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2019年12月26日 (木)

屋久島町長はせこくて笑うけど田辺優貴子は衝撃だった 旅費の着服問題

今朝のNHKニュース。国立極地研究所の田辺優貴子助教が旅費総額130万円相当を着服していたとして懲戒解雇されたことを報じていました。ちょうどそのときテレビの前にいた高校3年の娘は,「うわあ,ショック!」と嘆いたまま画面に釘付け。

「どうしたの?」とたずねると「田辺優貴子ってナショナルジオグラフィックにでてた人だよ。南極の氷の下にも生態系があることを発見した人。お父さんにもいったじゃん。この人,英語の教科書にもでてたって。覚えてないの? 教科書に出てた人がこんなことしていたなんて・・・」

我が家ではナショナルジオグラフィックを定期購読しています。毎月郵送されてきて,いつもトイレの片隅に置いて用を足しながら読めるようにしています。娘はトイレでいつも目を通しているらしく,トイレの滞在時間が異様に長い。それだけナショナルジオグラフィックのファンです。

もともとは私が購読しているのですが,個人的には掲載されている写真が素晴らしいので,眺めるだけでパラパラめくる程度。ごくたまに関心をひく記事があれば,そこだけ熟読する感じです。でも,娘はしっかり読み込んでいるらしく,今朝のように昔の記事のことをひょっこり口にすることがあります。

一方,屋久島町長。出張の時の航空運賃をキャンセルしてシルバー運賃で再度チケットを取得。この差額を着服していたとしてマスコミを騒がせています。金額にして100万円? なんてみみっちいんでしょう。我が家では話題にすら上りません。

それにしてもシルバー割引運賃があるなんて,40歳代の私には想像もつきませんでした。こんな着服方法があるとはね。離島住民にはいろいろな割引サービスがありますが,この手の詐欺まがいの手法をとっている人が今後どれだけ出てくるかと思うと興味深いですね。町長だけではなく屋久島町議会の議長も同様の手口で着服を認めているわけですから。

おなじようなけちくさい手口でも,田辺優貴子の方が娘にとっては衝撃だったことを屋久島町長はどう思うでしょうか。当然ながら聞くまでもなく,どうでもいい(それどころじゃねえよ)っていうでしょうけど。

それにしても町長は屋久島町役場の建設問題で自分がターゲットにされていることに気付いていなかったんでしょうか? 危ない状況だから身を正さなければという意識が欠如していたのか,チケットの割り戻しが習慣になっていて今更美味しい思いを止められなかったのか。

お金の問題って大やけどをしないと気付かないんですね。いやあ勉強になります。人の振り見て我が振り直せっていいますけど,これがずっと格言としてあるのは,実際にそれができる人はそんなにいないってことの証明なのかもしれませんね。

コンビニでスキンケアセット買うときに描かれている夜のシナリオ(俵万智)

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