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2019年7月20日 (土)

せっかくの料理もタバコの煙で台なしに タバコと味覚の関係

昨夜は久しぶりになじみの小料理屋へ。

午後6時半頃にお店の前に立ったのですが、看板の灯は点いていないのに店内から灯が漏れています。いつもはこの時間だと真っ暗なのに奇妙だなと入り口の戸を少し開けてみました。

「どうぞいらっしゃい」とおばちゃんの声がするので思い切って中に入ってみました。カウンターには見知らぬ年寄りが一人、料理をつまみながら泉ピン子主演のテレビドラマを見ていました。

この店は数人の常連客しかこない店。私はここに20年通っていますが、初めて見る男性客でした。しかしおばちゃんと男性客はほとんど会話はないものの、おばちゃんは何も言われなくても料理や日本酒を提供していて、勝手を知っているようでした。

私はカウンター席の男性客から一つ間を開けて座り、焼酎の水割りをお願いしました。いつもはカウンター席のお客とは挨拶をして話をするのですが、どうも話しにくい。おばちゃんが私とこの男性客に話しかけても、男性客はうなるだけで言葉を発しません。こういうのって居心地が悪いですね。

お通しがだされました。インゲンのゴマ和え、梅の砂糖煮、カニカマ、ヘチマと豚肉のゆず味噌煮、焼きなすが並んでいます。箸をつけようとすると男性客がタバコをふかし始めました。

男性客のテーブルを見ると、まだお通しの半分にも手をつけていません。どうやらタバコを吸いながら食事をする習慣のようでした。しかしタバコの煙があれば料理どころではありません。わたしはタバコの煙が大の苦手。息をとめて料理をつまみ、焼酎を飲みました。

大学生の頃、私の友人がタバコの話をしていたことを思い出します。その友人が定食を食べていたとき、隣からタバコの煙が漂ってきた。その煙がきたときに食べてる料理の味が消えたと。

周囲の食事客がこうなのに、食べながらタバコを吸うなんて! とタバコを吸わない私は許せません。おそらく片時もタバコを手放せないヘビースモーカーなんでしょうね。食後の一服がおいしいというタバコ党の考えを私は否定はしませんし、それはそれでひとつのたしなみなのかもと思います。しかし、食べながらタバコを吸うことは全然別です。そんなことして料理の味がわかるはずがないだろうって言いたくなります。

最初の一本はまだ我慢しましたが、2本目に火をつけたときには我慢ならず、黙って店を出ました。結局30分も滞在せず。こういう日はとても不愉快な気分になります。お代は1500円。捨て銭とはこういうことを言うんでしょうね。

実はこの日の夜は、鹿児島中央駅前の東急REIホテルのバーでジャズを聴きながら飲み比べセット(1306円)を飲もうかと思っていました。しかし時間が中途半端だったのでおばちゃんの小料理屋とどちらにしようか迷っていました。どうやらハズレをひいてしまったようです。たまにはこんな日もあるよね。

沈黙のわれに見よとぞ百房(ひゃくふさ)の黒き葡萄に雨ふりそそぐ (斎藤茂吉)

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