しかし,無駄だとわかっていても0.001パーセントでも効果があると思われるかもしれない。であれば,国は「やっている感」「がんばっている感」を国民に見せつけるチャンスですよね。

なにしろ感染拡大防止にはまったく効果のない、無症状者に対する無差別PCR検査を主要空港では無料(検査代は税金)で大々的にやってるぐらいです。非科学的な政策でウイルスに勝てるはずがありません。要するに「ヒト(有権者)」対策です。それならプレミアムフライデーのほうが、予算のかからないだけましでしょ。狂うならとことん狂え日本の夏。

間違えてみどりに塗ったしまうまが夏のすべてを支配している(荻原裕幸)

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