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2019年11月17日 (日)

逃げる鹿児島ユナイテッド 追う栃木SC 焦っているはず町田ゼルビア

昨日は白波スタジアムで鹿児島ユナイテッド対水戸ホーリーホックを観戦しました。

ユナイテッドのホーム最終戦ということで午後1時の先行入場にあわせて到着したのですが,メインスタンド側には長蛇の列。徳重代表とハイタッチして入場。島美人の振る舞い酒のコーナーには勝利の女神のお姉さんが待っていました。彼女から「クロ」を一杯頂戴しました。すぐそばでは応援ハリセンも配布。こちらも頂戴しました。

スタジアムの客席にはすでに職場の同僚も。挨拶すると彼女から「今日はこれから仕事なんですか?」。私はスーツにネクタイを締めて,革靴を履き,コートを羽織って観戦しているのです。「そう。これから仕事。でも先日の岐阜戦と同じで,今日の試合は見逃せないから来たんだ」簡単に言葉をかわしました。

今日の観客は予想どおり多くて,席もきつきつ。約7700人の入場。私の周りには男子大学生のグループ5,6人が取り囲むように陣取っています。

前半キックオフから水戸がボールをキープ。チャンスをつくりますがユナイテッドはしのぎます。20分を過ぎてからはユナイテッドペース。なんどもゴール前に攻め込み,コーナーキックのチャンスを得ますが得点できません。「この押している時間帯に得点したい」と思っていた前半終了間際,五領のコーナーキックにニアに詰めていた韓が頭であわせて先制。

観客は総立ち。私もガッツポーズ。隣をみると男子大学生が両手でハイタッチを求めているので,グループの学生全員とハイタッチ。イマドキの若者はノリがいい!

後半は水戸が攻め込み,ユナイテッドがしのぐ展開。無失点で守り切り,ユナイテッドは勝ち点3をゲット。試合終了のホイッスルが鳴ったときは観客は総立ち。ですが,疲れた私は座席に座ったまま,帽子をとって髪をかきあげ,このときの風を浴びてしばらく勝利の余韻にひたりました。

私の事前の予想とは違い,ユナイテッドがセットプレーで得点。逆に水戸はセットプレーでのチャンスがほとんどないまま。また,注目していたGKの大西が好セーブを連発。中央の堤,水本,ニウドが水戸が放り込んでくるロングボールをはじき返したり,体を割り込ませてボールを奪取したりと危険を未然に防ぎました。後半は完全に水戸のペースでしたが,ユナイテッドの両サイドバックが引き気味で守り,水戸にチャンスを与えませんでした。攻めがチームスタイルのユナイテッドですが,状況判断をきちんとしてその状況に応じた戦い方をしていました。すばらしい。

この日,21位の栃木SCも勝利して勝ち点は3差のまま。次の最終戦(対アビスパ福岡),20位のユナイテッドは勝つか引き分けでJ2残留が決まります。もしユナイテッドが負けて,栃木が勝つ(対ジェフユナイテッド千葉)とユナイテッドの降格が決まります。栃木の最近の試合ぶりをみると勝利への執念が半端ない。対戦相手のモチベーションを考えると栃木は次も勝利すると考えていた方がいいでしょう。

ここにきて焦っているのは19位の町田ゼルビア。間違いありません。勝ち点はユナイテッドと並びました。次の対戦はモンテディオ山形。山形のJ1昇格には勝利が必須。町田は負ける可能性が高い。ユナイテッドと栃木がともに最終戦に勝つと,なんと町田が降格!? 3チームの中で精神的に一番劣勢なのは町田でしょう。

さて,試合終了のセレモニーが始まる前。所用がある私はスタジアムを出ると,若い女性が私に手を振っています。勝利の女神でした。島美人の試供品のプレゼント。受け取りながら来シーズンのことを話題にすると「私はオーストラリアに留学するので,スタジアムに来るのは今日が最後なんです」。それは羨ましいねと彼女のことを喜びながら1年間お世話になったお礼をいい,彼女とお別れの握手をしました。固く乾燥した肌でしたがいい思い出になりました。ありがとう。

同じもの見つめていしに吾と君の何かが終わってゆく昼下がり(俵万智)

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