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2020年11月21日 (土)

リボンのカラーはどこまで増えるのだろう ハットの左側にスマイルリボン

会社の先輩から「スマイルリボン」のピンバッジを紹介されました。NPO法人スマイルリボンが販売しているものです。啓発活動のグッズだそうですが,スマイルリボンってそもそも何でしょう。

秋になるとさまざまな「リボン」をつかった啓発活動が行われます。定着した感のあるのが「ピンクリボン」。これは乳がんの検診を勧めるための啓発活動。ほかにもあります。

「レッドリボン」はエイズ(後天性免疫不全症候群)の普及啓発のシンボル。

「オレンジリボン」は児童虐待防止の啓発のシンボル。

「ブルーリボン」は,北朝鮮に拉致された人々を救出しようという啓発のシンボル。

「パープルリボン」は,女性に対する暴力を防止しようという啓発のシンボル。

「グリーンリボン」は,臓器移植を啓発しようというシンボル。

そしてこの「スマイルリボン」は,HTLV-1の啓発のシンボル。HTLV-1とはウイルスの名称です。南九州に感染者が多く,最近は人口流出によってウイルスをもっている人(キャリア)が全国的にも拡散しているとのこと。

このウイルスをもっているだけでは通常は発病しませんが,高齢になって白血病などを発症することがあります。もっとも,キャリアの95%は発症しないということなので,このウイルスが見つかったのも最近のようです。

感染するのは母子感染(母乳の授乳によるもの),と性行為によるものです。

それにしてもリボンの種類が増えてますね。これだけたくさんのリボンがあると覚えるのも大変だし,知識もごちゃごちゃになっちゃいそう。しかもすべてのリボンの啓発活動が秋から冬にかけて行われるとなると,ますます混在していきます。

すべてのリボンを身につけるとなるとどうなるんでしょう。スーツのフラワーホールに徽章などをつけるのが一般的ですが,これだけのリボンとなると,偉い軍人さんの勲章みたいになってきます。

私はいつも帽子の左側にピンで留めます。最近は毛糸の中折れ帽をかぶっているので,その帯の部分に挿しています。おしゃれでしょ。

さて,スマイルリボンのピンバッジは1000円でした。NPO法人への寄付ですね。

話は違いますが,最近はスーツのフラワーホールにルーレットのような模様に多彩な色をつけたバッジをつけている人をよく目にするようになりました。お客様にそういう方がいたのでお尋ねすると「これはSDGs(エス・ディー・ジーズ)のバッジですよ。17の色はSDGsの17の目標を現しています」とのこと。

やっぱり普及させようと思ったら,多くの人が身につけないといけないですね。ところで赤い羽根の共同募金は有名ですが,赤い羽根を服に挿す人はめったにいません。そう考えると共同募金って賛同していると言うより,お付き合いというか半強制の募金なのかもね。

やさしいね陽のむらさきに透けて咲く去年の秋を知らぬコスモス(俵万智)

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