菜の花マラソンの日 ランニング大好き人間の不思議
今日は指宿市の菜の花マラソンが実施されます。20数年前,私も当時の会社のメンバーと出場したことがあります。このときは6時間30分かけて完走しました。完走は嘘です。20キロぐらいから足が動かなくなって歩いていましたから,完歩というのが現実に近い。
翌日からしばらくは足が筋肉痛で歩くのも大変。横断歩道を渡るときにも青信号の間に渡りきれないぐらい足が動かなくなっていました。若かったとは言え,まったくトレーニングをしていない,ぶっつけ本番でしたから無理もありません。これに懲りて走るのは縁がありませんでした。
ただ,10年ぐらい前には週末ゆっくりと1時間ぐらい走っていました。私の認識では「走っていた」ですが,娘達に言わせると早歩きに近いようです。私が走っているときの速度と当時中学生だった娘が歩いている速度とほとんど変わりませんでしたから。
「走り込んでいた」と思っていた私は,この頃ランニング桜島に参加しました。ハーフマラソンなので20キロ。ただ体力に自信がなかったので,「1キロ8分」のペースでゆっくりと最後尾からついていきました。1キロ8分だと制限時間内にゴールできる,ぎりぎりのペースです。
最初の10キロぐらいはダントツのビリ。ところが15キロを過ぎたあたりからリタイアしたランナーがちらほらでてきます。そしてゴール近くの競技場前の登りの坂道になるとランナーが鈴なり状態。みんな走れなくて歩き出していたんです。そんなランナー達を横に見ながら,早歩きのようなジョギングらしき走り方でごぼう抜きするのは快感でした。
結局数百人を追い抜き,制限時間より10分早くゴールできました。それなりに充実感のある「走り」でした。しかし,出場したのはこれが最後。今の私はこのちょぼちょぼ走りさえせず,運動と言えばもっぱら歩くだけです。
会社では私よりも年上の社員が菜の花マラソンに出場します。いわゆるサブ4(フルマラソンを4時間以内に完走)の人たち。どうしてこんなに一生懸命になれるのか,私には不思議でなりません。近所でもよくランニングウェアを着て走っている人たちを見かけます。会社でもマラソンの話題がよくでます。ここまでのめり込めるって凄いですね。
天邪鬼(あまのじゃく)の私は,みんながマラソンに熱中すればするほど興味を失います。というわけで,今日はテレビでラグビーのトップリーグ開幕戦を見ながら,エアロバイクをこぐことにしましょうか?
たっぷりと君に抱かれているようなグリンのセーター着て冬になる(俵万智)
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