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2019年8月

2019年8月30日 (金)

お腹をこわしたときの私の対処法 ムツゴロウの絶食 

今週はずっとお腹がしくしくと痛みます。火曜日から水のような下痢が続いていて,体に力が入りません。

そういう訳では昨日はお昼は絶食。お昼休みは何も口にせずに職場のイスに腰掛けたまま一眠りしました。夜はドライカレーをご飯一膳分だけ。今日の朝はいつもようにごはんとみそ汁にヨーグルト。仕事もお休み。外は大雨。ゆっくり自宅静養と決めました。

下痢になることが年に何度かあります。そういうときは私は絶食します。そもそも食べていなければ出すモノもない,という考え方です。長いときは丸一日,水分しか口にしないこともありました。これでほとんどは解決します。(でも実際には便の半分以上は,食べ物の残りかすではなくて「腸内細菌」だとの説があるそうですね。そうなると???ですけど)

なぜ絶食するようになったか? 私が子どもの頃,畑正憲(ムツゴロウ)の動物王国のことが子ども向け雑誌にマンガで掲載されていました。漫画家は川崎のぼる,雑誌は「コロコロコミック」だったと思うのですが,記憶が定かではありません。そのマンガのなかで「誰もが下痢を経験する。こんなときは家族が美味しそうに夕食を食べているのを眺めながら,ぐっと食べるのを我慢すると翌日は治っている」というエピソードが描かれていました。

当時私の家には「ビオフェルミンs」が常備薬としてあり,お腹の調子が悪いときはいつもこの錠剤を親から飲まされていました。でも,このマンガを読んでからは文字どおり,絶食を実践するようになりました。

すると効果がてきめん。錠剤とは比較にならないほど回復が早くなりました。以来,基本的には下痢の対処法イコール絶食です。

いろいろな情報を見ると「絶食は体の栄養不足を招くので好ましくない」とありますが,私は40台。普段はきちんと食事をとっていますので,一,二食抜いたぐらいで倒れるわけじゃないしと思ってまともに受け止めていません。「好ましくない」がどの程度か分かりませんが,三日も四日も絶食するような過激なことをするほど意思は強くありませんし,もし何らかの病気であれば,「これはおかしい,いつもと違う」と自分で気づくはずです。

大事なことは自分の体調,自分の食欲を自分で認識することです。絶食して気分的に爽快になれば,それは自分の体に必要だからだと思います。そして食欲が回復すれば体が欲しがるものを欲しがる分だけ摂取する,これもまた自分で判断することです。

自分の体のことを素直に受け止めず,「誰々がこう言っているから」とか「何々にこう書いてあるから」とか「これこれというテレビ番組で紹介されていたから」というだけで,自分の本能に反することを過剰に実践することがよほど危険だと思います。

糖質制限ダイエットも今は聞かなくなりましたね。人間の体は変わらないのに,健康法やダイエット法がころころ変わるのは,それだけ健康法やダイエット法が間違っている(効果がほとんどない)という証明です。なぜそれに気づかないのでしょうか?

なくてもいいものにこだわる週末を探してやまぬホースラディッシュ(俵万智)