京都のみやげ話「トイレットペーパーは普通に売っていたよ」
週末,娘の進学のために京都にでかけていた妻が帰ってきました。
4月から入居予定のアパートはほとんど契約済み。まともな物件はほとんど残っていないため,4月中旬から入居可,の条件が悪いアパートを申し込んだとのこと。
4月1日には入学式があるのですが,鹿児島から京都に通学するのはいくら新幹線があるとはいえ無謀です。そういう訳でウイークリーマンションを探すことを私から提案していました。
ところがびっくり。妻の話によると京都府ではウイークリーマンションが条例で禁止されていて,マンスリーマンションしかないとのこと。1ヶ月未満の賃貸契約はできないとは。
背に腹は代えられず,マンスリーマンションを1ヶ月申し込みました。13万円するというから大金です。簡単な家具や家電製品はついていて,調理もできるという便利さなので仕方がありませんが余計な出費ですね。
あともう一つ。妻の話では,京都市内のスーパーやドラッグストアには,トイレットペーパーが商品棚に積まれていたそうです。山積みというわけではなりませんが,通常のように販売されていて,特に買い求める列も見当たらないというのです。京都市民,流通業者は立派ですね。
さて,鹿児島市内。帰ってきた妻と一緒にマックスバリューとタイヨー,マツモトキヨシに買い物に行きましたが,どこもトイレットペーパーの商品棚は空っぽ。これで2週間,買うことができないことになります。京都市内と鹿児島市内では流通が違うのか,鹿児島の人々がデマとわかって買い占める馬鹿なのか。鹿児島って独りよがりの人が多いのか。
マスコミの報道も疑問ですね。品不足はこれでもかって報道します。「人々が困っています。デマを信じないでください。国内で生産されていて十分足りています。冷静な対応を」と呼びかけながら,空っぽの商品棚や買い求める行列を映像で流します。
おいおい,あんたがやってることは立派なデマ便乗のあおり行為だろう。「褒め殺し」のニューバージョンか? わざわざ空っぽの店を映像で流さずに,たまには商品が十分置いてある店を取材しろ!
わってますよ。商品棚に商品がきちんとあるのはニュースにならないんでしょ。絵にならないんでしょ。品不足で大変じゃないとマスコミの存在意義がないんですよね。自覚してやってるんですよね。
そして,それに乗せられて右往左往する人たち。哀れやな。
大工町寺町米町仏町老母買う町あらずやつばめよ(寺山修司)
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