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2020年4月 5日 (日)

あなたが来なかったら今週のお客さんは「ゼロ」だったわよ

先週から仕事が忙しく,毎日午前様。とくにこの3日間の睡眠時間は合計6時間と異常な状態でした。

会社の仲間も似たり寄ったりの状況ということもあり,部下に「早く帰りなさい。こんな状態が長く続いたら体がもたないよ」と声をかけると「あなたこそ先に帰ってください。次,倒れるのはあなただとみんな心配してます」と返ってきました。

そうか,俺ってそんなに疲れてるんだ。仕事は山ほどありますが午後7時半には退社しました。タクシーに乗ったときに馴染みの小料理屋のことが頭に浮かびました。運転手にはその小料理屋に向かうようお願いしました。これまでバスで通っていたのにタクシーで飲みにいくなんて,わたしも贅沢になったものだ。(というか,バスに乗る気力すらないのが正直なところ)

小料理屋に行くと,やっぱりお客さんは誰もいませんでした。女将さんが「あら,久しぶりね。今週は誰も来ないから今日お店を休もうかと思っていたのよ」

この店に来るのは高齢の常連客か,近くのホテルの宿泊客ぐらい。今回の新型コロナウイルスの感染拡大によって,高齢者はみんな外出自粛。ホテルの宿泊客も激減。そりゃ誰もこないよね。

今夜はここで愚痴を女将に聞いてもらいたかったのですが,この1週間だれとも話をしていない女将は人懐かしいのか,逆に私に対して最近の出来事を息つく暇もないぐらい話し続けました。おかげで私はずっと聞き役。しょうがないですね。

料理は,最初につわと豚肉の煮物が一鉢,その後が鯖の西京焼き,焼いた鯖にドレッシングをかけたものが一切れずつ。500円玉サイズのほんとに小さな小鉢に入った和え物。今回はどうやら作り置きしていた食材を電子レンジで温めただけのようです。その代わり,鯖の下に敷いたレタスは自家製だと自慢げに語っていました。最近女将は野菜作りに熱心で,野菜作りの様子を事細かに教えてくれました。

女将の話を聞きながら,焼酎のお湯割りを3杯飲み,ほろ酔い未満で店を出ました。タクシーをつかまえて自宅に戻ると午後9時半を少々過ぎていました。妻が用意していたカレーライスをほおばり,風呂を浴びるとそのまま布団に倒れ込みました。

でも,熟睡はできないですね。夜中に仕事の緊急事態だとの夢を見て,目が覚めてしまうのです。これまでもいろいろなプレッシャーを受けてきましたが,今回のようなことは初めての経験です。

どうやら「私の人生は今このときのためにあったんだ」と思ってやるしかないようです。

夾竹桃(きょうちくとう)「自分をふるいたたせろ」と言う(四ッ谷龍)

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