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2019年7月

2019年7月28日 (日)

1ヶ月ぶりにベストメンバーがそろったのに ユナイテッド完敗

今日は鹿児島ユナイテッドFCはVファーレン長崎と対戦。前回の対戦では0-0の引き分け。先週の雨でユナイテッドは十分に休養がとれたはず。

会場に到着して座席を確保してからユナイテッドのユニフォームTシャツを購入。そのまま着てチリドッグと生ビールで試合前の腹ごしらえ。ビールを飲み干した後の空いたカップに島美人の振る舞い酒を満タンにして試合開始を待ちます。

それにしてもVファーレン長崎の応援はすごい。人数も1000人を越えていましたが、もっとすごいのは声援。声が大きすぎて鹿児島ユナイテッドサポーターの声援はほとんど聞きとれません。さすが順位が9位だと熱いぜ。降格圏のユナイテッドとは違います。

ユナイテッドは久しぶりに牛ノ浜、藤澤、ニウドがスタメンに戻ってきました。期待できるぞと思ったのもつかの間、試合は完全にVファーレンペースでした。

ユナイテッドは自陣で相手選手にパス。そのままセンタリングを上げられてヘディングシュートで失点。前半終了間際には中盤でボールを奪われてカウンター。GKアンジュンスがはじいたボールを押し込まれて2点目を奪われます。Vファーレンの選手のゴール前のツメが早い。ユナイテッドは戻りが遅すぎる。

そして後半開始から20分は完全にVファーレンがボールを支配。何しろ高い位置からボールを奪いに来るのにユナイテッドの選手は突っ立ったままパスを受けようとしているのだから奪われて当然。ここまで一方的だと応援するのが嫌になってきます。

残り20分はユナイテッドペースになり、ボールをキープしたときも、Vファーレンのディフェンスは8人がゴール前に4-4のラインをそろえて完全にスペースを消してブロック。後半終了間際にPKで1点返したものの反撃はここまで。点差こそ1点でしたが内容は完敗でした。

試合終了直後、私の前の席に陣取っていた中学生4人は「レベルが違う。選手層の厚さが違うからね」と一人前に批評家のような捨てゼリフを吐いて帰って行きました。これでユナイテッドは5連敗。悔しいなんてもんじゃないよ。中学生にまでなめられて。

今日のユナイテッドはパスミスが多すぎる。また、中盤でパスを受ける方も動かずに立ったままもらおうとするからボールを奪われる。アタッカー陣がサイドをドリブルで前進してもフォローがいないから孤立してボールを奪われる。

ゴール前の攻撃も悲劇的でした。度々ゴール前にあがるクロスに選手らはかすりもしない。ゴール前のワン・ツーもワンの縦パスを出した選手が走り出さないから、パスの受け手(ポスト)がツーのパスを出さずにそのまま振り返ってシュートするとディフェンスも予測できるので対応できている。ああ、これじゃあゴールは遠いはず。

試合前日のこのブログで「攻守のメリハリをつけ、中盤でボールを奪い、インサイドハーフ突撃で決まり」と書きましたが、これを実践したのは相手チーム、Vファーレンの方でした。ユナイテッドディフェンスは足が遅くてスルーパスが出ると追いつけない! 見ていてこちらが恥ずかしくなります。 

韓が牛ノ浜とのワンツーからキーパー越えの浮かしたシュートを放ったり、平川のミドルシュートがクロスバーを直撃したり、枝本が相手DF3人の隙間からシュートしたりと惜しい場面も見られました。でも枠内にボールがいかないと勝てません。

次は31日水曜日。徳島ヴォルティスが相手です。前回は4-3の激しい打ち合いを制しました。次の試合こそはボランチや両サイドバックからガンガンミドルシュートを打ち、FWとMFのアタッカー陣は高速ワンツーでどんどんシュートを放つ。ディフェンスは相手にボールを奪われたときにはまずは相手のドリブルを封じてスピードを止め、素早く4バックのラインを敷く。質が悪いなら量でカバーするしなかないだろう。「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」でいいからとにかく勝て!

待つことの始まり示す色をして今日も直立不動のポスト(俵万智)