私の隠れファンがこんなところにいたとは・・・あるいは怖い物見たさ?
今夜は新しい職場の歓迎会。今度の職場は半数が女性。これまで営業の男ばかりの職場が多かったので新鮮です。
酔いが進み、場がくだけてきたころ、隣に座った20代の男性社員が話しかけてきました。
「先輩がハットを被っていると聞いていたんで、先日、ロッカーで着替えるところをじっと見ていたんですよ。でも、ハットではなくて黒のキャップだったでしょ。もうがっかり。その後はテンションが下がっていつもの半分ぐらいしか仕事の能率が上がりませんでしたよ」
「それは悪かったな。最近は太陽の光がまぶしいもんだからつばが深いキャップをかぶってるんだよ。5種類帽子をもっているんだけど、キャップはほかに黒字に赤い星の北朝鮮スタイルがあるし、ハットは麦わら帽子みたいなスナフキンタイプとパナマ帽がある。冬の寒い日は毛糸の中折れ帽をかぶっているんだけどね」
「スナフキンはかぶってこないんですか?」「それだけはやめてくれと家族から止められているんだ。本当は他にも帽子がもっとたくさんあったんだけど家族に捨てられてしまってね。・・・」
前の職場でも、私の人となりは知らなくても、「帽子を被って出勤するあの人」でみんな理解していたとか。この職場にも私の名前は知らずとも姿格好を知っている人はいたようです。我ながら凄い奴だと自分を褒(ほ)めたい。
それはともかく、若い女性達に囲まれると嬉しいですね。こんなしょうもない会話でも雰囲気に合わせて笑ってくれます。本当に気分が華やぎます。笑いながらもじっと私をみつめてくれる彼女たちのことを思うと、少しでも力になりたいと感じました。
ただ、私の場合、実際に職場で彼女たちに仕事を教えたり話しかけたりすると、セクハラやストーカーに思われるのがオチかもしれませんが・・・
疑わずトラック駆けてくる一人すでにテープのないゴールまで(俵万智)
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