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2020年8月 3日 (月)

特別給付金の使い方 家の近くでホテル暮らしか顔のほくろの摘出手術か

今日の夕方のNHKニュースでは「特別給付金があったから」の見出しで児童虐待(育児放棄)の後追い報道が流されていました。

1歳と3歳の娘二人を11日間自宅に放置していた20代の夫婦が,保護責任者遺棄の罪で逮捕されましたが,この11日間はホテル住まい。このホテル代は特別給付金を充(あ)てていたというもの。

子どもの夜泣きがひどいので眠りたかったというのがホテル暮らしの理由らしいのですが,1世帯40万円支給されたのに,それを鹿児島市内のホテル住まいで使ってしまうなんてなんて無駄なんでしょ。これだったら安いアパートでも間借りした方がずっとましだろうに,なんて思うのは貧乏人の性(さが)なのか。

もう10年以上昔のことですが,生活が大変だという若い女性のことが朝日新聞の1面に掲載されていたことがあります。いわゆる貧困層の若者特集です。その記事の内容が驚きです。何しろ電話料金が毎月2万円支払わざるをえず食費に困っているというもの。「バカをいうのもたいがいにしろ!」と紙面を読みながら怒りがこみ上げてきました。

私が子どもの頃は貧しい家庭の子がクラスに1,2人いました。そういう家庭は電話すらありません。固定電話でも月々3千円程度だったでしょうか。それでも食費を削って電話をするなんて人は聞いたことがありません。

こういうのは貧困ではありません。携帯電話依存症です。アルコール依存症,タバコ依存症と同じで病気です。それを貧困で苦しんでいるなんて主張する新聞に呆れました。

今回事件を起こした若夫婦のことは,私は何も知りませんが,子どもの夜泣きに悩まされたというのは理解できなくはありません。しかし,その解決策として子どもを置き去りにしてホテル暮らしを選択するというのは飛躍した発想ですね。少なくとも私にはない考え方です。

さて,特別給付金のこと。数日前に大学生の娘から連絡がありました。どうやら娘は顔のほくろを切除するのに使うとのこと。1つ1万円らしく,全部で3つのほくろを切除したそうです。手術後の娘の顔写真がスマホで送られてきました。

私が見てもビフォー,アフターで何も感じないのですが,本人からすれば大きな出来事なんでしょうね。美容整形と言えば,一重まぶたを二重にしたりなんてよく聞きましたが,ほくろを切除することもごく普通なことに少々戸惑いを覚えました。

生活費ならともかく,特別給付金のような「棚からぼた餅」の使い道には人間性がよく表れます。普段なら思いつかないことに使う人,食事などに贅沢をする人,堅実に貯金したり生活費に使う人,慈善団体に寄付する人などなど。それにケチ(善悪)をつける気持ちはさらさらありませんが,宝くじに当たった人が浪費してすぐに貧乏になるという話は本当なんだろうな,なんて妙なことを考えてしまいました。

ところで私は夫婦で外食することにしています。仕事が忙しくてなかなか出られませんが。ようやく休めた先日の土曜日は近くのラーメン屋で辛味噌ラーメン880円を食べました。外でラーメンを食べたのは1年ぶりぐらいかしら。そんな生活を送る私には,これぐらいの贅沢がちょうどいいようです。

夢のようなバナナの当たり年と聞く (上田信二)

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