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2020年12月31日 (木)

除夜の鐘を昼間に撞く? 年末に初詣? ばかばかしさもここまできたか

今日は大晦日。コロナで大変だったこの1年。来年もコロナで大変なことは間違いありません。NHKニュースでは,菅総理のインタビューに「緊急事態宣言はしないのか?」と食い下がる記者がいました。

この記者は緊急事態宣言をする状況にあると認識しているのでしょう。緊急事態宣言によって日本経済は大きな打撃を受けたのですが,マスコミにとってはどうでもいいことなんでしょうね。それを考えるのは政治家であってマスコミではないから。いいですね,無責任に批判する人たちは。

そのほかのニュースもコロナ関係ばかり。混雑を避けるために除夜の鐘を昼間に撞く? どこが「除夜」なんですか? 初詣を年末にする? どこが新年初めての参詣(さんけい)なんですか?

宗教関係者にとっては苦肉の策なのかも知れませんが,正直に「来るな!」と言えばいいんですよ。除夜の鐘は夜に,初詣は年が明けてからすればいいのです。宗教行事がコロナの影響を受けるなんて,あなたがたの宗教はそんなことでねじ曲げていいんですか? 

本当にコロナの影響が心配だったら「中止」すればいいのに。初詣は中止です。正月三が日は参詣の入場制限。除夜の鐘は境内への立ち入り禁止。これが正しい対処法です。

それに比べてクリスマスは何も規制がありませんでしたね。日本人らしいですね。誰も教会には行かないってことなんでしょう。すばらしい。クリスマスのバカ騒ぎは教会のミサを害しないわけですから。

大晦日の今日は,お昼用にパンを買いにでかけただけで,ずっと自宅で過ごしました。妻は中国ドラマばかり見ていて,私はネットで囲碁を打っていました。半日もこんなことをしていると罰があたりそうです。いいお天気なのに。

考えてみれば,私はほとんど自宅で過ごします。確かに旅行に出かけることはありませんでしたが,普段の生活を考えてみると,「コロナが怖くて」自宅で過ごしたわけではなく,「仕事の都合」や「出不精(でぶしょう)」で自宅にいたというのが正しいのでしょう。

なんでもかんでもコロナに結びつけるのは本当に腹が立ちます。ニュースは何かを報じる度に「新型コロナウイルスの(感染拡大の)影響で」という枕詞(まくらことば)をつけるのが当たり前になっています。いい加減にしてほしい。

報道ではいちいちそういう枕詞をつけないで欲しいですね。雨の日に「雨の影響でスーパーの売り上げが落ちています」とか「雪の影響でこたつに入っている人がたくさんいます」とか報道しているのを聞いたことがありますか? ないでしょう。本当にばかばかしいよ。

「とんちんかん」と書かれたページで子は笑う必ず笑う「とんちんかん」で(俵万智)

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