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2019年9月10日 (火)

また電話が来ました「畑に雑草が生えています。きれいにしてください」

これまでも何度もブログに書いてきたとおり,市民農園で借りている私の畑は地表が見えません。しかし,隣の畑との境界は50センチ幅は草が生えると根絶やしにしています。これでもずいぶん気を遣っているつもりです。となりの雑草が自分の畑に入ってきたら嫌ですよね。だから「50センチ」も緩衝帯をもうけて土だけの状態にしています。

ところが,鹿児島市役所から「畑に雑草が生えています。きれいにしてください」との電話がかかってきました。ゴールデンウィーク以来2回目です。

ゴールデンウィークの時はクローバーと麦が繁っていました。ちょうど収穫時期だったので,電話があった次の週末に麦を刈り取り,薹(とう)がたっていたブロッコリーや芽キャベツ,チンゲンサイを根から引き抜いて釜で細かく裁断し,畑にばらまきました。ちなみにそれ以外の植物は刈ったり,根を引き抜いたりしていません。いわゆる「雑草」は刈り取っていません。だって私の畑には「雑草」なんてないんだもん!

それから数ヶ月は苦情の電話はかかってきませんでした。

そして今日。確かに畑の1割程度にはツユクサが,畑の隅にはまばらにメヒシバが目立つようになっていました。でも,雑草らしい雑草はそれだけ。残りの部分にはクローバーと地面を這い回るカボチャとキュウリ。ところどころにクローバーが枯れて地面に敷いた麦わらが露わになっているところが目立ちますが,その程度です。もちろん,境界は50センチは草取りをこまめにしているので土しか見えません。

心当たりがあったので,鹿児島市の担当者の声に「はい,はい,ありがとうございます」と否定することなく素直に聞いて電話を切りました。次の週末はちゃんと草刈りしますよ。

この担当者にとっては野菜以外の植物はすべて「雑草」なんでしょうね。緑肥として植えているクローバーも穀物としてメジャーな麦も「雑草」とは信じがたいですが,そうでないと辻褄(つじつま)があいませんからね。

それにしても私は一度この担当者に聞いてみたい。「あなたのいう雑草ってどれですか?」と。まさか「土以外は雑草です。知らなかったんですか」なんて言いませんよね。でも,言われそうで怖い。

<pルナアルの「博物誌」一冊あてがはれ置き去れたるわれとこがらし(石川不二子)

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