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2019年11月22日 (金)

整理収納アドバイザーのアンテナか,夫婦のネットワークか

今夜は妻の担当する会議があるため,私は夕食を作って娘と先に食べました。娘が風呂に入っている間,暇つぶしにパソコンで遊んでいると妻が帰ってきました。

妻は開口一番「遠矢先生の講演は大好評だったよ」「何がよかったんだよ?」「整理整頓ってなかなか理論立ててできてないでしょう。それが講演でうまく伝えてくれて,参加者からはぜひまた来て欲しいとか,遠矢先生を呼んで別の講習会を自分たちでやりたいとか」

遠矢先生は整理収納アドバイザー。妻が今年,この資格をとろうと勉強したとき,2次試験の面接官が遠矢先生でした。その縁で講師として招いたのかと思いきや,妻は「あなたが紹介してくれたでしょ」

そういえば昨年のちょうど今頃。県民交流センターで「くらしとすまいの建築展」というイベントが開催されました。このとき遠矢先生が整理収納と建築・設計というテーマで講演をしていました。私もこのときの講演を聴き,妻にその内容を教えたのがそもそものきっかけとのこと。

妻は農業関係の仕事をしています。当然,今日の参加者もほとんどが農家の方々。参加者からは「どうやって遠矢先生を見つけたの?」という問いかけを何度も受けたとのこと。確かに農業関係者には整理収納アドバイザーなんて接点が思いつきませんよねえ。

しかし,ここを結びつけるところがやっぱり肝心なところなんでしょう。私の話を聞いただけでなくそれを実行に移すのが妻らしい。「講習会は1回あたり5万5千円で来てくれるっていうから安いもんでしょう」と鼻高々。

最近はさほど聞かなくなりましたが,「異業種交流」が流行した時期がありました。普段のつきあいはどうしても同業者に偏(かたよ)りがち。そうなると仕事のアイデアも貧困になってきます。それが異業種と交わることで新たな情報,新たな人脈が期待できる。でも,いざ異業種交流に参加してみたものの,実際には話がかみ合わなくて長続きしないのが実状ではないでしょうか?

その点,夫婦だと違いますね。そもそも家庭生活は一緒。仲がよくても悪くてもお互いの話をします。また,うちのような共働きであれば,当然お互い独自の人脈や情報などを持っています。

私は様々な業界を転々としているし,高校や大学の同窓会にも年に数回参加,一人でふらりと飲みに行っては見知らぬ人と語ったり,イベントに興味をもつこともあります。また,読書も特定の分野だけでなく,なんでも手に取ります。そういうことで,よくいえば「何でもあり(オールマイティ,ゼネラリスト)」,悪く言えば「専門性(得意分野)がない」。

妻と私は話がかみ合わないことも多く,仕事の接点がまったくないようですが,意外なところで結びつくこともあるようです。

この情報化社会。「いいね」に代表されるように評判に価値を置くようになりました。人の価値を高める最善の方法は,人脈の紹介と必要な情報の提供です。決してお金やモノではないことを教えてくれます。

ステージを写し続カメラマン彼も何かを奏でておりぬ(俵万智)

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