「戦場のメリークリスマス」の前半部分を弾けるようになった幸せ
4月にクロームブックを買って、ユーチューブを見るようになってからピアノの練習をしています。ユーチューブにはピアノレッスンの動画も投稿されています。私は「戦場のメリークリスマス」が好きなので、この曲をアップしているサイトをチャンネル登録しています。そのサイトとは「ARA PIANO」。ぷりんと楽譜がパソコン画面の上から滝のように流れてきて、実際に鍵盤をどの指が叩いているかもわかるので、楽譜が読めない初心者の私にはぴったりです。
このレッスン動画は前半と後半の2つに別れています。前半は14分。後半は9分あります。ゴールデンウイークからこの曲の練習に取り組み始め、2週間を経て、なんとか前半のパートを弾けるようになりました。ときどき鍵盤や押さえる指を間違えることもあるけれど、しくじりながらも弾けるようになったのは大きな喜びです。
今日は午前中に1時間練習しました。ピアノを弾くと時間があっという間に過ぎ去っていくんですよね。それだけ集中できるって我ながらすごい。そのせいで、私はひどい肩こりに悩まされています。また、右手の握力が相当鍛えられています。なれない指使いですからね。おもいっきり指を広げることを何度も繰り返すとそうなっちゃうみたいです。
私の練習を聞いている妻は、たまに「もっとボリュームをさげて」と口を挟むこともありますが、いつもは黙っています。そんな妻に、「どう? 少しは上達したかな?」と尋ねると、「もちろん」と即答。妻がそう言ってくれると私も自信がでてきます。
来週からはいよいよ後半の盛り上がりパートになります。毎日1時間弱の練習ですが、こうして毎日積み重ねていくことが、私には最大の喜びとなっています。
ところで、今日読んだ「ストレスフリー超大全」(樺沢紫苑)には、幸福の3要素が紹介されていました。著者が精神科医ということで脳内物質で示されています。その3要素とは「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」です。
「セロトニン」的とは「やすらぎ」「癒やし」「気分」の幸福感。「オキシトシン」的幸福とは「つながり」の幸福感。「ドーパミン」的幸福とは「やる気」による幸福感です。多くの人は幸福というと「出世」「お金持ち」「成功」という「ドーパミン」的幸福を思い浮かべますが、著者が一番重要だと考える幸福は「セロトニン」的幸福です。
「セロトニン」とは健康であること、「オキシトシン」は夫婦や親子、恋人、友人とのつながり。ピアノの練習はこの3つのなかでは「成功」の「ドーパミン」的幸福に当たりそう。でも妻との関係が良好で、私自身も「睡眠」「運動」「正しい食事」を整えて健康であるからこそ、こうしてピアノが弾ける楽しさがあるんでしょうね。
ピアノを弾いて家事をおろそかにして妻との関係が悪化したり、練習で夜ふかしをして睡眠不足になったら台なしになってしまうってことです。人生の優先順位を間違えちゃいけないですね。
ゆびうごく きいたまんまが音になる ゆめの中でもひきつづけてる (内山陽太)
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