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2019年12月24日 (火)

クリスマスイブとは無縁の我が家 晩ごはんはシイラのバター焼きです

今夜はクリスマスイブ。私が中学校,高校の時はちょうどバブルの頃。クリスマスイブは高級レストランを予約してカップルで過ごし,豪華な贈り物(当時はティファニーのネックレスが定番)を準備し,ソアラでドライブして,ホテルでセックスをすることが,若い男女にとっては当然だといわんばかりに,マスコミやナンパ雑誌が取り上げていました。

大学生になってもこの傾向は変わりませんでした。しかし,バブルが崩壊。一転して「もつ鍋が人気」ってことをマスコミが煽っていました。ふざけてますね。

当時,大学の同級生(もちろん男)と一緒に四条河原町に繰り出し,居酒屋やショットバーで飲んでいました。そこでは女性だけのグループや男性だけのグループのけっこう多い。カップルなんて見当たりません。結局,マスコミが煽っているだけだったんでしょうね。あるいは東京だけの饗宴(狂宴?)だったのかも。

20代後半で結婚しましたが,クリスマスだからといってお祝い(?)をしたのは子どもが小学生の頃まで。といってもせいぜいケーキを食べる程度ですが。しかし,子どものためにクリスマスプレゼントだけは毎年娘の枕元に置きました。

子ども達が何を欲しがっているのかはいつも夫婦であれこれ考えました。子どもにばれないように事前に買い,子ども達が寝静まった頃を見計らってプレゼントを置くと,翌朝,子ども達が歓声を上げて喜ぶ様子が分かります。夫婦で顔を見合わせてにやりとするのがクリスマスの朝のひとときでした。

子ども心とはおそろしいもので,私の娘達は小学生のときはずっとサンタさんがいると信じていました。小学生のときに「学校で話をしていると友だちにはサンタじゃなくて親がプレゼントするんだって。サンタさんはいるのにね」と真面目に話していたのが印象的でした。

さすがに中学生ぐらいになると,親がサンタだとうすうす感づいていたようですが,私も妻もずっと秘密にしてごまかしていました。そして,娘らが中学生になったときからプレゼントはなくなりました。私と妻がけちになったというよりも,娘達の感激がなくなった,あるいは何が欲しいものかがわからなくなったというのが正直なところです。

そして今夜も普段と変わらない夜となっています。クリスマスツリーもなく,リースもなく,ケーキもなく,プレゼントもありません。食卓にはご飯と野菜スープ,シイラのバター炒め,私はそれにキムチとらっきょ,焼酎のお湯割り。

唯一,クリスマスを感じさせるのは,リビングの壁に飾っているわたせせいぞうの絵だけ。中心に飾りつけたクリスマスツリー,左にはロングヘアの女性がソファー腰掛け,右には中折れ帽を手に持った男性が挨拶をしている。プレゼントの箱が開けられて,ネコや犬がはしゃいでいる。背景には大きな窓越しに天の川と流れ星。そして海が広がります。

我が家ではここだけがロマンチックみたいです。

降誕祭讃(たた)えて神を二人称(津田清子)

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