集中豪雨的ラグビーワールドカップ日本対スコットランドの再放送
今日は午前中,天文館の献血ルームで成分献血を行いました。たまたま献血用のシートでテレビを見るとラグビーワールドカップ日本対スコットランドの試合の再放送。昨日は生中継を見ていたのですが,結果を分かっていてもつい見てしまします。
腕に針を刺しにきた保健師さんも一緒にテレビを見ながら,「昨日の試合はすごかったですね」「堀口選手のドレッドヘアはスクラムを組むときに相手が嫌がるんですって。あの髪は奥さんが編んでるんですよ」とどこで仕入れたのか豆知識を教えてくれました。
そういいながらも「ラグビーって何人でプレーしてるんですか?」と初歩的な質問も。にわかファンでも大歓迎。ちゃんと「15人」と教えてあげました。ラグビーの基本的なルールは知らなくても,プレーを見ればその迫力が伝わってきます。私の肩をたたいたりしてやけに馴れ馴れしい,年増(としま)の保健師さんでしたが親しみがもてました。
自宅に帰ると妻がテレビを見ていました。お昼のワイドショーは昨夜のラグビーの話題ばかり。すごいですね。日本全体がラグビーファンになったように錯覚してしまいます。それだけテレビ業界にとっては視聴率が稼げるコンテンツなんでしょう。
それにしても昨日今日のテレビ欄を見て驚きました。昨日は午後7時から10時までKYT(日本テレビ系列)で日本対スコットランドの生中継(これを私は見ていました)。午後10時から12時まではNHKーBSで再放送。さらに深夜0時40分からNHK総合でも再々放送。今日も午前10時からNHKーBSで再々々放送(今日はこれを献血ルームで見ていました)。午後3時からはBS日テレで再々々々放送。そして午後5時からNHKーBSで再々々々々放送。
おそろしいぐらいの集中・連続再放送。なんと当日2回,翌日3回も再放送があるとは。
数年前,何気なく民放のバラエティ番組をみていると,NHKの朝の連ドラファンを追ったドキュメンタリーが紹介されていました。午前8時の放送だけでなく,午後12時45分の再放送,午後10時の衛星放送の再放送まで1日3回見ているとか。しかも週末も1週間分まとめて見るのだから半端ない。ここまで来るとほかにやることがないのか,とか,依存症ではないのかと思えてきて気持ち悪いですが。
それはともかく,今回の日本対スコットランドの試合は,何回も勝利の歓喜に浸りたい人が繰り返し見ているんだろうなと想像しました。観客席で「一生残る 一瞬の思い出」というタオルマフラーを掲げているおじさんがいましたが,いいコピーですね。この思い出,感激を何度もかみしめているんでしょう。
日本代表は気分を切り替えて,次の南アフリカ戦に向けてがんばってほしい。次の試合は20日午後7時15分キックオフ。この日は午後1時から白波スタジアムで鹿児島ユナイテッド対レノファ山口の試合があります。私はもちろんスタジアムのメインスタンドで観戦します。よかった。時間が重ならなくて。これなら家に帰ってゆっくりしてからテレビを見ることができます。
朝鳥の来ればうれしき日和(ひより)かな(正岡子規)
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