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2019年12月 7日 (土)

お歳暮の季節 人付き合いのない私に届けてくれるのは・・・

今年一番の冷え込み。鹿児島では真冬並みです。そして今日は金曜日。鹿児島中央駅は帰省客(?)やら修学旅行帰りらしいキャリーバックをゴロゴロと引き摺っている高校生らがわんさか。そしてこの人たちを迎えに来る車の列で大渋滞。困ったもんだ。

仕方なく,いつものバスとは別の路線のバスに乗り帰宅しました。いつもより1時間の遅れ。やれやれ。ネクタイをほどいてスーツから部屋着に着替え,晩ご飯を食べようとテーブルにつくと,私の席に「お歳暮のごあいさつ」の札がついた薩摩屋のつけあげセットが置いてありました。

妻に尋ねると,送り主は私がいきつけの小料理屋のおばちゃんでした。もう20年以上のお付き合いなのですが,最近はせいぜい一月に2回通う程度。いつもはめざし(箱入り)やジュース(6リットル!)などを飲みに行ったときにお土産として持たされていたのですが,私はバス通勤でお土産を持って帰るのが大変とこぼしたせいか,数年前からは宅急便で届くようになりました。

お礼の電話をさっそくすると,おばちゃんから「シクラメン祭りはまだやってるの?」 先日私が飲みに行ったときに宮之城のシクラメン祭りの話をしたので,週末に行きたくなったようでした。

シクラメン祭りはまだ開催中であること,ちくりん館の近くなのでそれをカーナビに入力すれば道に迷わないこと,近くの観光と言えば紫尾温泉ぐらいかな,足を伸ばせば鶴田ダムや曽木の滝があるけれど,おいしい蕎麦なら紫尾峠の南側にある上宮庵がいいよ,ここなら国道沿いにあるから分かるから。結局,おばちゃんに週末のドライブコースを提案することになりました。

電話が終わると妻が怖い顔をして「料理屋にお歳暮を届けさせるなんてひどい。もうあの店に飲みに行くのはやめなさい」

いやいや,べつに私が贈り物をせびっているわけでもないし,私が飲みに行くのをやめたらつぶれてしまうぐらいお客さんがいない店。とても呑める話ではありません。お歳暮を贈るのはやめるように話をすることで妻をなだめました。

会社には,別の社員達がいきつけにしているスナックから,カップラーメンなどの詰め合わせが段ボールで3個届きます。「いつも贔屓にしていただいてありがとうございます。残業おつかれさまです」という意味なんでしょう。しかし,私はこのスナックに行かないのでカップラーメンは食べません。恩や義理がないんだから,それを受け取るのは気持ち悪いんです。

これと比べると,私へのお歳暮に文句を言う妻は,送られてきたつけあげをさっそく「おいしい,おいしい」と食べています。高校生の娘もあきれながらも単純に喜んで食べています。なんてこったい。

あたたかき十一月もすみにけり(中村草田男)

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