ヴェルディよ あの華麗なパス回しはどこに消えたのか
鹿児島ユナイテッド対東京ヴェルディの試合が午後1時キックオフ。そのため、朝のうちに市民農園で畑の様子を見ておきました。籾をまいて1ヶ月経過するも発芽なし。こちらの方はもうだめだなこりゃ。
ところで今日の対戦相手。Jリーグ創設期にカズ、ラモス、北沢などスター選手を集めていたヴェルディ。J1では久しくその名前を見ません。そもそも「東京」の名前がとてもヴェルディらしい。他のJリーグのチームはホームタウンの都市名をつけているのに、都道府県名をつけているのはこのチームだけでは? よみうりランドのある「稲城」じゃダメなんでしょうか? 20年前はJリーグの理念が違うということで読売とチェアマンと対立していましたが、ここまで尾を引いているんですね。歴史を感じます。いまでは「川崎」といえば「フロンターレ」ですからねえ。
いつものように島美人の振る舞い酒をいただいて観客席へ。試合開始早々、ヴェルディのキーパーがはじいたボールを詰めていた韓がシュート。これが決まってあっけなくユナイテッドが先制。場内の再生映像では韓の位置はオフサイド。しかし、審判の判定はゴールで変わらず。前半40分に左サイドから牛ノ浜がペナルティエリア内でヴェルディのDFを個人技で抜き去ってゴール。さらにその2分後、砂森の左からのクロスに韓が右足のアウトサイドで合わせてゴール。終わってみれば3-1。ユナイテッドの圧勝でした。
ボールの保持率はヴェルディが上。しかし、ヴェルディはDFとMFでボールを回すだけで、ゴール前でのクロスやワン・ツーがほとんどない。両サイドではヒールパスでつなぐ場面があり、かつて観衆を魅了した華麗なパス回しの片鱗の一部をちょこっと見せたぐらい。はっきり言って、ヴェルディの攻撃は全然怖さを感じませんでした。だって、ほとんどシュートがないんだもん。
一方、ユナイテッドは攻撃がすばらしい。両サイドいっぱいに展開することもありますが、中央とハーフサイドにおいてショートパスを縦横めまぐるしく回すのでヴェルディのディフェンスは完全についてこれない。ユナイテッドのミスが半分に減ればさらに3点差以上ついていたでしょう。
ユナイテッドは連敗つづきですが、負け試合でも内容は互角かユナイテッドが上。なにしろシュート本数が圧倒的。韓、牛ノ浜、五領の攻撃は破壊力抜群。今後も期待できそうです。
一方DFは、堤がベンチでなんと赤尾がセンターバック。心配でしたが無難にこなしていました。ヴェルディの攻撃がしょぼかったのもありますが、ボランチの中原、八反田が完全に相手のスペースを消していました。ユナイテッドはポジションチェンジが頻繁にありますが、ディフェンスラインはどの選手もきっちりできていました。これが勝因かも。
ところで、ハーフタイムに焼酎のおかわりに行くと、島美人のお姉さんが私が「黒」をお願いしていたことを覚えていてくれて、もう一杯注いでくれました。試合展開について話をした後に、はにかむように「もう体調は大丈夫なんですか?」。私が脱水症状で倒れて以来2ヶ月間、焼酎を水筒に入れるようにお願いしなかったので気になったんでしょうね。
そして観戦席。私の両隣のおじさんもゴールラッシュに大興奮。はじめて見知らぬサポーターとハイタッチをしました。ユナイテッドの勝利と島美人の笑顔。いい一日でした。
まちちゃんと我を呼ぶとき青年のその一瞬のためらいが好き(俵万智)
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