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2020年3月28日 (土)

さーくーら まーいおちーる きーおーく まーいもどーる

最近は時間があればアマゾン・ミュージックを聞いています。

私はテレビドラマをほとんど見ません。あえて見るなら映画でしょうか。しかし,映画でも2時間前後も続くと目が疲れるので,息抜きにはラジオや音楽を聴くことを選びます。

我が家のリビングにあったミニコンポは,家の家具などを整理した際に娘の部屋に移動していて,聞きたくてもそこまで行くのが面倒。そうなるとリビングに鎮座しているテレビで音楽を聴きたくなります。残念ながら私が好みの音楽番組は限られていて,選択肢は必然的にアマゾン・ミュージックになります。

今,アマゾン・ミュージックでは,春のJポッププログラムが配置されています。「桜坂」(福山雅治),「春よ,来い」(松任谷由実)など春を歌ったヒット曲が並んでいます。最初から順番に聞いていると懐かしいフレーズが繰り返し流れてきました。

「桜舞い散る中に忘れてた記憶と,君の声が戻ってくる 二人約束したあの頃のままで」

「さくら まいおちる きおく まいもどる さくら まいおちる きおく まいもどる」

言うまでもなく,「さくら」(ケツメイシ)の一節です。

私はケツメイシのファンではありませんが,なぜかこの曲だけは耳に残っています。この曲が流行したときは私が30代前半だったでしょうか。ラジオのエフエム番組で何度もこの曲を聴く度に,何度も繰り返されるこのフレーズが私の頭の中に蘇(よみがえ)ってくるのです。

私が子どもの頃に流行した円広志(まどか ひろし)の「夢想花」となると「とんで」と「まわって」が延々と繰り返されます。これはこれで名曲ですが,ちょっとまねできないですね。だから円広志は歌手としてではなく,関西のお笑い芸人としてのキャラになったのかも。

ところで,日本の歌謡曲は1番から3番まで,ひとつのドラマのような構成になっているが多い。例えば太田裕美の「涙のハンカチーフ」。1番から3番まで,3話連続のドラマを見ているかのようです。そしてさらにすごいのはさだまさし。「風に立つライオン」となると,演奏時間が8分を超える大作ですが,繰り返しのフレーズがまったくない! このあたりになると長編映画のようです。

まあ,それはともかく,アマゾン・ミュージックでは歌詞も表示されます。「桜」を聞いているとラップの部分の歌詞が表示され,ラジオではよくかわらなかった部分の歌詞を,今になってようやく理解できました。

かつて,この曲を無謀にもカラオケで歌おうとしたとき,難曲すぎてラップの箇所では黙り込んでしまった記憶が不意によみがえってきました。

でも,この曲は本当にいいですね。残業続きで最近の睡眠時間は4,5時間しかないのに,ゆうべは午前零時を過ぎているにもかかわらず,何度も何度もこの曲を再生して聞き続けました。

初めての春の空気に子をひたすアワユキエリカけぶり咲く道(俵万智) 

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