ガス給湯器の取り替え工事をしたけれど メンテナンスの大事さ
最近はお風呂にお湯を貯めようとすると,ガス給湯器からゴーっと大きな音が響き渡るようになっていました。
心配になって正月早々,日本ガスに電話をして調べてもらったのですが,それが災いしたらしく,この日の夜からは燃焼サインがついたり消えたりして冷たい水がでるようになりました。これはかなわんと思い,翌日ハウスメーカーに電話をしてガス給湯器メーカーの人に来てもらいました。
調査の結果,危険なエラー表示が出ていて「もう交換する時期かも」とのこと。そもそもこの給湯器の標準耐久年数が10年。この給湯器を使って10年になりますのでもう交換の時期です。
見積書をとったところ,同機能の給湯器だと15万円ぐらい。エコ型だと22万円ぐらいでした。エコ型は燃費が15%抑制されるとか。年間のガス代が10万円ぐらいなので1年で1万5千円の節約になります。5年もすれば十分もとが取れるので,エコ型をお願いしました。
家を建てて10年。家の中もあちこち傷んできます。先日は天窓を交換しました。こちらも耐用年数が10年。「今交換するとあと10年保証が効きます」ということだったので,こちらも迷わず交換しました。
このほか,我が家はあちこちメンテナンスにお金をかけています。3年に1回は床にワックスを塗ります。外壁にも同じように3年に1回はペンキを塗ります。
「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー)では,自分の役割を自覚し,その役割を果たす上で重要なことを優先して行うべきだと訴えると同時に,「刃を研(と)ぐ」ことの大切さも述べています。「刃を研ぐ」とは簡単に言えば自己研鑽(じこけんさん)。自分の能力を磨き上げることです。
この大切さを「エンジンオイルの交換」の例をあげて分かりやすく説いています。車を走り続けるだけでエンジンオイルを交換しなければ,やがてエンジンが傷み,車は走れなくなります。エンジンオイルを適切に交換し,メンテナンスをしっかりすれば車は長持ちします。エンジンオイルを交換するには時間とお金がかかりますが,長い目で見れば十分ペイできます。
私の家も同じです。これらのメンテナンスをしつづけた結果,ハウスメーカーの10年目点検では我が家の家の消耗度はずいぶん押さえられていることがわかりました。メンテナンスの地道な努力は一見わかりませんが,長い年月を経てこそ真価を発揮します。
私は革製のカバンや革靴も長く使い続けています。最も長持ちした革靴は15年履き続けました。手入れをすればするほど味がでて気持ちよく利用することができます。
修理するよりも買った方が安い,スマホを使えば何でも簡単に検索できる,そういう手間いらずの世の中。こういう時代ではメンテナンスはおろそかになりがちです。でも,私はそういうことこそ大事にしたい。こうして大事にするからこそ,愛着がわき,唯一無二の物がつくられていくと思います。
ブライダル・ベールという名の植物を窓辺につるす我が青春忌(俵万智)
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