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2019年10月 6日 (日)

「野菜にもこぼれ種があるって初めて聞いた」 私は狙っていました

今日の夕方は市民農園に行きました。

かぼちゃがまだ残っていて花を咲かせています。白くて直径10センチぐらいの実が5個ほどついていました。ずいぶん時期が遅れていますが,来週大きくなっていくのか楽しみです。何しろ苗を2本上ながら収穫できたのは3個だけ。うち1個は直径が15センチ程度しかないミニカボチャ。大きく育つことを期待します。

かぼちゃのことを妻に伝えると「土に付いたままだと腐れるよ」と嫌な顔をしていましたが,私の畑は基本的にクローバーが生えているし,春には麦わらを敷き詰めていているので土が露出しているところはありません。妻に大丈夫だと答えておきました。

新しい発見がありました。2週間前に種をまいていた大根が1つ,ロゼッタ状態になっているのを見つけました。嬉しい。20個ぐらい播いて1個だけというのも確率が悪いということも言えますが,たった1個でも収穫できそうと期待が高まるのもまたうれしいのです。

そしてチンゲンサイ。店先で売られているチンゲンサイの苗ぐらいに育っていました。今年は種をまいていません。実はこれ昨年のこぼれ種です。昨年はチンゲンサイの種をまいてたくさん収穫できたのですが,たくさん育ったうちの数本は収穫せずにそのまま花を咲かせました。市役所から「雑草が生えていますので畑をきれいにしてください」という苦情が来たのでやむなく刈り取ったのですが,先に咲いた花が実をつけて畑に飛び散っていたようです。これもまたうれしい。たった1つだけですが,昨年のこぼれ種だと分かっているから望外の喜びです。

妻が「野菜にもこぼれ種があるって初めて聞いた」と妙に感心していました。

市民農園を管理する市役所の職員をはじめ,周囲の借主からは雑草が茂っている畑としか見えない自然農法ですが,土が露出しないように配慮しているからかぼちゃが収穫できるし,薹(とう)がたっても放置して花が咲き,実がなるまで我慢するから新たに野菜の種を買わなくても翌年に収穫できる。

それじゃあ土地生産性が低いだろうって? 確かにそのとおりです。でも費用対効果から考えるとどうでしょう。肥料を買わない。種や苗も少ししか買わない。畑に行くのも週に1回。水を撒いたこともない。草刈りは畑の周囲だけだから作業時間も1回あたり30分以内。野菜はできた分だけ食べて十分。我が家の食卓に彩りを添えてくれます。野菜以外でも,春に収穫した麦はまだたくさん残っていて,いつもご飯にまぜて食べてます。

それにひとつ私は言いたい。周りのひとはたくさん野菜の苗を植えて収穫していますが,そんなにたくさんひとつの種類ばかり作って食べきれるんでしょうか。近所の人にお裾分けするのが目的なんでしょうね。でも私は自家消費分だけつくります。それが目的なんだから。私は農家じゃないんだから市民農園で土地生産性をあげる必要性を感じません。だから,私と市役所の職員とは会話がかみ合いのも当然。ただ,市役所のメンツをつぶしてもいいことはないので,苦情がくればメンツをたてるために草刈りをして「私はあなたに従順です」とアピールするだけです。

帰り道,山の端に沈む夕日が,とっても赤く,そしてとっても大きく見えました。明日も晴れていい日になりそうです。

しずかなるみのりとなりし早稲(わせ)ありて水路の水の光る夕暮れ(板宮清治)

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